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Case 76「ボク、また緩む」

10月になってアスムールも段々気温が低くなり、朝のジョギングには本当にちょうど良い感じになってきた。


「未青くん、家まで我慢できそう?」

「うん…」


冷え込んできたせいか、ボクのトイレも近くなってきた。今日もジョギングの最中に急に強い尿意を催したボクは、今にも決壊しそうな膀胱に力を込めながら、センセイと一緒に家までの道を急いでいた。


しかし、家が見えてきたところで…


「あっ!ああっ!あああっ…!」

膀胱に持ち堪えられないほどの痛みが走って立ち止まってしまったボク。それと同時にボクは路上でおしっこを漏らしてしまった。

(ジュウウウウウウウウウウ…)

ジョギング中のおもらしは、これで6日連続だ。


「あー未青くん出ちゃった…」

「ごめん… センセイ…」

「いいのいいの。帰ったら着替えよう。」

「うん…」


そのままトボトボとした感じで家に帰るボクたち。

「ただいまー…」

「おかえり。あらら未青くん今朝もやっちゃったの?」

「うん…」

「シャワー浴びて着替えなさいね。」

「うん…」


手洗いうがいの後、シャワーを浴びてセンセイが用意してくれた服と替えのパンツに着替えるボク。今日はカレンデュラでバイトがあるから女子仕様の服を着る。


「センセイ。」

「なに未青くん?」

「タイツ用意してくれてありがとう。」


センセイは生足だと寒いくらいだからと、黒いタイツも用意してくれた。


「あら未青くん黒タイツ?今日は寒いくらいだからね。」

「うん。センセイが持ってきてくれたんだ。」

「うふふ。可愛いわ。」

「ありがとうシャピアさん。」


その後は朝ご飯を食べ、その後は歯磨きをした後、カレンデュラに行く準備だ。


(今日は替えのパンツ余分に持っておいた方がいいかな…)

なんてことを考えるボク。今日を含めた6日連続のジョギング中のおもらしに加えて、10日連続のおねしょ。しかも昨日に限れば、ボクは家で4回もおもらしをしてしまっているのだから。


(…スパッツも2つ持って行こ。)

ボクは替えのパンツを4枚と、長めの丈のスパッツを2枚持っていくことにした。


「行ってきまーす。」

フレイン「いってらっしゃい。替えのパンツとか持った?」

「うん。」


カレンデュラへと向かうボク。タイツを履いているとはいえ、スカートの中はちょっと寒い。


そのカレンデュラへと向かう途中…


(あっ…!)

突然ボクの体に強い尿意が降りかかってきた。


(早くしなきゃ…!)

ボクは足早にカレンデュラへと急ぐ。

しかし、尿意はいつも以上のペースでどんどん強くなっていく。


(このままじゃ… 絶対にカレンデュラ着く前におもらししちゃう…!)

膀胱は痛みを上げている。「おもらし」という言葉が頭に揺らめく中、ボクはカレンデュラに行く時に通る道の中で、トイレを借りられそうなところを必死に探していた。


(あっ… このコンビニ…!)

するとボクは一軒のコンビニを見つけた。ついこの間オープンしたところで、これまでもバイトの行き帰りの途中、工事中の様子を何度も見ていた。


ボクは意を決して、そのコンビニに飛び込んだ。


「すいません!トイレ借ります…!」

ボクは店員さんに一言断った後、トイレに急いだ。しかし…


「えっ… あっ… あああっ…!」

突然膀胱の痛みが急に強くなって、足がおぼつかなくなってきた。そして立ち止まったと同時に、膀胱に込めていた力が一瞬で抜けた。


(ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…)


