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Ctrl+space  作者: acdo
前章 訪れ
8/13

F8

「いやー、思ってたよりも早かった」


あの後、無事に街の北辺りに着いた。


早くても30分ぐらいかかると思っていたけど、たった15分で着くとは。

(体内時計)


「身体能力強化」、だいぶ凄い。


「・・・でも、疲れた」


身体能力が強化されているとはいえ、普段のように疲労はするようだ。


「ぶっ壊れって程じゃないみたいだ」


「疲労もしない」とかだったら、なんかズルしてるような気になる。


「ま、異世界にズルとかズルじゃないとかないけど」


とはいえ、45分のところを15分で着くってだけでも、かなりぶっ壊れだと思う。


「戦闘のときは重宝しそう」


炎出せるとか、雷出せるとかよりも、こういうバフとかの方が、

割と役に立つかもしれない。


俺は、戦闘するのが待ち遠しくなった。


「でも、これからどこ行こうか?」


特にやることも無くなった。


でも、何かを忘れているような気が・・・


「・・・そういえば、俺、ぼっちだ」


そう、仲間だ。


異世界に来たら、大体仲間集めて冒険に出るって相場が決まってる。


「なら、俺も仲間を集めるか」


でも、どうやって仲間を集めよう?


なんかこの近くに人が集まる場所は・・・


「あ、そういえば、『ユニオン』があった」


ユニオンって確かギルド的なところだったから、仲間を集められるかもしれない。


俺は、街の南に向かった。



_____________




「やっぱ、あんまデカくないよな、この建物」


「ユニオン」の前まで来た俺は、少し驚く。


ギルド的な施設なら、もうちょっと大きくても良いと思う。


「あと、『ユニオン』って街の真ん中にあったんだな」


「ユニオン」の近くにあったマップを見てみると、現在地が、街のど真ん中になっていた。


「ってことは、最初にこの街に来たとき、俺、見逃してたのか」


確か、南から入って、おばあさんと出会って、南に戻ってここに着いた・・・


なんでこんな派手な施設を見逃すんだろう。


「いや、たまたまこの道を通っていなかっただけだ」


見逃していたと言う事実をなぜか認めたくない。


「まぁいいや、早く仲間集めよ」


俺は、気分が沈んだまま、「ユニオン」の中へと入った。

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