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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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救出

「ダン・アキラ・・・A・D

あなたには4年前にもセントラルパークで

助けられた、これで二度目です」


「どうだ、彼女から事情聴取したいんだが」

ブラウンはしつこく美咲に聞いてきた

「分かったわ」

美咲が病室のドアを開けると

亮に聞いた。


「亮、どう?」

美咲は声を潜めて聞いた。

「一恵さんFBIの人が事情を聞きたいそうです」

亮がやさしく言うと一恵はうなずいた


「OKです。美咲さんその前に医師を呼んでください」

「はい」

医師と入れ替わりに亮は病室の外へ出て

ブラウン捜査官に一恵の遭遇した事を

話した。


「一文字にホテルの浴槽で薬に付けられたそうです。

 そしてそれから先の記憶は無いそうです」

亮が言うとブラウン警部補は納得した。

「なるほど、これで繋がったか」

「NEL教団と一文字ですか?」

「知っていたのか?」

「はい、まあ」


ブラウンは横になったままの一恵から

事情聴取したが記憶が消えているために

あまり有力な情報は取れなかった。

「一文字と言う男が怪しい身柄を

 拘束する」


「待ってください、私は一文字を追って

アメリカに来ました。

彼女の記憶がはっきりとしたら、日本から連絡をします」

美咲がブラウン捜査官に伝えると納得した。


「では待っています。出来たら私が日本に行きたい。」

立ち去ろうしているブラウンに亮が聞いた。

「あの、ブラウン捜査官の奥様はラテン系ですか?」

「はい」

ブラウンは不思議そうな顔をした。


「奥様も働いていらっしゃる」

「はい、どうしてそれを?」

「いえ、勘です」


「あはは、美咲さん勘がいいですね。

それともダンさんの方かな?」

ブラウンが亮の方を見ると亮は一恵

の手を握りながら話をしていた。

「彼は忙しいようだ」


ブラウンが病室から出て行くと美咲が

一恵に説明した。

「一恵さん、良かった。後一日こん睡状態が続いたら

薬の影響で精神障害起きたそうよ」


「良かったですね。一恵さん」

亮は一恵の手を握った。

「ひどい、一文字に1年使えていて

性格は知っていたけど・・・許せない」


「非情な男なのね。一文字は」

美咲は一文字に関係した女性に同情していた

「私、日本で身の危険を感じてアメリカに来たのに、

 こっちでもこんな目にあって。

私これから何処でどうやって

生きていったらいいか分からない」

一恵は声を出して泣き出した。


「一恵さん、僕があなたを守ります

一緒に日本に帰って

僕のアシスタントしてくれませんか?」

「えっ?」


「あの一文字の捕まえたいんです。

それにはやつの事を良く知っている

 あなたの協力が必要なんです」

「はい、あなたに二度も助かられた私の命、何でもします」


「いいえ、僕が命を狙われた時、電話をくれて

教えてくれたじゃないですか」

「は、はい」

一恵は女を利用してゴミのように女を捨てる一文字

が許せなくて亮を助けたかった。


「いいの、元の彼なんでしょう。それに元上司だし」

美咲が一恵に気を使って聞くと首を横に振った。

「冗談じゃないわ、秘書と言う名の都合のいい女。

 まるで奴隷のような生活だったわ」

「そんな男なのね。あの男は」

美咲は一文字と言う男がとことん許せなかった


「私の前任の秘書が二人自殺していて、

何人もの女性は堕胎させられ

生徒たちだけではなく母親の何人かとも

関係がありました」


「それはひどい」

「ま、待ってそんなに?」

「はい、だから私は恐くて言う事に

従うしかなかったの」

「ちょっと待って」


二人の会話を聞いていた亮は恐ろしいことが

頭に浮かんだ。

「もしかしてプレステージの美容師にも」

「もちろん」

亮は麻薬を日本に運ぶ方法を思い浮かべた。


「ひょっとしたら、例の物をシャンプーか

毛染めに混ぜたら」

「え?何?」

一恵が聞くと体を震わせた。


「そうか、毛染めなら手袋をするから

美容師には影響がない」

亮は手を叩いた。


