2 風邪
最近忙しいので、週1投稿から不定期投稿に変えます。勝手にごめんなさい
アラームを止めて、ベットから起き上がる。今日から7月だ。
いつも通りの準備をして、家を出る。その瞬間、大粒の雨が目の前に降ってきた。
今日は早起きできたから、蓮はまだいない。レインコートに水が滴って、そのままサドルに落ちる。袖で軽くふき、自転車を押しながら道に出た。
「蓮ー」
インターホンを押し、蓮が出てくるのを待った。けれど、いつまでたっても出てこない。仕方なく庭に行き、いつもの梯子を上った。ここには梯子がついていて、蓮の部屋の窓まで繋がっている。
「大丈夫ー?」
窓から部屋を覗く。中には誰もいなかった。さわると、鍵が開いていることに気づいた。
ほぼ無理矢理部屋に入り、リビングに向かう。
階段を降り、通路を曲がった先にある扉を明け、足を踏み入れる。
そこには、床に寝転がって寝ている蓮がいた。
「どんなとこで寝てるのさ」
持ち上げようとしたけど、びくともしない。思っているより重かった。どうしようか考えていると、横でなにかが動いた。見てみると、こっちをみている蓮がいた。
「起きた?」
「うん」
「じゃあ学校行こ。」
「、、、うん」
いつもより元気がない気がする。
「なに しんどい?」
「そ、そんなことない」
あっしんどいのか。誤魔化すってことは、そういうことだ。
蓮は昔から、自分に都合の悪いことは誤魔化す癖がある。今日は昨日頑張ってやった宿題を、先生に見せたかったんだろう。
「じゃあベット行こうねー」
「いや、大丈夫だから」
「そう言って。顔真っ赤じゃん」
「う、、、」
蓮はなにか考えたあと、立ち上がって自分の部屋に行った。私はキッチンからカップラーメンと薬だけを持って後ろを着いていった。
「普通病人にカップラーメン渡す?」
「だってお粥とか作り方わかんないし。」
文句言うぐらいなら自分で作ればいいのに。
「てか早く学校行ったら?連絡してくれたら時間止めれるし。」
「いやいいよ。めんどくさい」
「成績下がるよ?」
「記憶消せばいいし」
「そこまでする?」
「そりゃあ」
蓮は薬を飲んで、ベットに横になった。
「、、、眠い」
気がつくと、私も目を閉じていた。
「、、、」
目を開けて、雨が窓を打つ音が聞こえる。蓮はまだ寝ているようだ。
近づいて、顔に手をあてる。さっきよりは熱くないけど、まだ微熱があるようだ。
立ち上がろうとすると、体制を崩してベットに向かって倒れてしまった。
その瞬間、蓮が目を開ける。
「、、、?」
「やべ、起きちゃった。」
今は一番起きてほしくなかった。
ただ、体制を、崩しただけなのに、
「、、、っ//!?」
蓮に覆い被さるように倒れてしまったから。




