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魔法の授業

 今日は昨日と同じように午前中に授業を受けた後、学院長室でイヴと話をする事になっている。

 今は午前最後の授業中だが、ウサギは昨日送還と召還で自由に呼び出したり出来るようになったのを見つけて、今は帰ってもらっている。


「えー、では魔法の実習を始めるので、ペアを作って下さい」


 学院の校庭で行う簡単な魔法を使った授業で、教師の手本のようにして記録をとれば良いらしい。もちろん私はナコとペアを組んだ。


「ナコ、力を抜いてやってみるんだ」


 私が手本通りにやって見せると、ナコも真似をして魔法を発動する。


「……でき、た?」


 ぎこちなく不安定だが、確かにできている。変身した時には遠く及ばないが、確かに魔力を扱えている。


「やったな」


「うん、わたし魔法使いになれた!」


「良かったな、ナコ」


「いつかホウキで空を飛んだりできるかな?」


「ホウキを使わなくても飛べるぞ」


 ホウキはどこから出て来たのだろうか。


「本当?」


「今度見せてやるさ」


 いつかナコと二人、空の散歩をするか。


「はい、皆さん良くできているようですね」


 手を叩いて教師が注目を集めた。


「次はこの魔法を……」


 こんな風にその後も授業は続き、ナコは楽しそうに魔法を練習していた。本当に超能力ではなく魔法を使いたかったんだな。

 他の生徒もナコが頑張っている姿を見て負けずにやる気を出していた。



 授業が終わり昼休みに入り、昼食は学院の食堂で他の生徒と話をしながら食べた。

 この料理は城で食べたものとは違うが、美味い。人間の評価は料理によって急上昇している。

 昼食が終わり、学院長室へ向かう途中にナコが料理をしたいと言い出した。


「シャロン、今度一緒に料理しようよ」


「料理……私にもできるだろうか?」


「え、シャロンって料理したこと無いの?」


 うむ、あるはずがないな。食べ物を食べたことすらなかった。


「わたしも無い……」


「そうなのか?」


「じゃあ今度一緒に料理の練習しようよ」


「そうだな、美味いものを作ろう」


「シャロンって何でも出来るんだと思ってた」


 そんなことは全く無いんだが、どうしてそう思われていたのだろうか。

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