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Case 42「あなたはあの日のシスターさん!」

ある日、家に来客があるとフレインから告げられた未青。そのお客さんはなんと…

11月になってある土曜日のこと。

(ぐしょ…)

今日もまたボクはおねしょで目を覚ました。


いつものように着替えてシャワーを浴びた後、朝ごはんを食べる。

その朝ごはんの最中、ボクはセンセイからこんなことを告げられた。


「未青くん、今日うちにお客さん来るから。」

「分かった。」


そして午前10時ごろ、リビングで本を読んでいた時のこと。

(ドアのチャイムが鳴る音)

ドアのチャイムが鳴った。

「はーい。」

センセイがドアを開ける。

ルナ「おはようございます。」

フレイン「いらっしゃいルナ。」


そのお客さんはルナさんだった。センセイと仲の良いシスターさんで、定期説教会でお話を聞いたことがある人だ。定期説教会とはそう、「あの日」のだ。


〜回想・チャンファレビー聖堂の男子トイレ〜

未青(涙目の状態で口を細かくガクガクさせながら、小便器の前に立ったままおしっこを漏らしている)

〜回想終わり〜


この世界に転生してからは初めて、後一歩間に合わず小便器を前におもらしをしてしまったあの日。ボクはそれを思い出して、ちょっと恥ずかしくなってしまっていた。


未青「いらっしゃい。」

ルナ「お邪魔します。未青さん。」


ルナさんは本当に礼儀正しい人だ。ルナさんも何かを察したかのように思えたのは気のせいだろうか。


ボクは部屋に行って、本の続きを読んでいた。すると…

「未青くーん!」

通信魔法(テレパシー)でセンセイに呼ばれた。ボクはちょっと緊張しながらリビングへ行く。


リビングに着いたボク。

「未青さんもどうぞ。」

とルナさんが優しく迎えてくれた。


ボクは魔法の勉強のことやカレンデュラでのバイトのこと、ネルルのことなど最近のことをルナさんに話した。

未青「ボクにとって… 年の近い友達を、は、初めてで…」

ルナ「そうなんですか。よかったですね!」

未青「はい… ボク、前の世界じゃ、びょ、病院に入院したり… 退院したりを、繰り返してたかr… から…」

たどたどしい感じは自分でも分かっていた。


緊張のせいかトイレにも行きたくなってしまった。その緊張が尿意にアクセルをかけていく。

そして…

(ヤバい… 出ちゃう…!)

(ジュ、ジュウウウウウウウ… ビチャビチャビチャビチャ…)


ボクは椅子に座ったまま、ルナさんの前でおもらしをしてしまった。


ルナ「未青さん?」

未青(無言で俯いている)

フレイン「ごめんね… ちょっと未青くん着替えさせてくるね。」

ルナ「うん。」


ボクはセンセイに連れられてシャワー室に連れられていった。

その途中のこと。

「ねえ未青くん。」

「センセイ?」

「未青くん、もしかして定期説教会のこと思い出しちゃってた?」

(無言で頷く)

「やっぱりそうだったんだ。よしよし。気にしちゃうのは分かるけど、変に緊張しすぎなくていいからね。」

そう言ってセンセイは、ボクの頭を優しくぽんぽんしてくれた。


珍しくセンセイは着替えにズボンを持ってきてくれていた。「スカートだとボクが余計に恥ずかしがってしまうのではないか」というセンセイなりの気遣いだろうか。


リビングに戻ったボク。水溜りはボクがシャワーを浴びている間にセンセイとルナさんで片付けたという。ルナさんは

「大丈夫…ですか…?未青さん…」

とボクのことをかなり心配している様子だった。

「ボクにはよくあることなので… 昨日もこんな感じで…」


〜回想・前日、クルルスとの授業中〜

(ビチャビチャビチャビチャ…)(未青が椅子に座ったままおもらしをしている)

