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LUCKY PRESENT  作者: みっち
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第十九話 迷子×RPG×悪玉菌

次は彼女のターンです。


もはやギャグとしか言えないかも…?



――――side Sara


ルクスムを勢いよく飛び出したのはいいが、幸介がどっちに行ったのか全く分からないのでサラ達は困っていた。


「レイナ?コースケかミディアのサーチ出来ないの?」


「コースケは魔力ないから…探せない…ミディアも…コースケのことでいっぱいだったから…」


魔力を覚えていないのだろう。

申し訳なさそうに俯くレイナを優しく撫でてあげる。

どうもレイナの頭は撫でやすい位置にあるらしい。

幸介がしきりに撫でてしまうのも、分かりたくないが分かってしまった気がする。


(まぁ、あとは二択なんだけどね…)


大都市アルケディアはルクスムの南にある。

サラは、幸介は来た道を戻ったりはしない、そして西にはカーム砂漠が広がっているので砂漠にもめんどくさがって行かないだろうと考えている。


というわけで後はどちらも草原の北か東。

そういえば北には最近魔王が復活したとかいう噂を聞いた。

それに東には国境を超えることになるが町があったと思う。


その旨をレイナに伝えるとレイナも賛成してくれた。

方針も決まって東の町に向けて出発。


しばらく歩いて行くと、見知らぬ森に出くわしてしまった。


(ルクスムの東にこんな森あったかしら…?)


どうやらレイナも知らないようで地図を開いてみてもこの辺りに森など記されていない。

しかしまだ昼過ぎだったのでそのまま進むことにした。


サラ達が森に入ると森は跡形もなく消えた。

見渡す限りの草原に戻ったことに二人は気づかずまるで森の中を吸い込まれるように進んで行った。


ある程度進んだはずだが出口など見つからない。

どこから来たのかも分からない。

コンパスもいかれたのか針がぐるぐる回ってしまっている。


(この感じ…まさかダンジョン?ダンジョンって森もあるものなの?)


日が暮れてきたので火を焚き野宿をすることにした。


「それにしてもレイナ、ここ本当にダンジョンなのかしら?モンスターが全く現れないわ」


「この森…魔力に満ち溢れてる…サーチしても何も分からない…」


「その感じだとダンジョンっぽいのだけど…もしかしたら誰かの罠かもしれないわね」


するとレイナは何かを見つけたのかある方向を指差した。


「サラ…あれ…私の目印…ここ…スタート地点…私達…戻ってきた…」


「えっ!?ということは閉じ込められたの!?」


どうやらそういうことらしい。

そして動物すらいないので肉を食べることも出来そうにない。

このままでは食料がきれ餓死してしまう。


しかし今この暗闇の中動くのも危険なので、次の日作戦を考えることにした。




朝になるとサラは木漏れ日で目を覚ました。

レイナを起こし今後の予定について話し合い考えた結果、なにか仕掛けがあるのではないかということで辺りを散策することに決定。


小1時間散策するとサラはあるスイッチみたいなものを発見した。

レイナを呼んで意見を聞いてみたが罠かもしれないとのこと。

だがもうこれ以上探しても何も出て来そうにないのでそのスイッチを押してみた。


すると…


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………


「なっ、何なの!?これ!?洞窟みたいなの出て来たんだけど…」


「とりあえず…その看板…読む…」


同時に現れた看板に目をやるとそこには文字が書いてあった。


[RPGの洞窟→]


一体どういうことなのだろう。

幸介なら分かったかもしれないが、残念ながら二人は看板に書かれた意味を全く知らなかった。


しかしそこに立ち止まっても仕方ないし、他に方法はなさそうなので、二人は慎重に中に入ることにした。

二人が入り終えると洞窟の入り口が消え、中が一斉に明かるくなる。


「どうやら、先に進めってことね。もうどうせ後戻りは…ってレイナ!その頭の上!!どうしたの!?」


レイナの頭の上に文字が書いてあったのだ。


[レイナ LV.1

HP 100/100

MP 70/70]


レイナは自分の頭の上にあるので何が書いてあるのかは見えないが、サラの頭の上にも何か書いてあるのを見つけた。


「サラも…頭の上…」


[サラ LV.1

HP 150/150

MP 50/50]


どうやらサラにも表示されているようだった。

サラは頭の上の文字を触ろうと手を伸ばすとプレートみたいなものが取れた。

目の前に持ってきて確認してみれば、どうやらレイナの頭の上にある文字の自分のもののようだ。


それに触れてみると細かな情報が出て来た。


攻撃力とか守備力とか書いてあるがサラにもレイナにもわからないのでとりあえず進んでみることにする。


てれれれんっ!!


『謎の軽快な音楽と共にスライムが二体現れた!』


「えっ!?このスライムいつものスライムじゃない!!」


現れたのはいつものグロテスクで液体出しまくりなスライムではなく、可愛らしいポヨポヨしたスライムだった。


そしてコマンドが出てきた。


サラ

 戦う アイテム

 魔法 逃げる


(なんなのこれっ!?動こうにも動けないし、変なの出てくるし…それに敵は攻撃してこないし)


レイナ

→戦う アイテム

 魔法 逃げる


レイナはすでにコマンドを選択したようだ。


「サラ…選択…」


「選択?わけわかんないっ!もうどうにでもなれ!」


サラも戦うのコマンドを選択するとようやく動けるようになった。


「よし!いくよっ!!」


『サラの攻撃!スライムAに5のダメージ!スライムAを倒した!』


「ついでにもういっぴ…ってなんでまた動けないのッ!!」


『スライムBの攻撃!レイナに2のダメージ!!』


「いたい…」


「ちょっ…レイナなんであんなのろのろの攻撃を受けるのよ!!」


するとレイナのHPの表示が100から98になった。


『レイナの攻撃!スライムBに3のダメージ!スライムBを倒した!』


ちょめめーんっ!!

