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Case 41「未青"ちゃん"とネルル」

ボクとネルルが友達になってからどれくらい経っただろうか。ボクは何度もネルルと一緒に遊んだ。


そんなある日のこと。

「ねえ未青。未青ってバイトしてるって話を姉ちゃんから聞いたけど、どこでバイトしてるの?」

「ああ… カ、カレンデュラってカフェでだよ。」

「カレンデュラってあの舞嗣遠の駅近くの?」

「うん。ネルルも知ってるの?」

「ああ。俺姉ちゃんと一緒にその近くのうどん屋によく行ってて。」

「そうなんだ。ボクは行ったことないなあ…」

「そこのきつねうどんおすすめだよ。で… 未青はそこでどんなことしてるの?」

「あ、ああ… ウエイターの仕事だけど…」


ボクはあまりカレンデュラでのバイトのことを言いたくはなかった。だってそこではボクはスカートを履いている。それをネルルに知られるのがちょっと恥ずかしかったからだ。


「じゃあ俺今度の日曜日そこ行っていい?」

「うん… ボクその日丁度バイトだし…」


そして数日後。日曜日の昼過ぎの事。

「ああっ… あっ…」

(ビチャビチャビチャビチャ…)

バイト中に尿意を催してトイレに行ったがハミンちゃんが使用中で、我慢しきれずドアの前でおもらしをしてしまったボク。


その着替えを済ませた直後のことだった。


ルキ「ねえ未青ちゃん。」

未青「どうしたのルキちゃん?」

ルキ「なんか、未青くんはいますかって言ってるお客さんがいるんだけど…」

(間違いない。ネルルだ。)と、ボクはそれで全てを察した。

ネルルにこの姿を見られるということに対する心の準備もままならないまま、ボクは店舗スペースまで連れていかれた。


ルキ「お客様。未青ちゃん連れてきました。」

ネルルのところまで連れていかれたボク。プラルさんも一緒だ。

ネルル「これが… 未青ですか…?」

未青「うん… ボクだよ。」


ネルルは状況がまだつかめていない様子だ。プラルさんは

「うふふ。かわいいね。未青くんここではいつもこの格好なの?」

と言った。

「はい…」

とだけボクは返した。すると、

「未青。かわいい。」

とネルルも言った。

「あ… ありがとう…」

とボクは返した。ネルルはボクの方をしばらく見ていた。


プラル「うふふ。ネルルったら女の子の未青くんにドキドキしちゃった?」

ネルル「そ、そんなわけないじゃん…!注文しよ注文…!」


ネルルとプラルさんは注文をした。

未青・ルキ「「かしこまりました。」」

ネルルは季節の渋栗モンブランとカフェラテ。プラルさんはさつまいもクリーム入りチーズケーキとコーヒーだ。

未青「お待たせしました。」

ボクが2人に、注文したものを持って行った。


注文を取った後、ボクはハミンちゃんとのバトンタッチの時間になった。ボクはバックヤードに戻る。

その後はセレちゃんやマリーユさんにネルルのことを話した。

マリーユ「確かに(顔つき体つきが女子同然だったところは)未青ちゃんっぽかったよね。未青ちゃんってもしかして同い年くらいの男の子の友達って初めて?」

未青「はい…」

マリーユ「そうなんだ!良かったね。」

未青「えへへ… ありがとうございます。」


ネルルはボクと同様にトイレが近く時々おもらしをしてしまうことは伏せておいた。


午後3時ごろ。ハミンちゃんとバトンタッチで店舗スペースに戻ったボク。そこにネルルとプラルさんはいなかった。ルキちゃんによると、今から20分くらいに食事を終えて帰ったという。

そして午後4時ごろにバイトは終わった。

レクファニー「また明日ー。」

ハミン「未青ちゃんまたねー。」


家に帰るボク。

未青「ただいまー。」

フレイン「あら。おかえりー未青くん。」


すると家には…

ネルル「未青ー…?」

ネルルとプラルさんが家に来ていた。ネルルはズボンがさっきと変わっている。どうやら、ここに来る最中突然強い尿意に襲われ、玄関前まで来たところでおもらししてしまったようだ。

そのネルルはまたボクがスカートを履いているのを不思議がっていた。柿みたいなオレンジ色のスカートに、黒いタイツを履いている。


手洗いうがいを済ませ、ボクはネルルを連れて部屋に行った。

「ねえ未青…。」

とネルルは言った。


「ネルル?」

「未青って、いつもこうしてスカート履いてるの?可愛いからいいんだけど…」

「あ、ありがとう… カレンデュラ行く時は必ず…かな…。」

「そもそもどうしてスカートとか履くようになったの?」

「ああ。ある時センセイから、スカート履いてみないかって勧められて…―」

そう言いながらボクは、センセイに初めてスカートを勧められた時のことを思い出していた。


~回想~

フレイン「履いてみる?これ。」

未青「ボクが…このスカート… 履くの!?」


フレイン「未青くんの脚、とてもツルツルで綺麗なんだから、絶対似合うって!」


フレイン「はぁぁ〜… 未青くんすっごく可愛い〜!」

~回想終わり~


「結構持ってたりする?」

「うん。センセイからのお下がり含めてどれだけあっただろう…?」

「覚えきれないくらい…!?」

「うん…」


そう言ってボクはクローゼットを開ける。ネルルもそれを見に来る。


「秋冬ものだけでもこんな感じかな…」

「へー…」

「ネルルは履いたこと…ないよね(苦笑)」

「当たり前じゃん(苦笑)まあでも、ユイ姉やレイ姉のスカートが俺の洗濯物に混ざったことなら何度もあるなぁ…」

ネルルはちょっぴり恥ずかしいというか、照れくさそうな表情をしていた。


「そうだ!」

ボクは秋もののグレーのミニスカートを一枚取り出す。そして、ネルルがテレビの方に夢中になっている間にそれに履き替えた。


「ねえネルル。」

履き替えた後、ボクはネルルに話しかける。

「未青?」

「スカート履き替えてみたんだけど。どうかな?」


ネルルはボクの方をしばらく見る。そして、

「可愛い…」

と一言言った。

「えへへ… ありがとう…」

ボクは嬉しかったが、ちょっぴり恥ずかしくなった。


そして…

「あっ… ああっ…」

「未青?」

(チョロロロロロ…)

突然ボクの体に強い尿意が降りかかり、そのままおしっこを漏らしてしまった。スカートの裾を握りしめていたためスカートは無事だったが、パンツとタイツはびっしょりだ。


「フレインさん呼んでくるね。」

「あ、ありがとう…」


その後センセイに付き添われながらボクはシャワーを浴びに行き、パンツを履き替えた。


生足で戻ってきたボク。そういえばネルルの前でミニスカートに生足は今が初めてだ。

ネルルは

「あっ…」

と言い、目のやり場に困っている様子だった。


「なんか…ごめん…」

「あはは… なんだか、かわいいからさ…」


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