ダンゴ、タンゴ、デュプリカド(Duplicado)
私は重病でベッドに長年横立ってある、ひとり親の母だ。
よく息子が冒険者に、「崖にある薬草を採ってくれ」と繰り返して依頼している。
そんな息子が、いつの間にか、ダンゴ作りが上手くなった。私は体を動かすことができないから、その息子が作ったダンゴを食べながら、外の世界の声を聞いて、メンタルが外に旅をでたりする。
ある日に現れた冒険者は、私の傍に来て、突然手を出してくれた。
「一緒にタンゴを踊る?」
肩をたたいてくれたりした。距離が近い。リアルの世界でお互いの匂いがわかるほど近いんだ。
「このシーンでナンパする気?こう考えるのはあんたくらいだわ」
「そんなの、考えていない。でも、設定通りのサリフを出さないのは、さすが秋水さん」
カベセオの視線を送ってきた。私は軽くうなずいた。
変だね。この時初めて、息子に新しいパパがいたら、今の生活がどう変わるかと考えた。
「私」の「息子」でもないのに。
「抱き上げてくれる?足がしびれていたから」
男が
男は左手を上げ、右腕を私後ろに回し、私の背中、多分肩甲骨の少し下くらいに手を置いた。重い体を動かすのは大変だ。
彼の左足が前に動かした時、私が右足を一歩下がらないといけないのだっけ?両足を揃えたまま、右足を動かしてから、左足を合わせる。そう、そうだわ。 繰り返して!デュプリカドだ。
今までずっと病気で寝込んでいた私だけど、今は体を反時計回りに動かして回るようになった。医者から見たら、医学的奇跡と思い込むかもしれない。残念ながら、病気だったのは「ひとり親の母」だ。けど、このタンゴからの楽しさを味わうのはまさに「私」だった。
息子がまだ帰ってこない。それはそうだ。冒険者がクエストを受けて、アイテムを持ってこないと現れないから。君の母はいま、閉店セールで1500円のブランド品バックを買った以上に喜ぶのだわ。
プログラムが模擬した「喜ぶ」にでも、楽しんでいる。
私は素早く一歩下がり、二歩目まで体を前に振り出す。長年横立って溜まった疲れも取れたようだ。歩幅は徐々に長くなり、スムーズになっていく。簡単な動きにこだわり、簡単な動きをマスターすれば、あとは自然に流れていく。今の私はまさに、タンゴのクイーンだ。
このダンスパートナーなら信頼できるのだ。私は次のビートの最初のクイックステップで、その次のステップに足をかけたまま、パートナーに向かって180度回転してみた。これからは、タンゴのクイーンがリードするわ。けど、音楽がいつの間にか聞こえるのだろう?そんなこと、気にしないで。さあ、派手になっていこう!
音楽が終わり、息子が戻ってきた。冒険者がこの部屋から出ずに、クエストを受けて完成した。
「最初から採ったのかよ」
頭の中の声で、ツッコミしなかった。設定通りのサリフ以外を出せないから。