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第49話 学院の話

「で、領地の方はもう大丈夫なの?」

「はい。先ほどももうした通り、非常に優秀な者たちが集まっています。私も王宮の方である程度の作業はしますが、基本的にはそちらに任せても問題ないでしょう。」


 フィネメイゼはそういうと、えっへんと言った感じで胸を張った。どうやらいい部下を持ったらしい。


「ですが、また冬が訪れるころには戻らせていただきます。」

「うん。それは全然かまわないよ。」


 冬の時期は王宮との連絡が取りにくくなるからね。いざというときに領主と連絡が取れなかったら大変だ。

 でも、いま無線の開発を進めているから、いずれ冬に帰らなくてもよくなるようになるだろう。ちなみに、開発は難航しているため、あと最低でも数年はかかる見通しだ。


「あ、ところでフィー、学院の方は見たよね?」

「はい。すごいですねあの建物。相当豪華ですよ。生徒数も結構多いですし。」

「そうだね。でも、人手がとにかく足りないというのは聞いている?」

「いえ。そのようなことは聞いていません。」

「そっか。じゃあ今話すね。」


 私はフィネメイゼに人手不足が深刻な学院の話をした。

 そして最後に、フィネメイゼが教師としてたまに教えることになるかもしれないと話した。


「えーー!?私が教師ですか!?」

「そう。まあそれほど深刻ということだよ。」


 そういうと、フィネメイゼは口元に手を当てて、何か考え始めた。


「んーー、私、何教えられますかね。」

「「いやいやいや!」」

「教えられることいっぱいあるでしょう!」

「そうだよ!フィーすごい!私にもいろいろ教えてくれたし!」


 私とレイナがそのように言うと、驚き、うれしそうな顔をした。

 そして、にやにやと笑いながら話し出した。


「そうですかね?なら、やってみようかな~!」

(ちょろ!)

(ちょろいなこいつ!)

(ちょろい!)

 私、神、レイナの心が一つになった歴史的な瞬間かもしれない。


「ということで、急にそんな予定が入るかもしれないから、一応準備だけしておいてね。」

「わかりました。覚えておきます。」


 ちなみに、自由選択が始まるのが今日から2週間後で、それまでの2週間は必修科目やこの国のくわしい紹介、学院、王都に王城などの案内がある。

 そして、普通は入れない王宮にも入ることができるので、生徒はウキウキでその時を楽しみに待っているとか。

 王宮に入れる理由としては、卒業後に王宮で働く生徒も出るかもしれないという理由だ。

 将来働くことになるかもしれないところを、実際にこの目で見て、モチベーションや今後の計画につなげてくれればいいなと思っている。


「いやー、学院って楽しそうですね。確か、部活動?というのもあるのですよね?」


 そうである。学院では部活動も行う予定なのだ。とりあえず今は1期生の為、どのような部活ができるかは正直言ってわからない。

 1期生たちに自由に作ってもらう予定だ。一応大人達でもどのようなのがいいか考えはするが。

 ちなみに部活の開始も2週間後である。


「たまには様子とかも見に行きたいですね。」

「いいね!今度行ってみようか!」

「でも、ねね様が行ったら学院盛り上がっちゃうんじゃない?」

「まあ、大丈夫なんじゃない?」


 入学式では顔を知らない人もいたのだろうが、この国の詳しい紹介をこの2週間でならうようなので、私たちが行く頃にはバレるだろう。


「ていうか、あなたたちもバレるでしょうね。」

「まあ、大丈夫なのではないでしょうか。」

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