〜回想終わり〜


しばらくその後も3人でいろいろおしゃべりをする。昼ご飯も今日はルナさんを含めた4人でだ。


昼ご飯の後、ルナさんはこんなことを言い出した。

「せっかくだからこの辺りを散歩してみようかな。未青さんもどうですか?」

「はい。行きます。」

せっかくなのでボクも一緒にいくことにした。カレンデュラとかを案内してみようかなとボクは思っていた。


3人で街へ繰り出す。よく足を運ぶ公園、ルイーザちゃんと出会った商店街、それにカレンデュラ。いろいろ案内した。


実はルナさんは、カレンデュラは名前は知っていたという。

ルナ「行ったことはまだないんですけどね… 聖堂の近くにカフェがあるので、そっちによく通っていて…」

フレイン「実は未青くん、カレンデュラではスカート履いてるんだよね。写真あるよ。」

ルナ「そうなの?フレイン。」


センセイはそう言って、ボクがカレンデュラの制服を着ている画像をルナさんに見せた。

ルナ「うふふ。可愛いですね未青さん。」

未青「えへへ…」


そしてボクたちは舞嗣遠駅の南口の方もいろいろ回った。シャンウェー家具とかだ。


しかし家まで戻る途中だった。

(あっ…)


ボクはトイレに行きたくなってしまった。

(センセイ…)

とまで思ったが、ルナさんも一緒だからかなかなか言い出せない。


家が近づいてきているが、それと比例して尿意もどんどん高まっていた。


(ジュジュ…)

痛みを増していく膀胱。家まであと数分というところで、ボクはおしっこをチビってしまった。


「セ、センセイ…」

「ん?未青くんどうしたの?」

「トイレ行きたい…」

「あらら。家もう少しだけど我慢できそう?」

(首を横に振る未青)


ルナさんも一緒だから、大事なところを押さえるのも恥ずかしい。センセイも言う通り家まではあとちょっとだ。でもとても家までは持ちそうにないことはボクも分かっていた。


家までの道で漏らすかすぐそこのコンビニのトイレに駆け込むかしか、ボクには残っていなかった。


「じゃあ、そこのコンビニのトイレ使う?」

「そうする…」

そう言ってボクは一目散にコンビニへと駆け込んでいった。


トイレへとダッシュしながらボクは店員さんに、

「すいません!トイレ借ります!」

と言った。店員さんにそれが伝わったかどうかは分からない。


トイレへと急ぐボク。トイレに近づくにつれ、段々と膀胱の痛みは激しくなっていく。

幸い男子トイレは空いていた。男子をドアを開け、小便器の前に立って、ズボンのベルトを外し―










































間に合わなかった。

(ジュウウウウウウウウウウウウ…)


あの日と同じだ。いやあとズボンから大事なところを出すだけでという段階だったからあの日よりひどいかもしれない。ボクはあとほんの少し間に合わず、コンビニの男子トイレでズボンのベルトを外して小便器の前に立ったまま、「おもらし」をしてしまった。


(未青のすすり泣く声)

おもらしを終えたボクの目には、涙が浮かんでいた。


水溜りが広がる男子トイレを出るボク。ボクに残された選択肢はこれだけだった。

トイレを出ると、コンビニのレジの側にセンセイとルナさんがいるのが見えた。


フレイン「未青くん…」

未青(黙って俯き、首を横に振る)

ルナ「未青さん…」


ボクはセンセイの体に顔をうずませて泣いた。

(未青の泣き声)

ルナさんが店員さんに何か言っているのが聞こえた。細かいことは聞こえなかったが、ボクがトイレでおもらしをしてしまったのを詫びているのかなとのは察せた。


そしてボクたちは家に帰った。ボクはシャワーを浴び、センセイが用意してくれた服に着替えた。


リビングに戻ったボク。

すると、ルナさんがボクのもとに近寄ってきた。


未青「ルナさん?」

ルナ(黙ったまま未青を優しく抱きしめる)


ルナさんはボクを優しく抱きしめた。

「ルナさん… ありがとう…」

ボクはそのまま、ルナさんの腕の中で眠ってしまった。


そして夕方4時頃に、部屋のベッドでボクはおねしょで下半身が濡れた感覚で目を覚ました。

(ぐしょ…)

センセイの説明によるとボクはルナさんの腕の中で眠った後ボクは部屋のベッドに運ばれ、そこで寝かされた。そして、ボクが寝ている間にルナさんは帰ったという。


「ねえ未青くん。ルナ、いつかカレンデュラ行くって言ってたよ。」

「本当!?」

「うん。」


ボクはカレンデュラにルナさんが来るのが楽しみになっていた。


そして3日後、カレンデュラ。


(ドアが開く音)

未青「いらっしゃいませー。」

ルナ「うふふ。こんにちは。」

未青「あ!ルナさん!」

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