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第12話 国の経営と憲法、そして人材確保

 私の国は、経済大国を目指してどんどん発展していく方針をとることにした。

 これはやるからにはとことんやりたいという私の個人的な性格が大きく反映されているだろうが、民を幸せにさせるうえで発展は欠かせないのは事実だ。許してほしい。

 



 幸せとは余裕であると私は考える。

 例を挙げると、いくらお金があっても時間に余裕がなければそのお金を消費することもできない。逆に、時間に余裕があってもお金が余裕なかったら何もできないし、そのどちらもなかった場合は、簡単に察しが付くだろう。

 何事にも余裕が最も大事だ。


 発展途上の国に足りていないもの、つまり今の私の国で足りてないものと言われると、それは衣食住だろう。

 王都は発展していて、衣食住はしっかりと整っているように見える。実際そうだろう。しかし、ここまで来る途中に通った村々に目をやると、そうではない村がほとんどだった。

 以前の領主の搾取によって金銭的な余裕がない人々、天候的な問題によって不作が続き、食料に余裕がない人々、新品の服を着ることもままならない人々やきれいな水が手に入らなかったり体調を崩しても、適切な医療を受けれない人々、温度管理もまともにできないような古びた家に住んでいる人々など。

 私の国にそのような状況にある人々は1人も存在してはいけない。


 しかし、そのような人々を国外に追放して「よし、いなくなった!」をするような馬鹿げたことなどしない。国とは民がいるからこそ成り立つのだ。

 民が居なかったら国は発展しないし税収も一切入らない。

 我々国王や国の貴族の生活は民によって支えられている。では私たちの仕事は何だろう。それは、私たちの生活を支えてくれている民にしっかりと政治という方法で恩を返すことだ。

 民の暮らしを安定させる。それを私の恩返しとしたい。


 まだこの国の王になって間もないけれど、すでにこの国に住んでいる人々は家族同様の存在として扱うべきだと思っている。

 誰1人として見捨ててはいけないのだ。


 民の暮らしを少しでも楽にさせる上で最も大切なことは現段階では税を下げることだ。

 だからと言ってやみくもに税を下げるのは間違っている。国が適度に発展してきたら税を少しずつ上げていかないと治安がどんどん悪くなっていったり、インフレーションが発生して、逆に民の暮らしが貧しくなってしまうだろう。

 私はそれをしっかりと見極めて調整していかないといけない。

 まだちゃんとした政治は行っていないけど、すでに考えることが山積みで大変だ。




 法律とはただやみくもに私たちを縛っている存在ではなく、私たちを少しだけ我慢させることにより、多くの人に幸せを届けている存在だ。

 法律がなかったらどうなるか?極めて簡単だ。窃盗や傷害事件は相次ぐだろうし、治安はどんどん悪化、国は崩壊するだろう。

 ということで、私は憲法を作ることにした。

 

 この国の憲法はもともと私の居た日本の憲法を参考にすることにした。

 神様と相談しながら丸3日をかけて新しい憲法を作ることに成功した。たいていは日本国憲法なので短い時間で作ることができたが、1からだったら1か月は時間がかかっただろう。

 平和主義などはこの世界の国を運営していく上での大きな弊害になってしまうことは明らかだったので撤廃、そして一部の現代風に合わせてあった内容をこちらに合わせる形に変更、あまりにも項目が多かったため余分であると判断したものは撤廃、撤廃せずともほぼすべての内容を簡単に、かつ分かりやすくした。

 その結果量は4分の1ほどまで減り、今のこの世界、この情勢にあった非常にいい憲法を作ることができたと思う。

 名前は『ニシゾノ王国憲法』とし、私の名のもとに公布した。

 



 新しい税率や憲法の開始は1か月後とした。いきなり発表してじゃあ今日から開始しますってなったら国は混乱してしまう。

 だから今日発表して1か月後から始めますよ~、ということにしたのだ。

 

 続いて、私はとにかく優秀な人材が欲しいので4国とも協力し、人材を募集することにした。

 今回募集する人材は何か専門的な知識がある人や一応軍を作りたいと思っているので戦闘のできる者たちだ。

 軍は今のところ戦争をする気はないし、基本的に周りの4国のどこかを倒さないとここへ侵攻することはできない。そして、その4国は私と同盟を結んでいるためにこちらに侵攻してくることはまずないだろう。そのために警察と似たような形での運用となる予定だ。

 専門的な知識のほうはなんでもいい。とにかく専門知識があればいいのだ。それが畑であっても政治であっても。多種多様な人材を集めてそれをうまくコントロールするのが国王の役目なのだろうから私に任せてほしい。


 ここへ来るまでに時間がかかるだろうから面接は1か月後とした。神様が付いているので嘘をついても簡単に見破ることができるし、何か1つでも嘘をついたようであれば採用はしない予定だ。

 とにかく正直に私についてきてくれる人、協力してくれる人がいいと思う。


 とにかくまずは1か月、1か月持てばちゃんとした人材が来てくれる。

 1か月間は税率も変わらないから今まで通りに国民には生活してもらおう。

 領主がいないから何か届け出をしたいときにわざわざ遠い王都まで来ていただかないといけないのがつらいです。国民の皆さんには本当に苦労を掛けます。

 でも1か月だけ。あと少し耐えてほしい。人材がそろったらすぐに動きますから。

 



 なんやかんや大きな混乱等も発生せずに1か月が経過した。

 その間は以前習得した飛行魔法で領内を飛び回り、私が税率の変更や憲法の公布、そして開始の日時、この国の今後の方針等を伝えて回った。

 ついでに書類等も受け取って回ることで少しでも国民の負担を減らしていった。

 正直結構疲れていた。朝早くから夜遅くまで働いて、お風呂に入ったら死んだように眠りにつく。そしてまた朝早くに起きて働く。

 私は前世で仕事をしたことさえないペーペーだったので正直マジできつかった。

 ようやく人材をゲットできる!!


 実は今回応募してきてくれた人は相当多かった。

 何せ国に仕えることができる機会だし、しかも新しい国というだけあるので今入れば古参になれるというのも大きいだろう。

 人数が多すぎて今日だけでは終わりそうにないので今日と明日の2日に分けて行うことにした。

 とにかく面接頑張るぞ!!

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