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Case 74「すごいものをつけさせられて」

「あっ… ああっ… あああっ…!」

(ジュウウウウウウウウウウウウ…)


センセイとの日課の朝のジョギングの帰り、ボクは玄関で靴を脱いでいる最中におしっこを漏らしてしまった。


「あらあら。汗もかいているわけだし、シャワー浴びようね。替えの服は私が持ってくるから。」

「うん…」


手洗いうがいを済ませ、シャワーを浴びるボク。

(朝のジョギングでのおもらし、これで8日連続になっちゃった…)

なんてことを、体を洗っている最中ボクは考えていた。


(出るか…)

シャワーから出たボク。脱衣所にはいつものように、替えのパンツとスパッツがあったのだが…


「!?」

もう一つあったものに、ボクはびっくりした。

(センセイ… 間違いじゃないよね…?)

と思ったボク。その洗濯機の上にあったものはなんと…


1着の水色のスポーツブラだった。


ボクはシャワー室の脱衣所から出て、

「センセーイ。」

「ん?未青くんなあに?」

「ボクの着替えの中にスポブラが入ってたんだけど…」

と言った。

するとセンセイは…


「スポブラ?ああそれ未青くんがつけていいよ。昨日服の整理してたら見つけたんだ。」

「え…?ボクが…つけるの…?」

「うん。」


なんとセンセイはそのスポブラをボクがつけていいと言ってきた。ボクはセンセイの突然の一言に、頭の理解が一時追いつかなくなった。


「それって… ホント…?」

「うん。今日未青くんバイトも授業もないし、おまけに今日一段と暑いからいいよ今日ぐらい。」

「ええ… でもこのまま上半身裸ってのも恥ずかしいし…」

「うん。じゃあつけちゃいなよ。」

「なんか凄い抵抗ある…」


ボクは脱衣所に引っ込み、スポーツブラを恐る恐る身に着けた。その抵抗は、センセイに勧められてスカートを履いた時の比ではなかった。


一応スポブラを身に着けたボク。確かにお腹は涼しいからそれはそれでいいものの、ボクは恥ずかしくて鏡を見ることができなかった。


逃げるようにシャワー室の脱衣所を出るボク。

すると…


「あら未青くん。スポブラにスパッツって組み合わせも可愛いじゃない。」

と、シャピアさんに話しかけられた。


「シャピアさん…」

「うん。なんだかスポーツやってる女の子みたい。」

「ボク男だよ!?」

「いいじゃない可愛いんだから。フレインも言ってたけど今日くらいいいんじゃない?」

「シャピアさんまで…」


こうして、ボクのスポブラをつけた一日が始まった。


一同「いただきまーす。」

朝ご飯。

フレイン「やっぱりスポブラにスパッツの未青くんとっても可愛い…」

シャピアフェ「こらフレイン。未青くんのことをそんな目で見ないの。」

未青「センセイ… そんなに見られたら恥ずかしいよ…」

フレイン「ごめんごめん(苦笑)だって私が一番似合ってるって言われてたスポブラつけてたらめちゃくちゃ可愛いんだもん…」

未青「センセイ… 自信あったんだ…」

フレイン「うん!」


朝ご飯の後、歯磨きを済ませて部屋に戻ったボク。

「…」

スポブラで胸が少し盛り上がっているように見えるのが分かる。

(男だからもともと何もないってのに…)

ボクはそんなことを思っていた。

すると…

「あら未青くん?」

センセイが部屋に戻ってきた。


「未青くん?スポブラはどう?」

「ええと… 確かにお腹とかが涼しくなるからいいけど…」

「それはよかったよ。だって今日一段と暑くなるからさ。」

「もう9月なのに… 確かに前の世界の9月も暑い日続いてたけど、そんなでもなかったよ…(苦笑)」

「だって今日35度超えるって話だからねえ… よかったよスポブラ用意しといて。」

「でもかなり恥ずかしいよお…」


体がより涼しくなるのはいいが、男だってのにスポブラは恥ずかしい。ボクはそんなことを思っていた。


その後ボクはおとといセンセイに買ってもらった新しい魔法の本を読み始めた。

本を読み始めてからしばらくすると…

(んー… こうしてみるとなんだか過ごしやすいなあ…)

