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Case 92「保健室の友達」

魔法専門学校に入学してからしばらくが経ち、ボクはスケートボード部に入部した。『ハングアウト14(フォーティーン)40(フォーティー)』の影響であることを告げるや否や、先輩方が大盛り上がりしていた。


それからさらに数日が経ったある日のこと。

(出ちゃう… 出ちゃう…! 出ちゃう…!!)

(ジュ… ジュジュ… ジュジュジュ… ジュジュジュウウウウウウウウウウウ…)

(ビチャビチャビチャビチャ…)


ボクは2時間目の龍人族語の授業中におもらしをしてしまった。学校でのおもらしはこれで何度目か、数えるのをやめたのはコトレフちゃんと友達になって間もない頃だ。


コトレフ「先生… 未青くんが…」

先生C「あらあら(苦笑)赤砂君、一人で保健室行ける?」

未青「はい…(苦笑)」


さすがにボクはもう一人で保健室に行けるようになった。また4組の他のクラスメートもボクのおもらしについてもう何も言ってこなくなった。


いつものように保健室へ行くボク。

(保健室のドアを開ける音)

エクシパ「はーい。」

未青「ボクです… やっちゃいました…」

エクシパ「あらら(苦笑)今着替えの服用意するから待ってて。」

未青「ありがとうございます。」


いつものように保健室に来た記録用の紙に名前と来た理由を書いた後、ジャローメノ先生が用意してくれた替えのパンツとズボンと靴下に履き替える。

エクシパ「気持ちが落ち着くまで、ここにいていいよ。」

未青「はい…」


やっぱりみんなもいる授業中の教室でおもらしをしてしまって時は、教室へ戻るには抵抗がある。なのでボクはエクシパ先生のお言葉に甘えて、しばらく保健室にいることにした。


時間が経ち、3時間目が始まってしばらくが経った頃…

(保健室のドアが開く音)

保健室のドアが開く音がした。音に気づいたボクは、ドアの方を見る。

すると…


(少年の嗚咽)

保健室に来たのはボクと同じくらい… いや同じくらいって言うより制服につけられている名札の色的にボクと同学年の男の子だ。

その男の子は、青い髪の毛をしていて、頭には髪の毛と同じ色のをした狼の耳が生えている。「狼族」の獣人であることは確かだ。


そんなボクは彼の制服のズボンに真っ先に目が行った。それは…


制服のズボンのお股から下がぐっしょり濡れているのだ。

(間違いない。彼も授業中におもらしをしてしまった。)ボクは真っ先に確信した。


エクシパ「あらあら?ニュームーン君どうしたの?」

少年(嗚咽混じりの声で)「おもらし… しちゃいました…」

エクシパ「そうなの。着替え用意してあげるから、これ書いてちょっと待ってて。」

少年「はい…」


彼は保健室に来た記録用の紙に名前と来た理由を書き、ジャローメノ先生が用意してくれた替えのパンツとズボンと靴下に履き替えていた。

着替えが終わった後も、彼は泣き続けている。ボクの心配は募る一方だ。そういえば2年前この世界に転生してきて、この世界で初めてのおもらしをしてしまった時も、着替えた後もセンセイ相手に泣き続けていたっけ。


未青「ねえ。」

少年「ん?」

未青「ボクは赤砂未青。4組なんだ。キミは…?」

少年「カロル… カロル・ニュームーン… 3組…」

未青「ねえニュームーン君、キミもおもらししちゃったの?」

カロル(無言で頷く)

未青「そうなんだ… 実はボクも、2時間目の授業中におもらししちゃったんだ…」

カロル「そう… なの…?」

未青「うん…(苦笑)そもそもボク、よくおもらししちゃうから…」

カロル「実は… 実は…」

未青「?」

カロル「俺も… よくしちゃうの…」

未青「そうなの?」

カロル「うん… 毎日のようにやっちゃうんだ…」

未青「そうなんだ… 受験や入学式の時とか大丈夫だった?」

カロル「おむつ履いてた。」

未青「おむつ?ボクも履いてたよ。まあ2回ともおむつに出ちゃったんだけど…」

カロル「俺は受験の時は最後のテストの時に、入学式の時は式中に漏れちゃった… それでね…」

未青「それで?」

カロル「今日もおむつ履いてきたんだけど1時間目の授業中におしっこ漏れちゃって… 2時間目は大丈夫だったんだけど…」

未青「そうだったんだ…」

カロル「それでね…―」


カロルくんは自分のおもらしに関する辛い過去を語り始めた。特に私学校時代には授業中にトイレに行きたくなってトイレを訴え出たが先生にトイレに行かせてもらえずそのまま教室でおもらしをしてしまったことがあり、それ以来授業中をはじめ「トイレに行きたくても行けない状況」でトイレに行きたくなるというシチュエーションに対して相当なトラウマを抱いており、ひとたび授業中にトイレに行きたくなろうものなら、もう我慢を重ねた末に漏らす以外の選択肢がないのだという。ここ舞嗣遠魔法専門学校でのおもらしも、今日が初めてではないのだという。


