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Case 93「カロルの幼なじみ」

「ううっ… うっ… うっ…」

「カロル?」

(カロルの体操着のズボンが股間を起点にどんどん濡れて行く)


魔法専門学校生活が始まってから1カ月以上が過ぎ、他のクラスとの合同授業も行われるようになった。

そんなある日のこと。3組との魔法体育の合同授業中に、カロルがおもらしをしてしまった。


「先生。カロルが…」

(嗚咽するカロル)

「分かった。じゃあ赤砂君、ニュームーン君を保健室へ連れて行ってくれるかな?」

「分かりました。」


カロルを保健室へ連れて行くボク。思えばおもらしをしてしまったカロルを保健室に連れて行くのは、今回が初めてだ。


(保健室のドアをノックする未青)

エクシパ「はーい。」

(保健室のドアを開ける未青)

未青「ボクです。さっきカロルがおもらししちゃって…」

エクシパ「あらら。着替え用意するから待ってて。」


ジャローメノ先生に用意してくれたパンツ・体操着・靴下に履き替えるカロル。そんなカロルは着替えが終わった後も、保健室で泣き続けているカロル。ボクはカロルの側に居続けることにした。


「ボクも一緒にいるからね。」

「(涙声で)ありがとう… 未青くん…」


時間は流れ休み時間になった。ボクは引き続きカロルと一緒にいる。

すると…

(保健室のドアをノックする音)


保健室のドアをノックする音がした。

エクシパ「はい。」

少女「失礼しまーす… あーやっぱりカロルくんだったんだー。(苦笑)」

入ってきたのは、白い虎の耳が生えたオレンジ色の髪の毛の女の子だった。カロルを君付けで呼んでいることから、カロルのことを知っている人であるのは分かる。だが、白い虎の耳が生えたオレンジ色の髪の毛の女の子を、ボクは3組の教室で見かけた覚えはない。


「カロルくん、大丈夫?」

(無言で頷くカロル)

「あの… あなたは…?」

「私?私はリスフィー・ヅイア。2組なんだ。あなたは?」

「ボクは転生者の赤砂未青。4組で、カロルとは友達なんです。カロルのこと知ってるんですか?」

「うん!だって私とカロル、幼なじみだから!」

「そ、そうなんですか!?」


リスフィー・ヅイアさん。彼女はなんとカロルの幼なじみだったのだ。


「リスフィーちゃん…」

「さっきの授業中に、カロルの右にいる男子にカロルが連れられて行くのが教室の窓から見えて、もしかしたらと思って来てみたらやっぱりだった(笑)」

「えへへ… だって…」

「そうだよ~(苦笑)だってカロルくんが初めて学校でおもらししちゃった時、私思ったよ。『やっぱりか~』とか『ついにか~』って。」

「えへへ…」


カロルは恥ずかしがっている感じだったが、笑顔が戻りつつある。


未青「ねえヅイアさん。」

リスフィー「赤砂君?」

未青「カロルとヅイアさんは、いつ出会ったんですか?私学校?」

リスフィー「いえ。カロルくんが引っ越してきた時に隣の家に住んでて、その時に出会いました。」

未青「そうだったんですか。それって何歳の頃ですか?」

リスフィー「4歳の頃ですね…」

未青「じゃあかれこれ長い付き合いなんですか…」

リスフィー「そうですよ。カロルくんのおもらしも何度見てきたことか…(苦笑)」

未青「そうですよね。(苦笑)」

カロル「ちょっと何言ってるの2人とも…」

未青「えへへ… ボクもよくおもらししちゃうんですがね…」

リスフィー「そうなんですか?(笑)」

未青「はい… この学校の授業中にしちゃったことも何度もありますよ…(苦笑)」

リスフィー「まだ入学して1カ月くらいなのに?」

未青「はい…」

カロル「俺なんか未青くん以上だよ。リスフィーちゃん。」

リスフィー「知ってる(笑)」


その後も話は弾んだ。話の中で、カロルは笑顔を完全に取り戻した。


エクシパ「3人ともちょっといいですか?」

未青「ジャローメノ先生?」

エクシパ「ベッドの側に防音魔法の壁があるからいいんですが、おしゃべりする時は静かにして欲しいですね…(苦笑)」

3人「す、すみません…」


それからさらにしばらくして、ボクたちは保健室を後にする。

「そうだ。」

「ヅイアさん?」

「私のこと、名前で呼んでいいですよ!」

「じゃあ… リスフィーさん。」

「うん!」

かれこれ、ヅイアさん、いやリスフィーさんとも仲良くなれたボクだった。


それから数日後の昼休み、いつもの4人での食事中。

リスフィー「あー!カロルくんいたー!」

カロル「あ!リスフィーちゃん!」

ネルル「だ、誰?」

カロル「ああ。俺の幼なじみなんだ。」

リスフィー「2組のリスフィー・ヅイアです。」

ネルル「へー。カロルこんな可愛い幼なじみいるんだー羨ましい。」

未青「ネルルだって可愛いお姉さんや、2人の転生者さんと暮らしてるじゃん!」

ネルル「そりゃそうだけどさあ。―」


幼なじみをボク以外の友達に紹介できたカロルは、なんだか嬉しそうな、楽しそうな雰囲気だった。

ー新しい設定付き登場人物ー

リスフィー・ヅイア (Lisfie=Zuia)

カロルの幼なじみである獣人・白虎族の少女。12歳。

1歳差の妹が1人いる。

カロルとは4歳の時に初めて会ってからの付き合いで、家族ぐるみで仲が良い。私学校も一緒で、魔法専門学校もカロルとともに入学した。(なおカロルや未青とクラスは別)またカロルの妹とも仲が良い。

カロル同様に癒師ではないが魔法はそこそこ使える方。

膀胱の容量や括約筋の強さは人並みでカロルよりは我慢できる方。でも時々チビってしまうことはある。

靴下はニーソ・ニーハイが好きで、膝から下を露出することはあまりない。

性格:優しくて面倒見が良く明るい性格で、活発な一面がある。積極的でグイグイ行く一面も。よほどのことがない限り泣くことはない。

得意属性:火

身長:約148cm

一人称:私

誕生日:1月6日

好きな食べ物:ローストビーフ・エビフライ

趣味:ランニング・漫画・スポーツ系のゲーム・ASMR鑑賞

特技:ブレイクダンス・サッカー

苦手なもの:尿意・ホラー映画・ピースが小さいタイプのパズル

トピックス:私学校時代に学校でおもらしをしてしまったことが数回ある。

トピックス2:寝相はとても悪い。

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