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Case 88「ネルルのサプライズ」

(未青、水色のスカートの上から股間を押さえながら)「センセイ… もう漏れちゃう…」

「あともう少しでプラルの家だから頑張って。未青くん。」

「うん…」


3月になった。ボクはセンセイと一緒にプラルさんの家に行く。その途中でボクは強い尿意に襲われ、必死に我慢しながら家へ急いだ。


やっとプラルさんの家についたボクたち。パンツには濡れている感覚がはっきり伝わるほど、おしっこが滲み出ている。


(玄関のインターホンを押す音)

「はーい。」

「私だよ。遊びに来たよー。」

「待ってたよフレイン。入っていいよ。」

「その前にちょっとトイレ借りれる?未青くんがもう我慢できないの…」

「あららそれは大変。今トイレ誰も入ってないよ。」

「ありがとうプラル。未青くん、あと少しだよ。」

「うん…!」


おしっこがどんどんパンツに滲み出てスカートの下の黒いスパッツにもシミを広げる中、靴を脱いでトイレに急ぐ。


しかし…

「あっ… あっ… ああっ…!」

(ジュウウウウウウウウウウウウウ…)

トイレまであと少しというところで、ボクはおしっこを漏らしてしまった。スカートの上から大事なところを押さえていたボク。そこからスカートがみるみるうちに濡れて行く感じがする。


「ありゃりゃ未青くん間に合わなかった…」

「スカートぐっしょりじゃん…」

(水たまりの上に立ち尽くして泣いている未青)


パンツもスパッツもスカートもニーハイも、すっかりぐしょぐしょだ。


「プラル?シャワー借りていい?」

「いいよ。」

「ありがとう。未青くん、替えの服スカートとズボンどっちがいい?」

「… スカートがいい…。」

「分かった。」


センセイに促されプラルさんの家のシャワーを浴びるボク。ボクは着替え終わった後、センセイが転送魔法で用意してくれた新しい服に着替える。スカートはボクは1月の終わりにバイトの給料で買った、紺色とグレーのチェックのミニスカートだ。


「おかえり未青くん。」

「ただいま。」


すると、

「ねえ未青くん。未青くんはどんな時にスカート履いてるの?」

と、プラルさんが尋ねてきた。

「えーと、いつもじゃないけど家にいる時と、後バイト先に行く時、それにスカート買いに行く時です…」

「マジでそんなに?」

「はい… 特にバイト先ではボク『未青"ちゃん"』って呼ばれてるくらいで…」

「そうなんだ未青くん可愛いじゃん。スカートも自分で買えちゃうなんて未青くん、服装に関しては完全に女の子にもなれちゃってるね(笑)」

「えへへ… 我ながらなんか凄いかなって思ってます…(苦笑)まあ前はよく女子に間違えられてたし、転生した直後にセンセイにも間違えられたし…」

「えへへ…」

「やっぱり間違えちゃうよね。フレイン。」

「うん…(苦笑)」


そういえば転生する前にこんなこともあったっけ。病院でどうしてもおしっこが我慢できなくなってトイレを探したんだけど見つからず、たまたますれ違った先生にトイレの場所を聞いたんだけど女子と間違えられてしまって女子トイレに案内されてしまい、その女子トイレの入口でタイムリミットを迎えてしまったこと。


プラルさんとの話が盛り上がってきた頃、

「ただいまー。」

「おかえりネルル。」


ネルルが帰ってきた。


「あ!ネルル!」

「あ、未青。来てたの?」

「うん。」

「ネルル汚れた服早く洗濯に出しなね。」

「分かってるよ未青の前で言うなよ姉ちゃん…」


ネルルはどうやら今日、私学校で授業中におもらしをしてしまったという。そんなネルルは手洗いうがいの後おもらしで汚れた服や下着を洗濯に出し、ネルルの部屋に行った。


「そうだ。未青くん魔法専門学校受かったんだって?おめでとう。」

「ありがとうございます。」

「ありがとうプラル。でもさ…」

「なに?」

「未青くん制服のズボンはあらかじめ数着買っておいた方がいいかもね…。」

「そうかもね…(苦笑)」

「ねえプラル。ネルルくんは私学校の制服のズボンどうしてるの?」

「何着も買ってるよ。」

「やっぱり?」

「うん…(苦笑)洗濯追いつかなくなったら大変だからね…。未青くんもそうした方いいよ。『必要なんです』って言えば、最大でも3~4着くらいは買えちゃうもんだよ。」

「ありがとうプラル。」

「じゃあ… ボクもそうしようかな…」


魔法専門学校の制服のズボンは、万が一に備えて何着も買っておくという方針が決まった。その方がおもらしで汚してしまい洗濯が間に合わないということになっても安心だからだ。


すると…

「ねえ未青。」

ネルルがリビングに顔を出して、ボクに話しかけてきた。

「ネルル?」

「ちょっと来てよ。」


ボクはネルルの部屋に呼ばれた。

部屋に入るボク。スカートの中が見えないよう気をつけながら、ボクはネルルの部屋の床に座る。


「ネルル?」

「ああ。俺、実はさ…」

「何?」

「俺もさ、魔法専門学校、受かったんだ…」

「マジ!?魔法専門学校って舞嗣遠のだよね!?」

「そうだよ。」


それはネルルからの凄いサプライズだった。ネルルもなんと、舞嗣遠魔法専門学校に受かったのだという。

「おめでとうネルル。でもちょっと聞きたいんだけどさ…」

「なに?」

「ネルルって一応癒師だよね?」

「ああ、そうだけどまだ完璧に癒師の仕事できるほどは魔法のバリエーション多くないからさ… それで私学校の先生に受験勧められて。」

「そうなんだ… 癒師の仕事ができるようになるには、使える魔法のバリエーションの多さが求められてるんだ…」

「ああ。癒師である以上はペーパー癒師じゃなくて本格的に仕事できるようにならなきゃいけないし。」

「そうなんだ… ネルル。」

「何?未青?」

「改めてになるけど、魔法専門学校、合格おめでとう!」

「ありがとう未青。」

「ああ。」

「クラス、一緒になれるといいね!」

「そうだな(笑)俺からもおめでとう。未青。」

「ありがとう!ネルル!」


なんとネルルと同じタイミングで、同じ魔法専門学校に受かったことが分かったボク。

(春からはネルルと一緒の学校だ)

という気持ちで胸がいっぱいになった。ボクはそのことを、センセイやプラルさんに伝える。


未青「センセイ!プラルさん!」

フレイン「どうしたの?未青くん?」

未青「ネルルも魔法専門学校に受かったって!」

プラル「そうだよ。話がもう少し進んだら伝えようと思ってたの。でもネルルが直接言ってくれたみたいね。」

未青「そうだったんですか。ネルルと同じ学校に通うのが楽しみです!」

プラル「うふふ。ありがとう未青くん。これからもネルルのこと、よろしくね。」

未青「はい!」


ネルルとどんな学校生活を送ることになるのだろうか。ネルルから受けたサプライズのおかげで、魔法専門学校に入るのがより一層楽しみになった。

-未青たちの世界における癒師事情-

癒師の免許を取得するには一通りの治癒魔法を習得できるだけで十分だが、癒師の仕事をしてお金を稼げるようになるためには、様々なバリエーションの魔法を習得し、適切に使えるようになることが求められている。

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