『サラ達はスライムの群れを倒した。経験値を4貰った。』


ちゃららららーひゅーすぽっ!!

『サラのLVが2になった!!レイナのLVが2になった!!』


「やっと動けるわ…もうっ!一体何なのここ!?どこからともなくナレーションみたいなの聞こえてくるし、音楽気持ち悪いし…」


「ここ…多分…ダンジョン…」


「そう…なのかしらね。でも確かに聞いたことがあるわ。ダンジョンには常にあるものだけでなく、いきなり現れてはプレイヤーを取り込むものもあるって」


それからサラ達は次々とモンスターを倒して行き、すぽすぽすぽすぽレベルがあがっていつのまにか二人ともレベルが31に到達していた。


「慣れてしまえば意外と楽だわこのダンジョン。敵も弱いしアイテムもどんどん出てくるし…」


実は敵も強くなっていくのだがサラ達も強くなっているのでそこまで敵の強さを感じていないのだ。

やがて二人は大きな扉までたどり着いた。


「何なのかしらこれ?宝物庫の扉かしら?」


扉を開けてみると大きな恐竜のようなモンスターが出てきた


『ボスのボスボが現れた!』


「なんなのこのふざけた名前?レイナ!ちゃっちゃとやるわよ!!」


サラ

HP 1400/1800

 戦う アイテム

→特技 魔法

 守る 逃げる


レイナ

HP 1000/1200

 戦う アイテム

→魔法 ためる

 守る 逃げる


『ボスボの尻尾を振り回す攻撃!二人に200のダメージ!』


「なっ!こいつ予想以上に早いし強い!!心して戦わないと!!」


『サラの五月雨突き!ボスボにボスボス突き刺さる!!ボスボに300のダメージ!』


「そのくだらないシャレはいらないわよっ!!」


『レイナのサンダーアロー!ボスボに250のダメージ!』




そしてなんだかんだで…


「やばいわっ…このままじゃ負けてしまうっ!」


二人はピンチになっていた。


サラ

HP 250/1800

 戦う→アイテム

 特技 魔法

 守る 逃げる


レイナ

HP 200/1200

 戦う アイテム

 魔法 ためる

→守る 逃げる


「ここは絶対耐えるのよ、レイナ!!」


『ボスボの火をはく攻撃!サラに230、レイナに190のダメージ!!』


「よかった生き残った…これだけは使いたくなかったんだけどね…」


『サラは悪玉菌を使った!どこからともなく頭から触角の生えた黒い生物が現れた!』


「バイ〇イ〇ーン!」


キラーン☆=


『なんと!悪玉菌はボスボと共に空の彼方へと消えてしまった!!』


ちょめめーんっ!!

『サラ達はボスボを倒した!ボスボが経験値を5000飛んで行くときに落としてったのをサラ達は拾った』


ちゃららららーひゅーすぽすぽすぽすぽっ!!!

『サラのレベルが35になった!!レイナのレベルが35になった!!』


「だからこれだけは使いたくなかったのよ…(著作権的な問題で)」


この謎のアイテムはダンジョン内で手に入れたのだが中々使えずにいた。

まぁ結果的には倒せたのでいいこととする。


その後ボスボのいた部屋には宝箱がたくさん落ちていたので拾い漁ると光の扉が出てきた。


「出口…?」


「まぁ行ってみようっレイナ!」


二人はその光の中に飛び込んだ。


するとそこは光に包まれた空間でその中にぽつんと家が一軒建っていた。


「どこかしら…ここ」


「富岡さんの家…」


「どうしたのレイナ?突然変なこと言って」


サラはレイナの指差した方を見ると標札があり確かにそこには「富岡さんの家」と書かれてあった。


(普通標札なら名前だけでしょ…)


半ば呆れながら扉を叩くと中から声がした。


「あ、すいませんがもう新聞はジャスティス取ってるんでー!!」


「新聞勧誘じゃねーよっ!!!」


サラは扉を蹴り壊して中に入った。


そこには一人のおっさんが柿の種を食べていた。


「ここを訪れてくるやつも久しぶりだな…で、ここに来たということは何が望みだ?」


「えっ、何でも叶えてくれるのっ!?」


「いや、無理だ。言ってみただけっ、ぐぼふぉぁっ!!!」


「なら言うなやっ!!いちいちめんどくさいおっさんね!」


サラはおっさんを殴り飛ばした。

そしてレイナは家の中を探索している。


「まぁまて、まずはお互いに落ち着こう……ってそこの小さい方!何人ん家のもん持ってんだぁ返せぇっ!!」


レイナはいつの間にか水晶を持っていた。


「そ、それはっ!レイナ!でかしたわよっ!!」


サラ達は「運命の水晶」を手に入れた。


<運命の水晶 ランクS

占った人の三年後の未来を見通せる水晶。ただし見た運命は必然となってしまう>


「あーあ…取っちゃったよ…俺が渡す予定だったんだけどな。それは俺のダンジョンをクリアしたご褒美だ。ちなみにまた俺の森に出会えば続きからできるぞ。ま、運がよければだけど…じゃ、またいつか」


サラとレイナは再び光に包まれた。

目を覚ますとそこは森に入る前の草原だった。




感想などなど待ってます。



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