表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

放射性物質

作者: 宮 虎吾朗

  放射性物質


線路は続くためにあるのか?


そんな疑問はタンスの奥の方に

しまっとけば良い。


そんなことよりも、今まさに

じーじとばーばの

高速トランプにより

カードが発火しようとしているのだ。

  

それを横目に見ながら

眼鏡の縁で

味噌汁に味噌を溶かしながら

トイレ掃除のタイミングを伺う

男の子と女の子がいる。

 

それが終われば

チョコレートをほお張る文鳥の

足に紐を縛りつけて

自由に飛び回らせる計画だ。


なにやら泡を

下から覗き込むような顔で

テーブルの上を

雑巾で拭きながら

使っている筋肉を

意識するとは

どういうことか!!


筆箱の一番硬い部分で

豆腐の角を

優しく撫でるように

思いっ切り叩いて

それが豆乳になるかどうか

確認する。


うんちとカレーを

見間違えするような奴とは

今後一切の

縁を切るつもりだ!!


車の下に

誰も居ないことを

確認できたら鍵を回して

ガソリンが

入っていようがいまいが

アクセルを思い切り

踏み込め!


例えブレーキの間に

空き缶が挟まっていても

思いっ切り踏め!

多分止まる!


コーヒーを

泡立て器で思いっ切り

本当に思いっ切りかき回して

コーヒーホイップを作り

それを風呂の排水口に

流し込んだら


小鳥の飛んだ

その軌跡をたどって

スズメバチの巣を

探り当てろ!


トンネルを抜けたら

外は雪だろうとは思うが

構わず前進あるのみ! 


冬のコートを

3枚も重ね着すれば

またたく間に10Kgぐらいなら

楽にダイエットできるだろう。


空き缶の切れ端で

自分の贅肉を削ぐのも

良いだろう!


「それぐらいできる!」

という奴の顔には

ジャムとバターを

タップリと塗りたくって

舐め回してやることを

約束する。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