↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

電源〜遊んでいる神々

作者: スタート
掲載日:2026/10/15

 この作品は、たまたま電車に乗ってる時に思いついた作品です。流されていくように、誰かに動かされているように見えたので小説に使えるなと思い、書きました。

 私たちは、誰かに動かされている。

誰かはわからないが。

幼い頃からそんな奇妙なことを考えるようになった。

私はおとなしい子供だったが知的好奇心が強く、中でも「この地球はどうやってできたのだろうか」と考えるのが好きになった。

地球は、誰が作ったのだろうか。

自然発生なのかな。神の仕業なのかな。

漠然と妄想が走った。

友達が少ない分、友達は頭の中だけだった。脳内の「友達A」とも言える存在だけが、唯一の友達であった。友達Aは、遊べる時と遊べない時がある。日によって性格が違うので、少し怖くなる。


周りとは合わないというより、合わないように仕向けた自分がいる。人付き合いが苦手だからである。

時々、自分の意思とは反対に動いていることがある。

自分でも少し怖くなる。

――そんな友達もいなかった自分が、特別なものを見たのは、たまたま電車に乗った時だった。

ベルトコンベアーのように、汗だくの人々が流れていく。

機械的に流されていく。逆流することができないのであろう。怖いから。家族という守るべきものがあるから。

それを見て、自分は、なんとなく違和感を覚えた。

なぜ流されていくのだろうか。それは会社からの圧力や、家族などの期待からかもしれない。

だが私は、誰かに動かされているのではないかと、その時ふと思った。

それは地球上の生物ではない、得体の知れない者が。

そこから私は、「誰かに動かされているのか」を考えるようになっていった。

会社や家族からの圧力ではない、何か違ったものに動かされていると思うのだ。些細なことで、私の興味は「創始者」や「誰に動かされているのか」というものに視点が一点になった。

  *

そこから、私は大学で「創始者学」という、まだ名の知れてない学問を研究していた。

大学になっても、脳内の友達Aとの会話は続いていた。

「もっとハキハキしろよ」

脳内Aが語りかけていた。

自分の中にあるはずなのに、感情が真逆で驚いている。ここ最近になって真逆になり始めたのである。なぜだか見当もつかず、気にも留めなかった。

私は、ふと気がついたことがある。

宇宙はゲームのようである、と思うのだ。宇宙は膨張をしていて拡大しているが、「箱」という意味ではゲームと同じだと思ったのである。

明日からこのことを論文に書いていこう。そう思った。



  *

しかし、翌朝目を覚ますと、気温が50度という異常な温度になっていた。

「意図的に遊ばされている」

その時、ふと思った。

地球全体、住める場所はどこにも無く、人々は死んでいった。

もしかすると、神はゲーマーのような存在であり、私たちは遊ばれている道具なのかもしれない。

主人公は、息を引き取る前にそう思った。

宇宙というゲームが、そこで電源を落とした。

プレイヤーという名の神様が、次に電源を入れるのは、当分先になるだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。