ウラ2 狂徒六家
・狂徒六家
日本古来より裏社会で力を持つ六つの家系。戦闘に特化した六つの家系。
〈上禊〉
〈穢下〉
〈無惨鎖〉
〈有屍碑〉
〈天司〉
〈獄牢〉
の六つから成る。
〈上下〉〈有無〉〈天獄〉と対照的である家名ごとに意識しあってはいる。
年に数回、代表者同士の寄り合い(狂徒会議)が行われる。
基本的には殺しなどの戦闘術にすぐれた家系なので、表舞台には出てこない。その性質から財力も権力もそう多くは持たないが、相手が狂徒という存在を知っていればたった一言発するだけで思うままに操ることもできる。
・上禊一族
狂徒の中でも最も多くの家員を持つ。
個人名などは無く、上禊以外の存在は下等であると思っている。
生まれた順番で十一~百までの数字を冠する。(欠番ができたら新しく生まれた子供が受け継ぐ)
生まれた順番なので番号に関係は無いと思いがちだが、特殊な番号にはそれだけの力をもったものが自然と生まれてくる。
代表的な例がゾロ目の“重番”、そして節目となる十の倍数“切番”である。
ニ~十の番号は家員の中でも特に力の強い者に与えられる。
こちらの選定方法は欠員が出た場合は残りのメンバーでの話し合い・推薦などで、引退の場合は引退する人間が指名できる。(結局、息子などを選んだとしても、力がなければ死ぬので関係ない)どちらの場合も選ばれた後にニ~十がこなすような仕事を完遂することで正式に認められる。
最も力のある人間に『一』の座が与えられる。
「神眼」と呼ばれる瞳に関係する異能を持つ。
大抵は見た相手に「威圧感」を与えるだけのモノだが、二~十などはもっと強力なものが発現することもある。