未青「それはとても辛かったね…」

カロル「うん… 赤砂君、ところでなんだけど…」

未青「カロルくん?」

カロル「赤砂君って、おもらしの頻度どれくらいなの?」

未青「まあ… ほぼ毎日で、大体1~2回くらいってところかな…」

カロル「あ… 俺の方が多いや…」

未青「そうなの?」

カロル「うん… 少しチビっちゃう程度も含めたらもう毎日だし、2回以上のおもらしもザラだよ。この間なんか一日のうちに10回もおもらししちゃったことあるし… 10回とかもう最高記録だよ…」

未青「10回はさすがにボクもないよ…?」

カロル「そうだよねやっぱり(苦笑)」


その後もカロルくんとの話は弾む。カロルくんには弟と妹がいる一番上のお兄さんで、2人ともカロルくんがおもらしをしてしまった時も(軽くからかったりしたことはあれど)優しく見守ったり慰めてくれるという。


カロル「『兄ちゃんがションベン漏らしたー。』『お兄ちゃんがおもらししちゃったー。』なんてやり取りはザラなんだよ。」

とカロルくんは言う。


話を続けて行く中で、カロルくんの顔は完全に笑顔が戻っていったように見えた。


未青「ねえカロルくん。」

カロル「赤砂君?」

未青「ボクの事、『未青くん』や『未青』でいいよ。」

カロル「じゃあ俺の事も『カロル』でいいよ!」

未青「うん!よろしくね!カロル!」

カロル「こちらこそよろしく!未青くん!」


またおもらしをきっかけに一人友達が増えた。やっぱり惹かれ合うものがあるのだろう。


~次の日の昼休み~

未青「カロル?カロルいるー?」

カロル「未青くん!」


ボクはカロルと一緒に行動するようになった。さらにその数日後には…


コトレフ「私は4組のコトレフ・ラピール。カロルくん、よろしくね。」

ネルル「俺は5組のネルル・ランデロック。よろしく!カロル!」


コトレフちゃんやネルルに紹介するまでになった。次第にボクは、コトレフちゃん・ネルル・カロルと合わせた4人で一緒に行動するようになった。


それから数日が経ったある日の食事中。

カロル「あっ… んんっ… あああっ…!」

コトレフ「カロルくん?」

(ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)

カロル「えへへ… 漏れちゃった…(照)」

ネルル「ちょっとカロル~。我慢してたなら言えよ~(苦笑)」

-新しい設定付き登場人物-

カロル・ニュームーン (Karol=Newmoon)

未青の魔法専門学校の同期生(クラスは別)である獣人・狼族の少年。12歳。癒師ではないが魔法はそこそこ使える。

弟と妹がいる。年齢はカロル>妹>弟。

膀胱が他の同年齢の平均的な男子はおろか女子より二回り小さく括約筋が弱いと診断されているためかなりトイレが近く、また尿意も限界ギリギリになってからやっと感じるという体質であるため、おもらしは日常茶飯事。どこか出かけるには替えのパンツやおむつは必須。

また私学校時代授業中にトイレに行かせてもらえずそのまま教室でおもらしをしてしまった過去があり、それが相当なトラウマになっている。

未青やネルル同様に女子的な容姿や体つき・声・言葉遣いをしており、女子と間違えられたことがよくある。男らしいところは髪型くらい。

おもらしの頻度:1〜2滴チビる程度も含めれば毎日で、未青よりも多め。

おねしょの頻度:ほぼ毎日

性格:温厚だが相当内気かつ弱気な性格で恥ずかしがり屋な上、泣き虫。その反面狼族の特性上、本気で怒るとかなり怖い。

得意属性:風

身長:約144cm

一人称:俺。たまに僕

誕生日:10月30日

好きな食べ物:エビの天ぷら

趣味:漫画・アニメ・ラノベ・特撮

特技:オセロ

苦手なもの:尿意・寒さ・かき氷・威圧的な人

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