第一章 上の足音
「過去の自分はどうだっただろうか」と無数な廊下の金属の壁に向かって囁く。
「お願い、誰か助けて……」と言いたい。その気持ちは面白いだ。馴染みのある場所でも、安全な場所でもない。しかし他人を見つけたい、誰でもいい。
でも……、
もしもこの見つける「誰」は連続殺人犯だか。
「ったく……」
苛立ち。高まる恐怖を隠すための哀れな試み……。
とにかく、まるですでに狂っているようだ。
ため息をつき、落ち着こうとする…………。
「よし……」このツアーを続けていく……。
どれくらい時間が経ったか……、15分以上は立ってはずだ。
「この工場みたいなクソ所は迷路なのか⁉︎」
唯一の考えはこの場所を歩き回っていることの疲れ。もちろん、殺人犯に遭遇したくない。でも今すぐ誰かを見つけられたら本当に素晴らしいだろう。
ああ!自分の考えが理解できない……。
階段や床やもっと階段やもっと床。場所は無限に広がっているようだ……!
「ちぇっ、これは罰か」と囁いている。
「僕は何か邪悪な獣か、何かひどい罪を犯したのか」と思ている。正直に言えば、それは理にかなっている。
ドタドタ
「え?」
足音が聞こえる。
「僕の……上?」と囁く。ああ、足音は上から聞こえてくる。
「さあ、たぬき、何事じゃ⁉︎隠さず教えてくりゃれ!」幼女の声が言った。
「知らねえよ、耳元でうるさくしないでくれ!」若い男性の声が言った。
危険な人に遭遇する怖かったが、でも一人で歩くのは本当に面倒だった。
「おっ…おい!聞こえるか⁉︎」と叫びた…………誰も反応しなかった。「クソっ…」
ちょっと待て、大丈夫だ!足音で彼らが歩いている方向を割り出す……!イヌ科であることにはいくつかの利点がある。
「よし…」
目を閉じる、聴覚を集中している。
………………
ドタドタ。
また聞こえている……、やった、僕の現在位置を基準に……彼らが北へ向かっている。その方に見る、他の階段。
出口を見つけるという連想が僕の心拍数を速める。キツネでいるだけでは十分ではない、常にワクワクしていなければならない……!
階段に向かって走る。
「おーい!誰か!」階段に向かって走りながら叫ぶ。彼らは聞こえていく、聞かなければならない!
階段を上る、ドアを見つける。隙間から発せられ光から判断すると、おそらく朝だろう。それはいいことだ、夜に知らない場所を歩く必要はない。
そして……
ギィの音が聞こえる、ドアを開けている。太ったタヌキとツインテールの金髪の女の子に会う。
「ほう、キツネじゃ。ここは、よく来んのかい?」無邪気に微笑んだ。




