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その時だ。

ポケットが赤く光った。

いや正確にはポケットの中のものが光ったのだ。

「ええっ」

先輩ともども驚いていると、何か聞こえた。

はっきりと聞こえたのだが、それが何かの音なのか、人間の声なのか動物の泣き声なのかも判別できなかった。

「うわわわっ!」

先輩は奇声を発したかと思うと、いきなり走り出した。

「ちょっと」

俺は追ったが、途中で見失ってしまった。

――どこいったんだ。

いくら探しても見つからない。

――あのまま帰ったのかな。

そういうことにしておこう。

それがいい。

俺はとにかくもう帰りたかったのだ。

出口を目指して歩く。

そしてもうすぐ出口というところで、見つけた。

一枚の紙。

先輩が手術台の下で見つけたものだ。

再度見なおしてみても、やはり何が書かれているのかわからない。

図形なのかイラストなのか文字なのかさえも。

俺はその紙をその場で破り捨てた。

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