ボクはトイレにたどり着くことができず、コンビニの店内でおしっこを漏らしてしまった。

ボクのおもらしのせいで騒然とする店内。店員さんが駆け付けてきて、後始末をしてくれた。


店員「後始末は私がやっておくから。あなたはトイレで着替えてきなさい。」

未青「はい…」


ボクは店員さんに言われるがままトイレの個室で替えのパンツとスパッツに履き替えた後、店を後にしカレンデュラに急いだ。


スカートが濡れずに済んだからよかったものの、中はスパッツだから足が寒い。バイト開始の10時まで時間がない。


(ドアのチャイムの音)

未青「おはようございます。ごめんなさい遅くなっちゃいました。」


カレンデュラに着いた頃には、時刻は9時58分になっていた。


マリーユ「未青ちゃんおはよう。遅かったようだけど何かあったの?」

未青「はい…ここ来る途中におもらししちゃって…」

マリーユ「そうだったんだ… みんなもうお店にいるから着替えて合流してね。後濡れちゃったパンツとかは洗濯してあげるから出して。」

未青「はい…。ありがとうございます。」


さっきのおもらしで濡れたパンツとタイツを洗濯に出し、店の制服に着替えた後、みんなと合流する。


ルキ「あ、未青ちゃんおはよ。」

セレスティーヌ「おはよう。」

未青「ごめんごめん遅くなっちゃった。」


数分出遅れたが、今日も仕事だ。

未青「いらっしゃいませー。」


しかし1時間経った後のこと。

(あ… やばいトイレ行きたい…)

またボクはトイレに行きたくなった。尿意はやはり強めだ。でも手は空いているからトイレに行くことにしたのだが…

「あれ?」

トイレは使用中だった。

(どうしよう… ボクも行きたいのに…)

そう思った直後だった。


ハミン「未青ちゃーん。トイレ行きたいとこ悪いけどちょっとこっちお願いできる?お客さん急に増えちゃって。」

未青「うん。分かった今行くー。」


ハミンちゃんに呼ばれたボク。お客さんが増えているとはいえ、仕事はそう時間もかからずに終わるだろう。とボクは思っていた。


ホールに戻ると、お客さんがいっぱいいた。ハミンちゃんが言っていた通りだ。

「未青ちゃんあっちお願いね。」

「分かった。」


「ご注文は?」

注文を取ったり、お客さんが食べ終わった食器を片付けたりと、トイレに行きたかったにも関わらず呼ばれたのは納得だ。


「ありがとうございました。いらっしゃいませー。」

しかし仕事は忙しく、想定以上に時間がかかってしまった。


(どうしよう… 漏れちゃう…)

その間にボクの尿意は、膀胱がかなり痛む程に高まっていた。


「あっ…」

(ジワァ…)

そしてとうとうパンツに少し出てしまった。その後も膀胱の激しい痛みとともに、パンツにジワジワとおしっこが滲み出てくる感じがする。


(このままじゃ絶対間に合わない…!)

意を決したボクは、滲み出たおしっこがストッキングに伝う感覚を感じながら、レクファニーちゃんにトイレを訴えた。


「レクファニーちゃん…」

「なに未青ちゃん?」

「トイレ… 行ってきてもいい?」

「トイレ?もしかして未青ちゃんもう我慢できないの?」

「うん… もう漏れちゃう…!」

「分かった。行ってきていいよ!」

「ありがとうレクファニーちゃん!」


ボクはそう言ってトイレに猛ダッシュした。

しかし走り出したその直後…


「あっ!ああっ!ああああああっ…!」

膀胱の痛みがさらに激しさを増し、足が思うように動かなくなった。

なんとかトイレのドアの前までは辿り着いたものの…

(ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)


ボクはトイレのドアの前で、盛大におもらしをしてしまった。


ルキ「大変!未青ちゃん!」

(目に涙が浮かんでいる未青)

