四拍子ダンジョン
ダンジョン出前ってなんなんだ。ダンジョンの中ところか、エビのオイルと煮た貝ガラを8つずつ頼むやつは現実の出前にも存在しないだろう。冒険者をやって、わざと回復用アイテムを持たずに、ダンジョンの中で出前料理を受け取る。わけわからん。あ、サブ職業が調理人のプレイヤー向けにミニゲームを作ったじゃない?この意図的にオフビートを濫用した物語に対して、可能な限り下品な言葉で軽蔑を表したい。
NPCは料理の内容を変えない。受け取れたら姿が消えるんだ。ダンジョンの中で魔物をシュハスコ方式で食べるのも面白そう。6シーズンでそう。
魔物の体を使ってバグを起こす。そして、インターネットと繋げる。通信量で一発ばれるが、この時代では誰も気にしないようだ。常識が書き換わるというのはそういうことだね。
悪い知らせが届いた。料理して届いてくるプレイヤーはダンジョンの別のエリアで引っかかって、すぐ来られない。私からしたら、作ると届くとはまったく別のステップで、その任務を連続してやって15%経験値が多くなるが、作って他人の届ける依頼を受けたら、経験値2倍だ。小学生でも分かりやすいのだろう。いや、もしかしたら、この時代ではコライダーが学校の代わりに教育の役割を果たすかもしれない。化石人類からの知識を粒子でぶち込んで、新しく出版される本が消えたのかもしれない。
私ったら、なんて恐ろしい人間知能なんでしょう。いっそ世界征服してみようか。冗談をやめなよ。
たいまつをダンジョンの通路に置いて、魔物をディスコダンスさせる。もうやだ。歌いたくなるの。
「ハルアン ルムティ…」
あ、著作権が切れたのはアクタル語バージョンのみか。
糸の形がしている魔物がいないのか?新体操をしたい。どうせこのキャラクターは魔物を倒せないから。
任脈と督脈を貫通させたら解放できるかも。え?どういう設定となっている?あ、名無し冒険者だ。小さい魔物があったら、ゴルフ風おはじきでもできるじゃない?
どんどん元の設定を逸脱する今の私にとって、私だけの王子様(エビのオイルと煮た貝ガラを8つずつ所持)が望ましい。
「Ich bin sch〇appi」
あ、どうやら品物が届いてきた。
「躍動感のある踊り方だね」
長い通路にこっそりと自己解放して踊る人として、絶対にコメントが欲しくない。NPCからしたら魔物の表面全体がブラウザになったら、プレイヤーが見えるのかしら?
「それはどうも…」
何も言わなくても通じ合ってる気まずさ。言うまでもなく、「あのかた」だ。ようやく別のところに転移される。けど、システムに感謝でしか言えない。この空間はもういやになったから。