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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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ジェニファーとの再会

「それって忘れないの?」

「はい」

「じゃあ、部室に入った時のブラウン捜査官の

押したパスワードは?」

「もちろん覚えています。ブラウン捜査官の奥さんは

 働いているみたいですね」


「どうして、頬に少しファンデーションが付いていたし

 唇に口紅も付いていました」

「そうか出かける時キスをしたのね」

「はい、しかもファンデーションの色がオーク系だったから

ラテン系かアジア系。でも美咲さんをあまり

興味がなさそうだからラテン系ですね」


「すいごい分析」

「あはは、当たっていればいいんですけどね」

美咲は話を聞いて亮の利用方法を密かに考えた

「ところで4年前佐藤敦子さんの事件で

警視庁に来たジェニファーが居た事に

驚いちゃった」

「そうですか」

亮は知らないふりをした。


「何を言ってるの、ミスター・ダン

外国人に変装しても気付いていたわよ」

「あはは、それでわざとぼくの前で

落合先輩との別れ話したんですか?」

「そうよ」

亮は自分の変装の下手さに落胆した。


「ミッションインポッシブルを見て頑張ろう」

「無理だって、好きな人の匂いは覚えているのよ」

「森さんはいまだにあの時の僕に

気づいていないようです」

「うふふ」

美咲は笑いが止まらなかった。


「ところでジェニファーは僕たちを無視しました」

「うん、私も驚いた。私を忘れても仕方が無いけど

 亮を忘れるはずないもんね」

「はい、何か理由があると思います」


~~~~~~

「ジェニファーあの男は何者なんだろう?」

トム・ブラウン捜査官がポツと囁いた

「何か変ですか?」

ジェニファーが椅子に

座っているトムの前に来た。


「うん、こっちへ来てたった3日で

ライブをプロデュースして成功させて、

乱射事件に巻き込まれ、職業がファーマシスト

そんなやついるか?」

「それにフェロモンがムンムン」

「フェロモン?」


「そう、きっとあの原警視は彼に夢中です」

「ちょっと調べてみようか?」

「その必要ないみたい、データが出たわ」

「なに?」


「ハーバード大学経済学部三年生に留学、

大学院で経営学のMBAを取って

日本とアメリカでPTの資格を持っている。

しかもMITの単位も取っていて、

アメリカのG.I.A.(米国宝石学会)と

イギリスのF.G.A.(英国宝石学協会)

の宝石鑑定士の資格を持っています」


「ああ、相当頭がいいらしい。あれで女にモテて

 彼女が何人もいたら許せないぞ」

「はあ、私は女だから私は一緒に食事したいと

思います」

「ほんとうか?」

「はい、オリビアもそう言うと思います。

日本の情報がありませんからもっと

何かあるかも知れません」


「うん」

「そう言えばさっきインスリン銃と

言う話をしていましたが?」

「ああ、上からのお達しでFBIでも使ってみたいそうだ」

「どんなものなんですか?」

「弾の中にインスリンが入っていて当たると

低血糖を起こして10分間動けなくなる」

「すごい、じゃあ人質事件の場合は

犯人と一緒に人質を撃ってしまっても」


「ああ、無傷で逮捕できる」

「すごい」

「そのインスリンも彼が作ったそうだ」

「トム、彼に嫉妬している?」

「いや、実を言うと友達になりたい」

「うふふ、私も」


~~~~~~~

美咲は樫村と会うために亮と別れた。

そこにジェニファーからメールが来た。

「サブミッション」

亮はすぐにセントラルパークのシープ・メドウに行って

待っているとそこにジェニファーが来た。

「この場所覚えていたのね」


「はい、懐かしいです」

「亮が私に反応しなくて助かったわ」

「でも驚きました、FBIにいるなんて」

「私も試験を受けて入ったわ。

亮のいないボストンは寂しすぎる」

ジェニファーは立ち止まって

亮に抱き付いてキスをした。


「そう言えばパティがクアンティコに

行っているそうですが」

「そうらしい、亮の影響を受けたのかしら」

「ああ、気が重い・・・」


「それと大事な事が有ります」

亮は事件の状況を説明した。

「そうか、それで上院議員の命が助かったのね

 今度はDVDじゃなくて手裏剣なんだ」

「それでもうすぐ日本のFBIに転属できるのよ

 楽しみだわ」

「本当?日本にFBIがあるんだ」


「うん、アメリカ人の国際犯罪で逮捕出来るのよ。

あの時の事件のようにね」

「そうか」

亮がニコニコしているとジェニファーが

亮の顔を覗き込んだ。


「私が日本に行ったら迷惑?」

「いいえ」

亮は日本に戻ってからの1年間の

事件の話をした。

「相変わらず亮の周りには事件が多いのね」

「はい、ジェニファーに色々手伝って

欲しい事が有ると思います」


「うん、早く日本に行ってラーメン食べたい。

 LOVE HOTELもよかったわ」

「そうですね、一度日本に帰りますけど

頻繁にニューヨークに

来ますので、その都度連絡します」

「待っているわ」


亮とジェニファーは抱き合ってお互いの気持ちを

確かめ合った。

「ところで僕の事を知らないふりをしたのは

なぜ?」

「今は言えないけどいずれ話す時が来るわ」


~~~~~~

「さて、いよいよ反撃だな」

一文字は飛行場を見渡しながら

磯村に言った

「はい」

「一葉学園の理事は全員解任、嫌がるやつは脅せ」

「分かりました」

「ヤマト美容専門学校は諦めて、

他の女子大を統合する。

何処も少子化で苦しいはずだ、

尻尾を振って近づいてくる」


「はい」

「持っていろよ、俺を陥れたやつ、必ず復讐をしてやる」

500億円の資金とNEL教団の闇の金のルートを握った

一文字は自信を持って飛行機に乗り込んだ。


~~~~~~~~

亮と美咲がジャネットの部室に着くと

ジャネットは満面の笑みで亮に抱きついた。

「昨日聞いた話で来ました」

「ありがとう亮がこんなに

私達にしてくれるなんて・・・・

それより驚いたわ、

私達がいた場所で乱射事件があるなんて」


「はい、驚きました。それでこちらが僕の友人で

日本の警察官の原美咲さんです」

「こんにちは」

ジャネットは笑顔で握手をした。

「あなたが女優のジャネットね。綺麗ね」

「ありがとう。でもどうして日本の警察が?」

「はい、たまたまFBIに来ていて。

ニューヨーク市警にも知り合いがいるんです」


「すごい。隣の部屋にカズエさんという

日本人の女性が住んでいて凄く

優しくしてもらったの、

 それでブルックのライブに来てもらおう思って

何回も尋ねたんだけど連絡が取れないの」


「日本に帰ったんじゃない?」

「それはないわ。日本に帰れないって泣いていたから」

「そう、いつごろから住んでいるの?」

「3ヶ月前に引っ越してきたわ」

「3ヶ月!」

美咲は亮の顔を見ると亮はうなずいた。

「どれくらい帰っていなの?」

「もう4日くらい帰っていないみたい」


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