表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/10

3. 彼女の叔母の励まし

夜会の翌日

あらまあ、なんだか憔悴されているみたいですけど、どうかなさいまして?

え、タウンハウスに行ったらもうあの娘は出発していた?

あの娘らしいといえばあの娘らしいですわね

見かけによらず直情型ですからね

きっと『あんなところで告白しちゃって恥ずかしい、もう王都なんかいられない』とでも思って行っちゃったのね


そんなふうに項垂れていらっしゃるという事は、あなたもあの娘の事お好きだったんでしょう?

好きなら好きと伝えていれば、あの娘があんな風に告白して逃げ帰る事もなかったでしょうに


それでこれからどうなさるのかしら?

このままここで項垂れていても、話しは先に進みませんよ

追いつけなくても追いかけていけばよろしいじゃありませんか

あの娘と正面から向き合って

ちゃんとご自分の言葉で伝えてあげてくださいな


全く…お小さい頃は素直でお可愛らしかったのに、いつからか本音を隠されるようになりましたよね

でもいつまでも本音を隠していれば、欲しいものは手に入りませんよ

ここでグズグズしていたら、あの娘の気持ちが変わってしまうかもしれません

さぁお支度を


可愛い姪っ子ですからね

あの娘には幸せになって欲しいと心から思っておりますの

もちろんあなたにも幸せになっていただきたいと思っております


だけど…泣かせたらどうなるかは、わかっていらっしゃいますよね?




彼女の母の妹

彼の母親付きの侍女

夫は近衛騎士

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