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第95話 王城内の施設

「おはようございます」

「おはよ~」

「おはよ!」


 毎朝、こうやって執務室で挨拶をして仕事が始まる。私とレイナちゃん、フィネメイゼの3人の仕事場。挨拶で元気を共有だ。


 私たちの仕事は基本的に朝9時から始まる。それまでは自由時間だ。

 この朝9時始業というのは王宮や王城内で生活をしている人ほぼ全員が共通。外から通っている人は10時からと言う決まりになっている。

 ちなみに、24時間仕事がある警備関連の仕事や、他の朝早い仕事は例外だ。


 王城内には王宮で働いている人の寮のような物がある。自宅から通っても良いのだが、王宮で働いている人は安くこの寮に住めることになっている。

 寮に住んだら9時始業で、外に住んだら10時始業というのは王宮で働いている人からすると初めに頭を悩ませることらしい。

 朝ゆっくり寝たいけど、寮に住めば家賃がほとんど掛からない。それに通勤時間も短縮できるなどなど。

 ちなみに、終業の時間はそれぞれで、部署によって決まっていたり決まっていなかったりという感じ。私が定めたりとかはしていない。


 王宮内には大きな食堂がある。働いている人の多くはそこで朝食を取る。ちなみに、王城内に住んでいる人は朝食無料だ。

 働いている人は例外なく朝昼晩3食の食事を食べることが出来る。

 1週間ごとにいる日いらない日と申請を出すシステムにしていて、食品ロスなどを極限まで減らしている。

 私も大体毎日3食食堂で提供されるものを食べている。

 食べるところはなんとなく身分別で分かれているけど、あってないようなもので、身分関係なくわちゃわちゃと話しながら食べているようだ。仲が良いのは良いことだ。


 ちなみに、私はなかなかその輪の中には入れない。それは仕方がないことだと分かっているから割り切っているが、レイナちゃんと2人で食べることが多いかな。

 たまにならいいでしょう、と認められた日は混ざったりするけれど、周囲の人が萎縮してしまうのはかわいそうだなと思って極力割けている。

 出来れば私もみんなと食べたい。


 ちなみに今日の朝ご飯は焼きたてのパンとクリームシチューにサラダだった。栄養士さんが献立を毎日考えてくれていて、同じような食事が続くと言うことはほとんどない。

 冬の後半になってくると同じようなものが出てきたりもしたが、来年からどんどん改善されていくはずだ。まだこの国に冬は2回しか訪れていないから。


 王宮、王城内にはとにかくいろいろな施設がある。通常王城内には一般の人は入れないのだが、一部は開放していたりもしていて、国民達の憩いの場にもなっていたりするらしい。私はあまり顔を出さないからわからないのだが、少し顔を出してみたいなとは思っている。


 一般の人が入れないのだが、王城内にある施設をいくつか紹介。

 まずは鍛冶屋。王宮から出て王城の門の方向へしばらく歩いたところにある施設だ。国内から腕の利く鍛冶を集めた。王城で働いている人の中にはやはり戦闘要員の人も居て、日々の鍛錬で剣がボロボロになったりもするだろう。

 そのたびに一度王城から出てというのも大変だろうし、需要があると思って設置した。


 あと、王宮内には小さいがコンビニのようなものがある。

 お菓子や文房具、手ぬぐいにティッシュなど、日本のコンビニのニシゾノ王国バージョンみたいなお店だ。仕事をしていて何かが足りなくなったときにここで購入できる。

 ちなみに、このお店を出している商会はかの有名なニシゾノ商会だ。


 あとは日本の銭湯を再現した大浴場が王宮内にある。

 私は利用したことがないのだが、働いている人に話を聞いたら相当いいらしい。私も大浴場でお風呂に入ってみたい。


 他にもいくつかあって、さらに追加するための工事なんかも絶賛行われている。

 プールなどの娯楽施設も一応用意してみたのだが、まだ建国したてで仕事が忙しいためあまり利用者はいないみたいだ。ある程度国家が安定してきたとはいえまだバタバタとしている。


 他の王城内施設、一般開放しているものもいくつか紹介する。

 まずは運動場。これは兵達が訓練で使うのとはまた別の、一般開放用のものだ。

 つぎに庭園。少しお茶なんかを窘める建物や、大きな池などを設置したものだ。利用者の年齢層が比較的高いと報告を受けている。

 あとは貸し農園とかだね。王都にいるとなかなか家庭菜園とかも出来ないだろうから、申請をしてお金を払ってくれた人に農地を貸し出していたりする。

 この農園が、『上手くいけば王城で雇ってもらえる』となかなか人気で、予約が殺到している。もしかしたら王城外にも貸し農園を作らなくてはいけないかもというレベルだ。


 この王城で雇ってもらえるというのがどういうことなのかというと、農業担当のゲルツが時々この農園に顔を出していて、そこで知識がある人なんかを雇い入れたりしているらしい。

 これからのゲルツの成果に期待だ。


 他にもいくつかあるが、工事中のものも多いのでまた数年経ったらどうなっているかわくわくしているのだ。







「そういえばレイナちゃん、私の今日の予定って何かある?」

「今日は大きな予定はなし! いつも通りのお仕事~」

「わかった。ありがと」

「あ、そういえば陛下、今朝小国連合から書簡がとどきましたので確認して下さい」

「はーい」


 先日話に上がっていた小国連合。早速お手紙が届いたそうだ。

 えっとなになに?


「内容はどうでしたか?」

「2週間後にこっちに使者を送るってさ」

「2週間後ですか。わかりました。じゃあ準備しないとですね」 

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