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第61話 作業開始

 川を作るのは私がすべてやってもいいんだけど、それには相当な魔力がかかるだろう。別にできないことはないんだけどなかなか厳しい。

 そうなってくると、国民のみんなにやってもらうのがいいかなって思う。

 国庫からお金を出していかないと経済も回っていかないわけだし、雇用を増やすことはとても大切だと思うんだ。

 川を掘るということを国民のみんなに仕事として発注することで、雇用を増やしていくこととする。

 公共事業は大事なのだ。


 正直今は好景気だからやらなくても大丈夫なのだろうけど、今後の試験もかねてやることとする。




 求人の募集は町や村の掲示板、ギルドなどに張り出してもらい、あっという間に人は集まった。

 想定よりかなり多くの人が集まってくれて、これなら結構早く終わりそうだ。


 川はただ王都に向かって直線的に持ってくればいいわけではない。

 地盤や地形など、様々な要因を考慮しながらどこを通していくのかを決める。

 これは私とフェルイツの2人でじっくりと構想を練った。

 ここから馬車で2時間ほどのところに大きな川が流れており、そこから山を迂回するような形で王都へと持ってくる。

 これが最もいいルートだ。


 地盤に関しては私が魔法である程度調査したため、すべての水が地面にしみ出してしまう。といったことは発生しないと思う。

 また、万が一水害が発生したときに被害が出ないよう、付近に町や村が存在しないルートを通すこととした。


 早速作業に取り掛かってもらう。





 現場の総指揮はフェルイツの補佐をしているメリーダという男にやらせることとした。

 どうやら田舎出身で、土木工事を多く経験してきているらしいので非常に頼りがある。

 この大工事の指揮をメリーダだけでやらせるのはなかなか苦だろうということで、これまた土木関係に詳しいジェベルストス、ウバーラ、イルの3人も派遣した。

 どれも優秀な人たちだから大丈夫だろう。


 工事の道具は、数があまり確保できなかったために全員分ではないものの、採掘魔法が付与されている魔石を使ってもらう。また、原始的ではあるもののシャベルやつるはしも用意させてもらった。

 地球のように機械が存在しないため、非常に大変な重労働になるかと思うのだが、頑張ってほしいと思う。


 建設現場の付近に仮設の住宅を建て、希望者はしばらくそこに滞在してもらうことにした。

 この施設はあまり人気がないかなと思ったのだが、王宮の料理人がそこに着くということもあってか、大体の人はそこで寝泊まりをしているらしい。

 しっかり体を休めて安全に仕事をしてほしいと思う。




 工事は滞りなく順調に進んでいる。

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