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Case 89「クルルスさんとの最後の授業」

(ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)

魔法専門学校の制服を買うなど、魔法専門学校入学が着々と迫っている。そんな中でのクルルスさんとの最後から2回目の授業。その授業中に、ボクはおもらしをしてしまった。


クルルス「あらら未青くん…(苦笑)」

(赤面で俯きながら頷く未青)

クルルス「シャワー浴びて着替えよう。着替えは私が持ってきてあげるから。」

未青「はい…」


シャワーを浴びて、クルルスさんがボクの部屋から持ってきてくれた替えの服(スカート・パンツ・スパッツ・靴下)に着替え、授業再開だ。その後20分ほどで授業は終わった。


「これで未青くんとの授業も次で最後かぁ…」

「そうですねえ…」

「嬉しいような寂しいようなだよ。」

「およそ2年弱ですね…」


クルルスさんの言う通り、次でクルルスさんとの授業は最後だ。

そしてその数日後。ついに最後の授業の日がやってきた。センセイはというと、今日も癒師の仕事だ。


フレイン「最後の授業なんだから一緒にいたかったなあ。行ってきます。」

未青「いってらっしゃい。センセイ。」

センセイは癒師の仕事に出かけて行った。それから少し後に、最後の授業は始まった。


2人「よろしくお願いします。」


「今日の授業は、『術式』だよ。」

「術式…」

「そうよ。分かっているとは思うけど、術式って結構難しいんだよ。」

「はい… 結構定期テストで苦戦した記憶があります…」


術式の対策。術式はボクもやや苦手なところだ。でも魔法専門学校では最初の1~2年は術式は必修科目だから、苦手だからやりたくないなんてことを言ってはいられない。


ノートの前の内容も確認しつつ、授業を進める。ボクは授業で取ったノートを教科別よろしく内容ごとに分けているため、それが功を奏した形になった。クルルスさんとの授業が始まってしばらく経った頃には、持ってくるノートを間違えて授業のスタートが1分ほど遅れたこともあったっけ。


「―基本はみんな同じってことは前にも教えたよね。」

「はい。魔法陣の外側から順に、属性・内容・効果って順ですよね。」

「そうよ。」

「その内容と効果が相当な文章量だとちょっと大変ですよね…」

「そうだよね…(苦笑)」


術式の構造はボクも理解できている。問題は術式の表記だ。古代魔法文字をベースとした、それとも少し違う独特の文字を使っている。早い話術式専用の文字なのだ。

理屈はプログラミング言語にも似たようなものなのだが、その用語を置き換えたり当てはめたりするのが非常に難しい。術式の勉強の理屈を覚える足しにするために、プログラミング言語の本を買ってもらったこともあったほどだ。

(もっとも前の世界の小学校でただ一度だけ受けたプログラミングの授業も、ボクは授業中におもらしして途中退席する羽目になったから最後まで受けていないのだが。)


~回想・その時~

未青「う… ううっ…」

(ジュジュ… ジュジュ… ジュウウウウウウウウウウウウビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)

クラスメイトA「あ… せんせー赤砂君がおもらししましたー。」

~回想終わり~


(これをこうして… それをこう置き換えて…)

ボクはいろいろと考え合わせながら、クルルスさんと一緒に術式の勉強を続ける。


授業が進むこと20分後のことだ。

(あっ…)

ボクの体に尿意が走った。

(脚を狭める未青)


授業は続く。すぐにでもトイレを言い出したいところなのだが、最後の授業だから最後まで受けたいことと、やっぱり授業を一旦止めてまでトイレを言い出すのは恥ずかしがり屋のボクにはやっぱり難しい。


授業の進行とともに高まっていく尿意。

(トイレ行きたい… トイレ行きたい…)


トイレに行きたくなってからおよそ20分が経った。その頃には膀胱が完全に激しい痛みを帯びているほど、尿意が高い状態になっていた。


(もう… 我慢できない…!)


(最後の授業だから席上でおもらしはしたくない。)という気持ちが、ボクの中で勝った。

ボクはトイレに立つ選択をした。


(未青、手を挙げて)「ク… クルルスさん…」

「ん?どうしたの未青くん?」

「あの… トイレ… 行ってもいいですか…?」

「トイレ?いいわよ。」

「ありがとうございます!」


ボクは席を立つ。

(チョロ…)

席を立ったと同時に、パンツにおしっこが少し滲み出る感じがした。


そしてボクはトイレに大急ぎで駆けて行った。

(漏れちゃう… 漏れちゃう…)


トイレに飛び込んだボク。そのタイミングで、

「あっ!ああっ…!」


ボクの体に、膀胱を起点とした耐えられないほどの痛みが走った。そして…


(ポチャポチャポチャポチャポチャポチャポチャ…)

パンツやスパッツを履いたまま便器に跨って、ボクはおしっこを解き放った。


(目に涙がうっすらと浮かんでいる未青)

ボクの大事なところからパンツやスパッツの中目がけておしっこが溢れ出ていく。

そんなボクのおもらしは20秒ほど続いた。便器の脇の足をついていた場所には、脚を伝って床に流れ落ちたおしっこの小さな水たまりが広がっている。


トイレを出るボク。

「未青くん大丈夫だった?」

(首を横に振って)「間に合わなかった… トイレ入れたのに、そのまま便器に跨って…」

「あらあらそうだったのね。スカートは大丈夫だった?」

(首を縦に振る未青)

「それはよかったわ。じゃあ、シャワー浴びて着替えようね。」

「はい…」


授業の席上じゃなかったとはいえ、最後の授業でもおもらしをしてしまったボク。

(スカートが濡れなかったのが不幸中の幸いだな…)と思いながら、ボクはシャワーを浴びに行った。


シャワーから出て、クルルスさんが持ってきてくれた替えのパンツ・スパッツ・靴下に履き替え、授業の席に戻る。

「未青くん、授業再開して大丈夫?」

「はい。」


授業再開。クルルスさんの授業が続く。


その授業が終わったのは、それからおよそ15分後のことだった。


「よし。今日はここまで!未青くん、およそ2年間お疲れ様!」

「ありがとうございました。」

「もし学校の勉強で分からないことがあったら私に連絡してね。分かるやつなら教えてあげるから。」

「ありがとうございます。あと…」

「あと?」

「今後もうちにも遊びに来て下さい!」

「うん。ぜひそうするね。」


こうしてクルルスさんとの最後の授業が終わり、クルルスさんは帰っていった。


自分の部屋に戻るボク。そんなボクは部屋で一人、

(分からないことがあったらまた教えてくれるとはいえ、これでボクもクルルスさんから卒業なのかぁ…)

なんてことを思っていた。


そして次の日。

(玄関のドアのチャイムが鳴る音)

フレイン「誰かしら?」

玄関のドアを開けるセンセイ。すると…


クルルス「やっほ未青くん。遊びに来たよ。」

未青「クルルスさん!いらっしゃい!」


昨日言った通り、クルルスさんが家に遊びに来た。

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