特にスポブラであることを気にしなければ、段々と過ごしやすくなってきたと思えてきた。今日の舞嗣遠の気温は35度越えだから、それでもいいのかもしれないと思えてきた。


「未青くーん。」

「あ、センセイ。」

「麦茶入れたんだけど、飲む?」

「麦茶?うん。」


ボクはセンセイの入れてくれた麦茶を1杯飲んだ。

「やっぱり暑い日の麦茶はいいね。」

「そうでしょ?」

「でも何杯も飲んじゃうとトイレの心配があるから…(苦笑)」

「そうだよね(苦笑)ホントならもう一杯くらいは飲みたいよね。」

「うん…」


それからしばらく時間は過ぎ、昼ご飯の時間になった。リビングには冷房がついている。


「あら未青くんまだスポブラつけてるの?」

「うん。なんだかんだ言ってこれが過ごしやすい気がしてきてね。でも恥ずかしいよやっと慣れてきたのに…」

「うふふ。可愛いわ未青くん。」


シャピアさんは昼ご飯にもお茶を用意していた。暑いからか、ボクはそのお茶を2杯も飲んでしまった。

シャピアフェ「あららコップ2杯も飲んで、後でトイレ気をつけなさいね。」

未青「うん…(苦笑)」


昼ご飯の後は歯磨きを済ませ、午後はレプリンと遊ぶ。


「キュン!キュン!」

「レプリン、ご飯だよ~」

レプリンに野菜スティックを1本半上げた後、一緒におもちゃで遊ぶ。

ウサギ用トンネルを走り回るレプリン。見ているこっちも微笑ましくなってくる。

(レプリンはスポブラのことあまり気にしてないみたいだな。)

なんてことを思った直後。


(…)

ボクの体に突然尿意が降りかかってきた。

(…!)

そしてその尿意は、みるみるうちに強くなっていった。


(脚をモジモジさせる未青)

「キュン?」

「ボクちょっとトイレ行ってくる…。もう我慢できない…!」


ボクはトイレにダッシュした。2階のトイレは近い。この尿意なら間に合う…

と思っていたのだが…


(トイレの鍵が閉まっている)

「え!?」

「未青くん?ごめん今私トイレ入ってるの。」

「え~?ボクもう漏れちゃうー!」

「じゃあごめん1階のトイレ使って。」

「分かった。」


ボクは1階のトイレまで行くことになった。階段を大急ぎで駆け下り、ドアを開けてリビングを走り抜けるボク。その最中、膀胱括約筋の力が微かに抜けてきている感じがする。


シャピアフェ「あら未青くんトイレ?」

未青「うん…」

トイレのドアの前に着いた頃には、膀胱が震えている感じがはっきり分かるほど、限界の状態だった。
























(トイレのドアを開ける音)

「あっ… ああっ… あああああっ…!」

トイレのドアを開けて便器を目の前にしたタイミングで膀胱に耐えられないほどの痛みが走り、それと同時にボクの膀胱は力尽きた。


(ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…)

ボクはあと少し間に合わず、便器の目の前でおしっこを漏らしてしまった。


「シャピアさん…」

「あららら。間に合わなかったのね。」

「うん…」

「フレインには私から伝えておくから。シャワー浴びておいで。」

「うん…」


ボクはシャワーを浴びに行った。シャワーを浴びている最中、

(スポブラのせいで体が冷えちゃったのかな…?それとも…お茶3杯も飲んだせい…?)

なんてことをボクは考えていた。


シャワーから出たボク。脱衣所には替えのパンツとスパッツ、それに1枚のTシャツがあった。

「センセイ…」

「お母さんから話は聞いたよ。ごめんね私がトイレ使ってたばっかりに。」

「センセイのせいじゃないよぉ…」

「ありがとう未青くん。」

そしてセンセイは数秒置いて、

「やっぱり未青くんはこっち(Tシャツ)の方がいいね。」

と言った。


「やっぱりそうだよね…(苦笑)」

「私今日ちょっと調子乗っちゃってたかも…」

「そうかもしれないね… やたらとスポブラゴリ押ししてた感じしたもん(苦笑)」

「えへへ… ごめんね未青くん。」

「もしかしたらさっきのおもらしも、もしかしたらスポブラでお腹冷えちゃったのも一因としてあるかもよ。」

「あり得るそれ(苦笑)」


ここからはいつものように、上半身はTシャツを着て過ごした。


そしてその日の夕方。洗濯物を取り込んだ時の事。

「このスポブラ、未青くんが持ってて。」

「やっぱりボクが持つの…?」

「うん。私のとこに入れておいても、サイズ的につける機会ないだろうし。」

「ボクだってつける機会ないかもよ…?」


結局、センセイから貰ったスポブラはボクのクローゼットに収まることとなった。

今後つける機会は… おそらくないかもしれないが。

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