「もしこれが美容院で使われたら

お客は中毒症状を起こし言いなりになってしまう」


「ええ、簡単に信者にできるわ」

「くっそ!」

亮は珍しく乱暴な言葉を使った


「一恵さん、僕達は明日日本に帰ります」

「私も一緒に帰りたい」

「大丈夫ですか?」

「はい。ところでどうやって

私の事を見つけたんですか?」


「あなたの隣に住んでいるジャネットが

心配して僕に頼んで来たんです」

「ジャネットの知り合い?」

「はい、昨日彼女の友人のブルックが

ライブに出るので観て

もらいたくて探していたそうです」


「そうなんだ、ジャネット・・・」

一恵はジャネットのことを思い出して微笑んだ


「今、ジャネットに連絡をして来てもらいます」

「はい、お願いします」

亮は病室から外へ出てジャネットに電話をして

一恵の状況を説明した


「美咲さん、毛染めかシャンプーの日本への

 輸送のチェックは出来ませんよね」

「無理だと思う。何処から何処へ行ったかも分からない

それにもうすでに日本についているかも知れないし」


「そうですね。ではプレステージを探らなくちゃ」

「潜入捜査ね。危険だけど」


「はい、本当に危険だ」

ジャネットが病院の廊下を早足で

歩いてくる姿が亮の目に入った


「亮!」

亮は病室のドアを開けるとジャネットは

一恵のベッドの脇に座った。

「カズエ、大丈夫?」

「ああ、ジャネットありがとう。


あなたが亮さんに言ってくれなかったら私死んでいたわ」

「ううん、私と亮が知り合わなかったら」

二人は手を握り合って亮の顔を見た。


亮は退院の手続きをしている間

一恵はジャネットが持ってきたジーンズと

ティシャツに着替えて

亮と美咲と一恵とジャネットは

ジャイナタウンにタクシーで向った。


「カズエ、これ入院費の足しにして」

ジャネットがくしゃくしゃの、100ドル札を

2枚一恵に渡した。


「ジャネットいいのよ。ありがとう」

一恵は目に涙を潤ませながらジャネットに返した

「私、明日からまた働くから」

「ジャネット、今の仕事辞めてください」


「でも・・私の生活が・・・」

「ジャネットはスターになる人です

だから僕が援助します」

「本当、でも亮のお世話になるなんて」


「ジャネットは良い人ですね」

亮は自分の仕事を良く知らないジャネットが

気を使ってくれたのでうれしかった

「大丈夫です。安心してください」


「でも・・・」

「亮。私がジャネットに説明しておきます」

一恵が笑いながら言うと

美咲も大笑いをしていた。


チャイナタウンにレストランゴールドドラゴンに

タクシーが着くと小妹が玄関で迎えた。

「待っていたよー」

「遅くなってごめん」

亮が小妹の頭を撫でた。


「みんな来ているよ」

亮が大きな個室に入ると

ジョージと妻のメアリー

シンディとケイト

モニカとスティーブ

尚子とロイ、千沙子と明日香と友子

キャシーとブルックが席に着いていた

ジャネットと一恵と

美咲と亮そして小妹が席に着くと

チャイナドレス姿で美喜が入って来た。


劉文明と王全櫂が入ってきた。

二人はテーブルの一番奥の席に着くと

文明が挨拶をした。

「初めまして、こちらがチャイナタウンの

ボス王全櫂です。


私は劉文光の息子、劉文明と申します」

ロイとキャシーは香港最大の企業の

総帥の息子の名前を聞いて驚いた。

「そこの遠慮深い男、亮は私の弟です」


文明が言っている弟の意味が良くわからないが

みんなが亮の方を見た。

「未熟者ですが亮をお願いします」

全員で乾杯をすると中華料理を食べながら

亮は美喜と小妹ボディガードとして

紹介し、面識のない一人一人紹介をして行った。


ジョージとメアリーは中華料理を

喜んでいた。特にパリパリした触感の

北京ダックに喜んでいた。


ジョージは亮が中国のパイプがあって販売拡大

が出来る事を確信していた。

「ジョージ、中国の冷凍食品市場は

年間数兆円になります。中華料理以外を

食べないので商品開発からやります。


マーケットは大きいので売り上げは

大きいです」

「ああ、すべて亮に任せる」

亮とジョージが握手をした。

「そういう事ね、ジャックが手を引いた訳」


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