表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

四拍子ダンジョン

ダンジョン出前ってなんなんだ。ダンジョンの中ところか、エビのオイルと煮た貝ガラを8つずつ頼むやつは現実の出前にも存在しないだろう。冒険者をやって、わざと回復用アイテムを持たずに、ダンジョンの中で出前料理を受け取る。わけわからん。あ、サブ職業が調理人のプレイヤー向けにミニゲームを作ったじゃない?この意図的にオフビートを濫用した物語に対して、可能な限り下品な言葉で軽蔑を表したい。

NPCは料理の内容を変えない。受け取れたら姿が消えるんだ。ダンジョンの中で魔物をシュハスコ方式で食べるのも面白そう。6シーズンでそう。

魔物の体を使ってバグを起こす。そして、インターネットと繋げる。通信量で一発ばれるが、この時代では誰も気にしないようだ。常識が書き換わるというのはそういうことだね。

悪い知らせが届いた。料理して届いてくるプレイヤーはダンジョンの別のエリアで引っかかって、すぐ来られない。私からしたら、作ると届くとはまったく別のステップで、その任務を連続してやって15%経験値が多くなるが、作って他人の届ける依頼を受けたら、経験値2倍だ。小学生でも分かりやすいのだろう。いや、もしかしたら、この時代ではコライダーが学校の代わりに教育の役割を果たすかもしれない。化石人類からの知識を粒子でぶち込んで、新しく出版される本が消えたのかもしれない。

私ったら、なんて恐ろしい人間知能なんでしょう。いっそ世界征服してみようか。冗談をやめなよ。


たいまつをダンジョンの通路に置いて、魔物をディスコダンスさせる。もうやだ。歌いたくなるの。


「ハルアン ルムティ…」

あ、著作権が切れたのはアクタル語バージョンのみか。


糸の形がしている魔物がいないのか?新体操をしたい。どうせこのキャラクターは魔物を倒せないから。

任脈と督脈を貫通させたら解放できるかも。え?どういう設定となっている?あ、名無し冒険者だ。小さい魔物があったら、ゴルフ風おはじきでもできるじゃない?

どんどん元の設定を逸脱する今の私にとって、私だけの王子様(エビのオイルと煮た貝ガラを8つずつ所持)が望ましい。

「Ich bin sch〇appi」

あ、どうやら品物が届いてきた。

「躍動感のある踊り方だね」

長い通路にこっそりと自己解放して踊る人として、絶対にコメントが欲しくない。NPCからしたら魔物の表面全体がブラウザになったら、プレイヤーが見えるのかしら?

「それはどうも…」

何も言わなくても通じ合ってる気まずさ。言うまでもなく、「あのかた」だ。ようやく別のところに転移される。けど、システムに感謝でしか言えない。この空間はもういやになったから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