ルキ「大丈夫?」

未青「うん…」

ルキ「おしっこ凄く床に垂れてたよ。」

未青「マ… マジで…?」


ルキちゃんに促されて後ろを見るボク。

見てみると、床にはボクが垂らしたおしっこの水滴が床に点々と広がっていた。その水滴はトイレに近づくにつれ大きくなっている。

未青「うわぁ…」


床に垂れたおしっこを見て、ボクはさらに恥ずかしくなった。


ルキ「マリーユさーん。未青ちゃんおもらししちゃったー。」

マリーユ「あらら未青ちゃんまたしちゃったの?シャワー浴びて着替えよう。」

未青「はい…」


ボクはマリーユさんに付き添われシャワーを浴びにいった。


(かなりチビっていたけどいつもだったらギリギリ間に合うくらいだったのに…)

なんてことを、シャワーを浴びながら思っていた。


そして午後のシフト中、3時を過ぎたくらいの頃…


「ああっ!あっ!ああああああああっ…!」

(ビチャビチャビチャビチャビチャビチャ…)


急に強い尿意を催したボクはトイレに急いだが、トイレの中で便器を背にした状態でおしっこを漏らしてしまった。


シャワーを浴びて替えのパンツとストッキングに履き替えるボク。

余分に4枚も持ってきた替えのパンツも、もうこれで使い切ってしまった。


そして、一日の仕事が終わる。

ハミン「じゃあね未青ちゃん。」

未青「また明日ね。」


すると…

フレイン「未青くん。」

未青「セン…セイ?」


なんとセンセイが来ていた。

「ベルーザから聞いたよ。今日3回も(おもらし)しちゃったの?」

「うん… それで迎えに来たの?」

「うん。それでベルーザから、『もしかしたら不安になってるかもしれないから、行けそうなら迎えに来てあげて欲しい。』って言われたんだ。」

「ありがとうセンセイ…」


センセイが迎えに来てくれたことに、ボクは安心した。

「もしかしたら、未青くんの膀胱さん、ちょっと疲れちゃったのかもね。」

「それで… ボクの膀胱緩んじゃったのかな…?何がきっかけだったんだろう?寒さ?それとも朝のジョギング中にやっちゃった時?」

「分からないけど… まあとにかく、帰ったらあのハーブティー飲もう。」

「うん。」


センセイと一緒に帰るボク。しかしその帰っている途中も…

「センセイ…」

突然、ボクの体にまた尿意が降りかかってきた。しかも今回は自分で制御しきれないレベルだ。

「未青くん?」

「ヤバい… おしっこ出る…」

「えっ?」

(スカートの上から股間を押さえながら、赤面しながら激しく1回頷く未青)

(ジュウッ、ジュッ、ジュッ… ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…)


結局、そのままボクはおしっこを漏らしてしまった。

かれこれ、今日5回目のおもらしだ。スカートもスパッツもすっかりぐしょぐしょに濡れた上に、持ってきた替えのパンツはこれでもう全滅だ。


「未青くん…」

「ごめん… センセイ…」

「未青くんが謝らなくていいよ。急にトイレ行きたくなっちゃったんでしょ?」

「うん…」


近くのコンビニ(朝駆けこんだところとは別)のトイレで着替えた後、またしばらく歩いて家に着いた。

2人「ただいまー。」


手洗いうがいの後、ボクはセンセイは淹れてくれたハーブティーを飲んだ。前に大聖堂のトイレで後ほんの少し間に合わずおもらしをしてしまった次の日、センセイが飲ませてくれたものと同じものだ。


「これで明日はきっと大丈夫よ。」

「うん!」


その後夕方から夜にかけてはおもらしをするjことはなかったボク。そして次の朝。

(ぐしょ…)

11日連続のおねしょで目を覚ましたボク。着替えた後はいつも通り朝のジョギングに繰り出す。


(走る2人)


ジョギングを終えたボクとセンセイ。

「あ!ねえセンセイ!」

「なあに?」

「ボク今朝おもらししなかった!」

「そうだね。きっと昨日のハーブティーが効いたのかな?」

「きっとそうだね!」


ボクの膀胱はいつも通りに戻っていた。やっぱり、ちょっと疲れていたのかもしれない。

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