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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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ヒーロー?

「いいなあ、私も抱いてもらいたいなあ」

亮はその言葉で崩れた

「ば、馬鹿を言うな」

「亮、上手そうなんだもん。それにヘチマだし」

「なんだそれ」

亮は真剣な顔をすると小妹は笑った。


「冗談だよ。あはは」

「ところで、小妹。昨日の乱射事件で

僕がテレビに映ったようなんだ」

「うん、CNNで亮の顔アップになっていた。

かっこよかったよ」


「なんだってCNN」

「CNNだとまずいの?」

「CNNは繰り返し放送するから

一文字は観ていたかもしれない」

「そうか」

美咲は樫村と朝食をしながら

乱射事件の話をしていた。


「昨日は大変でしたね、

私にも連絡をしてくればよかったのに」

「ああ、ごめんなさい。凄く急いでいたから」

「そうですね、團さんが事件現場に

出くわして人命救助をしたのに

「そうなの、まるで犯人扱い」


「團さんの記憶力はそんなに凄いんですか?」

「今度あった時、一昨日の樫村さんの

服装を聞いてみたらいいわ」

「全部覚えていますか?」

「抱いた女性の下着の色もデザイン体の

黒子の場所も覚えているそうよ」


「あはは、それを言ったら相手に殴られそうですね」

「きっと殴られた事あるわよ」

二人は亮の話で盛り上がっていた。


~~~~~~~

そこに美咲のもとにパーカー警部補から連絡があった

「原さん。團さんの連絡先わかりませんか?」

「どうしたんですか?」

「放送局が團さんを探しているんです」

「放送局?」

「はい、スチュアート上院議員が取材陣に東洋人に命を

救われたと発言したのです」


「パーカーさん、彼のことは絶対公表しないでください」

「いいじゃないですか、ヒーローですよ」

「いいえ、実は彼は日本警察の捜査官なんです」

「本当ですか?」

「はい」

「道理で・・・。わかりました、帰国をした事にします」

「とにかく、後でそちらへ伺います」


電話を切ると樫村が笑っていた。

「團さんが警察官て、言って良いんですか?

 あくまで團さんの身分は秘密では」

「大丈夫よ、ニューヨーク市警は

そこまで調べないわ。今年の5月には

 彼に国家公務員試験に受かってもらいます」


「受かってもらう?国家公務員試験って

難しいじゃないですか」

「大丈夫よ、必ず受かるから」

「はあ」

樫村はビジネスマンの團がどうして国家公務員

試験を受けるのか不明だった。


「それで新年度で予算が付いたので

新しい組織、特殊犯罪捜査課 

Special Crimes Investigation Division 

エスシドがスタートするわ。

新しい部屋に机も機材も用意します」


「はい」

樫村は憧れの原美咲と一緒に仕事ができる

事に感動して頭を深々と下げた。

「今度は我々は何処かの課の継続捜査では無くて

独自の捜査をする事になる。ところで、一文字は?」


「今日の13:10分のJALで帰国します。

私は1便前の12時30分の飛行機に搭乗して

飛行場で白石さんと待機します」

「私はあさってまでには帰ります」

美咲は予定を伝えた。


「はい、それが一文字と一緒にいた女性、

九条ゆかりは飛行機の

チケットを買っていないんです」

「どこかに行ったのかしら?」


「航空会社からは常時連絡が

来るようにしておきます」

「お願いします」


~~~~~~~~

ホテルの会議室で探偵に依頼を

終えた一文字に磯村が聞いた

「会長、一緒にこちらに来た九条ゆかりと

矢上淳子と武坂雅美は?」


「あれか、フィラデルフィアに

連絡係としておいてきた」

「連絡係ですか?」

磯村は不思議な顔をした。


「NEL教団との契約では毎年300人ずつ留学させて

 4年後には1200人になる」

「会長良くわからないのですが、

わが校は全学生で5000人

 しかいませんがどうやって

年300人も留学させるんですか?」


「簡単だ。うちの学校は

レベルが高く入るのが難しい」

「はい」

「そこでレベルを下げて一葉学園アメリカ分校で

新たに募集をかけるか、

 補欠レベルの合格者をアメリカに行かせればいい」

「なるほど」


「一葉学園の名前が使えればレベルが

どうあれ英語が話せるように

 なればそれで就職できるだろう」

「そうですね。しかしそれだけでどうしてNEL教団は

 我々に500億円もの投資を?」


「彼らは日本にも信者を増やしたい、

その足がかりにミッション系のうちの

学校と手を組みたいわけだ。NRL教団はキリスト教の

分派だから変わりはしない、

しかも、日本では宗教法人なら献金とお守りは無税だ」


「分かりました、500億円あれば

3ヶ月前の損失分を取り戻せます」

「頼むぞ、もう失敗は許されない」

~~~~~~~~

九条ゆかり、矢上淳子、武坂雅美の三人は

ギリシャの巫女のような白い衣を着て

教会の中に入って来た

「今からバプテスマ(洗礼)を行います」

牧師が三人に伝えた


三人は祭壇のまえにひざまつき、ステファノス牧師が

入ってくるのを待つとそこに足音が聞こえ

「顔を上げなさい」

三人が顔を上げると

背が高く50歳代の金髪にブルーの目の男が立っていた

「私がステファノスです、あなたがたは一文字兄弟の

連れてきた方です。特別な洗礼を行います」


「はい」

「その身に着けているものを全て取りなさい。そして

水で体を清めるのです」

三人は戸惑ったがつけていた白い

衣装を脱ぎ互いに様子を見ながら

下着を取って全裸になり

祭壇の脇にある黒い石の小さな

プールのようなところへ入った。


白濁色のヌルヌルとした液体で入って数秒で

体がしびれ体のそこから湧き上がる

快感を止める事が出来なかった

三人は全裸のままステファノスの前に立つと

ステファノスはパンを裂き

「これは神の体です」

三人にパンを一口食べさせ


「これは神の子、私ステファノスの血です」

三つのワイングラスにステファノスは

自分の左手の人差し指を

ナイフで切り血を注ぎそれに赤ワインを注いだ。


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