Case 52「雪の日とミニスカート」
「ふぁ~… あ…」
(ぐしょ…)
「あ、未青くんおはよ。」
「おはようセンセイ… おねしょ… しちゃった…」
日に日に寒くなっていく。特に舞嗣遠は北の方にあるからなおさらだ。そのせいかボクは今日もまたおねしょをしてしまった。
温かいシャワーを浴びた後、朝ご飯を食べる。
すると、いつも見ている朝のワイド番組が、舞嗣遠地域の天気予報に切り替わった時だった。
「続いて舞嗣遠地域のお天気です。今日の舞嗣遠地域は朝から雪が降り、また一段と気温が下がるでしょう―」
なんと今日の舞嗣遠は朝から雪の予報。今はまだ降っていないが、今日は暖かくしていく必要がありそうだ。
そういうボクは今日は一日バイト。服選びに気をつけなければいけないのは確実だ。
なぜかというと、12月に寒い中にも関わらず、ミニスカートに生脚でカレンデュラまで行く途中、脚が冷えてしまった結果家を出てしばらくしたタイミングでトイレに行きたくなった末、まだ半分も行っていないところでおもらしをしてしまったからだ。
~回想・12月某日~
(ジュウウウウウウウ…)
(どうしよう… 完全に服選びミスった…)
~回想終わり~
クローゼットの中からヒートテックの黒タイツを取りだして、それを履く。
「センセイセンセイ。」
ボクは着た服を、1階にいるセンセイに見せに行った。裏毛の紺色のギャザースカートに黒いタイツというスタイルになった。
「あら未青くん可愛い。なんだか下だけ見ると制服みたい。」
「えへへ。ありがとうセンセイ。」
シャピアフェ「ねえフレインに未青くん。雪降りだしてきたよ。」
出かける準備を進めている最中、そう言ってボクたちを呼んだシャピアさん。外を見てみると、もう既に雪が降り始めていた。
その後家を出る時間になった。いつものようにカバンの中に替えのパンツとタイツを入れておく。
「あ、ねえ未青くん。」
家を出る直前、ボクはセンセイに話しかけられた。
「センセイ?」
「今日は一応替えのスカートを持って行った方がいいんじゃない?」
センセイはそう言って、主に家で履いている深緑色のミニスカートを見せてきた。
「そ、そうするよ…(照)」
もし行き帰りの最中におもらしをしてスカートを汚してしまった場合に備えて、ボクは替えのスカートも持っていくことにした。
「じゃ、行ってきまーす。」
「いってらっしゃーい!」
雪が降る中、傘をさしてボクは家を出た。しかし、それからしばらくのことだった。
(ヤバい… トイレ行きたくなってきた…)
ボクの体に、かなり強い尿意が降りかかった。しかも地面からスカートの中に伝わってくる冷気が余計にボクの尿意を高めていく。
(ジュウウ…)
パンツとタイツに少し少し滲み出てくるおしっこ。ボクは「おもらし」という言葉と必死に格闘しながら、カレンデュラへの道を急ぐが…
「あっ!あっ!ああっ… あっ…!」
(ジュジュ… ジュジュ… ジュ… ジュウウウウウウウウウウウウウウウ…)
足が震えだして上手く歩けなくなり、立ち止まってしまったと同時に、ボクの膀胱は決壊した。
スカートは無事だったものの、パンツもせっかくのヒートテックのタイツはびしょ濡れだ。ボクは自分に迷彩魔法をかけて濡れたタイツを脱いてカバンから取り出したビニール袋にしまい、そのままカレンデュラまで急いだ。
(ドアのチャイムを鳴らす音)
マリーユ「あ、未青ちゃんおはよう。」
未青「マリーユさんおはようございます…あの…」
マリーユ「どうしたの未青ちゃん?」
未青「実はここに来る最中におもらししちゃって… シャワー浴びてもいいですか?」
マリーユ「いいわよ。制服は私が持っていくから。」
ボクはシャワーを浴びに行き、その後カレンデュラの制服に着替えた。(パンツもこのタイミングで履き替える)
なんだか脚が暖かい感じがする。見てみると脚があまり透けていない。開店前のミーティングでボクは質問した。
未青「マリーユさん。」
マリーユ「未青ちゃん?何か質問?」
未青「はい。あの…このタイツ、新しくしました?」
マリーユ「うん。寒さもどんどん増してくるだろうから、タイツ冬用のヒートテックのにしたんだ。」
未青「ありがとうございます!なんだか履いてて脚が暖かかったんです!」
マリーユ「どういたしまして。替えのタイツもあるからおもらししちゃっても大丈夫だよ。未青ちゃん。」
未青「えへへ…(照)」
カレンデュラの制服もミニスカート。でも店の中は暖房がかかっていて、ヒートテックのタイツだから脚が暖かくて仕事がしやすい。
「ちょっと… トイレ行ってくる…」
でもやっぱり外の寒さで脚は冷えてしまうのか、仕事の途中に強烈な尿意に襲われトイレに急いだ。しかし…
「ああっ…!あっ…!」
(ジュウウウウウウウウウウウ…)
間に合わずトイレの中で便器を前にしておもらしをしてしまった。
マリーユ「未青ちゃん?」
未青「マリーユさん… 間に合わなかった…」
マリーユ「あらあら(笑)ちょっと私手離せないから、着替え自分で持ってきてくれるかな?タイツの場所は目立つようにしておくから。」
未青「分かりました。」
ボクは替えのパンツとタイツを取りに更衣室に行った。カレンデュラが保管している替えのパンツを取り出した後、ボクはタイツを探す。
(目立つようにしておくからとは言われたものの… どこにあるんだろう…)
すると、宝箱のありかを示すかのように、更衣室の中にあるタンスの引き出しが光っていた。
(ここかな?)
