自給率70%のジャガイモが「外圧」で病気リスクに無駄にさらされる!
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は北海道を始めとする主要産地から懸念と反対の声が上がる中「外圧」によって強引に生鮮ジャガイモの輸入が開始されてしまう可能性が極めて高そうだという事をお伝えしようと思います。
質問者:
まず、今の日本産のジャガイモの状況はどうなっているんですか?
筆者:
現状、加工用ポテト冷凍ジャガイモ(つまりファーストフードにあるポテト)の輸入のみが認められています。
そこを冷凍以外のものに関しても輸入をアメリカからの圧力によって許可しようという流れになろうとしているんです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA18A3S0Y6A910C2000000/
質問者:
筆者:
現状、ジャガイモ全体で見た場合は7割弱と言うデータがありますが、
https://toukeiclub.com/japan-agriculture-grain-production-land-trend/
生鮮ジャガイモに関しては100%近い水準を維持しているという見方もあります。
ただし、今回輸入する理由の一つとしては「多角化戦略」の一つとして理由を掲げています。
というのも昨今の気象状況の異常さや日本の農家の高齢化の状況を鑑みると日本のジャガイモ自給率の更なる低下は避けられないという判断もあるからです。
質問者:
筆者:
ところが、「マイナビ農業」の調査によると輸入解禁については、89.2%が「反対」と回答し、「どちらとも言えない」が4.6%、「やや賛成」「やや反対」はいずれも3.1%だったようです。
輸入解禁で懸念されることで最も多かったのは「病害虫侵入」35.8%。次いで「国産価格の下落」31.8%、「解禁の進め方」17.2%、「販売量の減少」10.6%となったいるようです。
質問者:
2番目の「価格の下落」に関しては生鮮ジャガイモの自給率が100%に近い状況なので、価格が下がるだろうという事は予測できるのですが、
筆者:
このサイト https://president.jp/articles/-/118401 を参考にして書かせていただきますと、
『植物防疫所は輸入時の目視検査だけでは見つけにくく、侵入すれば大きな被害が出る病害虫の寄主植物について、輸入禁止や厳格な条件を設けているのです。
ジャガイモの病害虫の中で最も恐れられているのが、ジャガイモシストセンチュウ類です。ジャガイモシストセンチュウは、ジャガイモの根に寄生する小さな線虫であり、人や家畜には基本的に害はありません。しかし、ひとたび植物に寄生すると根から水分や養分を吸う力を弱らせ、ジャガイモの生育不良や減収を引き起こします。
ジャガイモシストセンチュウが怖い点は、そのしぶとさにあります。雌は体内に200〜500個の卵を抱えたまま死に、体が硬い袋状の「シスト」になります。このシストの中の卵や幼虫は、土の中で15年以上も生き残ることもあるのです。いわば、畑に埋め込まれた小さな時限爆弾のようなものです。』
などとあります。
ちなみに、ジャガイモシストセンチュウというのは2015年に国内初発見されて現在も除去しきれていない状況のようです。
加工用に限定されている現在の輸入も、土を水洗いで除去すること、密閉型コンテナで運び、輸入後は速やかに指定施設へ運ぶこと、そして港の近くにある指定施設で加熱加工することになっており細心の注意を払って扱っているようなのです。
質問者:
でも、加工用と同じような扱いで生鮮ジャガイモも取り扱えば大丈夫なのでは無いですか?
筆者:
卸売市場を経由して、全国のスーパー、八百屋、外食チェーン、そして一般家庭へと不特定多数のルートに分散します。加工用のような「港から工場までの一元管理」という閉鎖的な防護網を敷くことが難しいためだと言われています。
また、購入した消費者が輸入生鮮ジャガイモを自宅の庭や畑に「種イモ」として植えてしまうケースがあります。
その種イモに病害虫が付着していた場合、それが周囲の農地に一気に蔓延してしまう可能性があるからです。
民間から周囲の農家に一気に広がってしまえば一気にその地域が壊滅的なダメージを受ける可能性があるのです。
質問者:
加工用のように徹底的に防御が難しいので深刻なことになる可能性が高いという事ですか……。
筆者:
特に病害虫では北海道に大きな影響があると言われています。
北海道の農家は1つの畑でいくつかの作物を毎年ローテーションで回していく輪作という作付け方法があります。
十勝地域では、「畑作4品」などといわれ、甜菜、豆類、ジャガイモ、小麦を4年間で回すのが一般的な輪作サイクルとなっているようです。https://furusato-ikiru.com/chapter/hokkaido/detail-472/
ジャガイモをやめるとそれだけで4年に1回収入が大幅に減ってしまうという深刻な状況にもなりかねないんです。
質問者:
◇それでも「アメリカ様の外圧」の前には無力
筆者:
その上で価格の低下というリスクもあるわけですから、多くの農家の方が反対するのも頷けます。
しかし、それでもアメリカの生鮮ジャガイモが輸入される可能性が極めて高いと思っています。
質問者:
まだ確定でもないみたいなのに極めて高いとどうして言い切れるのですか?
筆者:
まず、9月28日の記事によるともう生鮮ジャガイモ輸入までのプロセスのうち、もう最終工程みたいなんですよ。 https://www.fnn.jp/articles/-/1122067
基本的には高市総理は「アメリカベッタリ」の発言や写真ばかりじゃないですか?
その上でイランへの攻撃や日本人がトップのICCへのアメリカからの制裁についても文句を言えない――そしたら、この状況から撤回される可能性は無いと言っても過言では無いです。
質問者:
筆者
病原虫については紛れていた場合にはその地域から輸入禁止と損害賠償請求権をアメリカに対して持つことなどを強い措置を入れなくてはいけないと思います。
後は米もジャガイモも農協が農家から高く買って安く市場に売ってその赤字を国が補填するだけで価格の問題も解決するんですけど、どうにもそれをやってくれないし、プランにも無いです。
あらゆる方法を駆使して総合的に見たら「日本の農家を追い詰める大作戦」を日本政府が決行しているという事だと思います。
質問者:
日本の農家を潰してアメリカ産で占めつくすという事ですか……。
筆者:
最終的にはそれが狙いなのだと思います。
農家にとってマイナスになる政策を展開して高齢者ばかりにすることで自給率を下げて、結果としてアメリカが占めることになるでしょうね。
こうなると各家庭で1作物でも自給して安心感がある食べ物を少しでも増やすことが大事だと思いますよ。プランター栽培やベランダ栽培で一向に構わないので無農薬で安心できる食べ物に置き換えることが大事だと思います。