そう思ってボクはタンスを開ける。
するとそこには、今履いているのと同じタイツがたくさん入っていた。
(こんなにいっぱいあるんだ… マリーユさんベルーザさんありがとうございます…)
という、ベルーザさんマリーユさんへの感謝を思いながら、ボクはシャワーを浴びに行った。
シャワーを浴び終わった後は仕事に戻る。仕事での休憩時間のこと。
ハミン「ねえみんな。やっぱりこの新しいタイツ暖かくていいよね。」
レクファニー「ね!暖かいから今日みたいな日でも本当に仕事しやすい!」
未青「うん!ボクの場合変に脚冷えるとトイレさらに近くなっちゃうから本当に助かったよ!」
レクファニー「だって未青ちゃんこの間仕事の間に4回もおもらししちゃってたもんね。」
未青「えへへ…(照)」
ハミン「そういうレクファニーだっておととい5回もしちゃってたじゃん。」
レクファニー「やめてよハミン~!」
ベルーザ(うふふ。良い買い物したわ。)
そして午後の仕事の時間になった。午後の仕事の間は1回もおもらしをすることなく途中休憩を挟みつつ4時まで働き通せた。
着替えて家に帰ろうとしていると…
「ねえ見てみんな!」
ハミンちゃんに呼ばれて窓へと急ぐボクたち。
セレスティーヌ「わぁ~!」
レクファニー「いつの間にこんなに積もってたの?」
外にはすっかり雪が積もっていた。クリスマスの時をも超える真っ白な銀世界が、外には広がっていた。
ハミン「これちょっと歩くの時間かかりそうかもね…」
未青「うん…」
マリーユ「お疲れみんな。気を付けて帰ってね。」
ハミン「はーい。」
未青「ありがとうございました。」
レクファニー「分かりました。また明日です。」
そうしてボクは家路につく。
(雪を踏みしめる音)
路上には雪の中に靴がめり込む程雪が積もっている。いつもと比べて歩くスピードに劣る。
(歩くのちょっと大変だな…)
ということを思いながら帰り道を急ぐ。
その途中のことだった。
(あ…)
ボクの体に、また強い尿意が降りかかった。ただでさえ足元に気を付けなければいけない状態だ。自分の膀胱のことも気にしながら帰らなければならない状況となった。
「はぁ… はぁ…」
(漏れちゃう漏れちゃう…)
地面に積もった雪から伝わってくる強い冷気が、尿意をどんどん高めていく。初発尿意からまだ20分も経っていないのに、ボクの膀胱はもう限界だった。
パンツとタイツにおしっこが滲み出る感覚がする中、脚を少し震わせながら歩く、しかし…
「あっ…!」
ボクは雪に足を取られ、バランスを崩した。そして、
(ドサッ!)
ボクは雪の上に尻もちをついてしまった。
「い… あ… ああああ…」
(ジョロロロロロロロロロ…)
膀胱もその拍子に決壊してしまった。ただでさえ雪で濡れたスカートのお尻の部分に、溢れ出したおしっこのシミが広がっていく。
(どうしよう…)
漏らしてしまったおしっこと雪とでスカートの後ろはもうびしょ濡れだ。
近くを通りがかった女性「キミ、大丈夫?」
未青「はい… 立てます…」
幸いどこもすりむいてはいなかった。ボクは女性に案内されたコンビニのトイレでスカートを履き替えた。(おもらしで濡れたパンツとタイツはそのまま)
未青「ただいまー。」
フレイン「未青くんおかえりー。帰り大丈夫だった?」
未青「尻もちついちゃったよ… しかも帰り我慢してたからその拍子におしっこが出ちゃって…(照)」
フレイン「あららそうなの(笑)手洗いうがいしたらお風呂に入ろう。」
未青「うん…(照)」
ボクはその後お風呂に入った。その後着替える。
センセイが持ってきた着替えはえんじ色のヒラヒラした感じの冬用のミニスカートだ。しかし、そこにタイツはなかった。(スパッツはあったが)
「部屋十分暖かいから大丈夫かなって思って。寒いなら履き替えてきてもいいよ。」
「ううん。ボクもこれでいい。」
センセイの言う通り、部屋が暖かいからボクはこれでよかった。
しかし、晩ご飯の最中のこと。
「あっ…」
「未青くん?」
「ヤバい… 出る…」
(ジュウウウウウウウビチャビチャビチャビチャ…)
食事中突然強烈な尿意に襲われ、そのままおもらしをしてしまった。
思えば今日はすでに寒い中3回も限界まで我慢を重ねた末におもらしをしたボク。膀胱はちょっと疲れちゃってるみたいだ。
ちなみに未青が今いる世界では火属性や光属性の魔法を駆使して雪を溶かす技があるため、雪かきの習慣は魔法が使えない人以外はあまりないそうです。




