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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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ロイの願い

「勝手に決めちゃったけど・・・

姉さん大丈夫かな?MIYABI」

「良いわよ。私が予約しておくわ」

~~~~~~

「ああ、もうだめ」

キャシーは外に止まっていた

白いロールスロイスに乗ると

独り言って股間に手をやった

「あんなに女を興奮させる男いないわ、抱かれたい」


~~~~~~

「亮、あなたが言っていた子供服、

 正解かもしれない」

千沙子が亮の肩を叩いた。

「はい、たとえば中国の

一人っ子政策で子供に掛ける

お金が多くなっています」

「日本もそうよ、子供服のブランド

商品は過熱しているわ」


「子供服も高級化すれば中古市場が成立します」

「早速、高級子供服のプラン考えるわ」

「はい」

亮は帰ってからの仕事を考えるとドキドキした。


「姉さん、早く日本に帰らないと・・・」

「今度はスタジオⅮの仕事がんばって

どの道、DUN製薬のあなたのポジションは無い

 んだから」

「どうしたんですか?」

「大原智子さんが係長になったんですよ、

松平亮係長が死んだから」


 明日香が脇から話しかけた。

「今度は本名の團亮で生きていきます」

亮は笑いながら智子ががんばっている

様子が目に浮かんだ。


「でも、シンディはデザインできるのかしら」

「彼女はニューヨーク大学で

ファッションデザインを専攻していたそうです」

「なるほど、彼女の才能にモデル時代の

体験がプラスされるわけね、素晴らしいわ」


「はい、それはキャシーが見込んだとおりです。

 きっと良いデザインをすると思います」

「うん、期待しちゃう」

日本語で話している亮と千沙子の

様子を見てシンディは微笑んでいた。


「亮、さっき文明から電話があったわ」

小妹が話しかけてきた

「何でしょうか?」

「今ニューヨークに来ているそうよ、

それで明日の夜食事をしようって」

「はい、わかりました」


「中断して申し訳なかった。サイモン」

ロイは急な来客キャシーとのやり取りを

見ていた。

「いいや、新しい投資家が見つかって

よかったじゃないか

仲間にすればビジネスが広がるぞ!」


「そうだな。さて、買収候補のレコード会社は

インターコープレコードのレーベルが8つある

CEOはジェイソン・セガールだ。サイモンどうだ?」

「ジェイソンか・・・昔売れたレコード会社だが」

「ロイ、私の契約レーベルジュピターは

インタースコープのレーベルなんですけど」

尚子がロイに向かって不安そうに言った。


「そうだったのか・・・」

ロイは販売に支障があるか気になっていた。

「インタースコープはCDの販売能力が有ったが

最近のダウンロード販売に少し乗り

遅れている感がある」


「まあ、だから買収できるんだがな」

「そうだな、その分は改善が出来る」

サイモンとロイは握手をして音楽の話し合いは終了した。


「シンディこの後ナチュラル・グリルで

打ち合わせがありますが時間は?」

「私は先に弁護士と打ち合わせをするから

3時でいいかしら」

「はい、お願いします」


ロイは亮に声を掛けた。

「亮、二人で話がある」

亮とロイは別室に移動した。

「亮、いま、どういう状況だ?」

「薬ですか?」

「いや、君の命を狙う者がいる話だ」

亮はまず一文字の関係を話した。


「しようがない男だな」

「金を使って政治家と裏の世界の人間を

上手く使っている様です」

「わかった我々も対処法を考えよう。

出来るだけ協力をする」


「それで今やっているビジネスは?」

「日本でやっている仕事は基本的に薬を作って

いますがその薬の内容は秘密です」

「ああそうか」


「それから、関連ビジネスにヒアルロン酸風呂、

美容枕、プレミアシャンプーの販売、

名古屋の不動産関連会社の副社長」

神戸に今ビルを建てています」


「そっちも忙しそうだな」

ロイにとっては亮の仕事は小さい物に見えた。

「それとアメリカのビジネスです」

「アメリカの方はスタジオⅮとD&Rと

ナチュラル・グリルと冷凍食品ビジネスか」


「はい、D&Rのバイオ燃料の試験設備でデータが

出来上がったので大規模プラント建設で本格的に

販売を開始したいと思います」


「そうか、どれくらいで売れそうだ?」

「1ガロン(4L)5ドルです」

「ガソリンより2ドル高いのか」


「はい、まだまだですけど」

「今の大きさの10倍の製造プラントを作れば

価格が4ドルに下げられます」

「うん」


「それと太陽光発電パネルのモジュール変換率

25%を超える物が出来ています」

「何!そんな凄い物が出来ているのか?」

「はい、おそらく45%は可能かと思います」


「45%など、そんな事不可能だ!

そんな物が出来たら世界中が大騒ぎになるぞ」

「それで降雨率の低いところに大型太陽光発電所を

作って電気の輸出を考えています」


「でも、送電ロスで長距離は無理じゃないか?」

「そうですね、直流に変換して超電導ケーブル

を使えば90%ロスで済むはずです」

「ほんとうか?」


「日照時間の長い、低緯度地帯、砂漠地帯

に建設する企画です」

「それでモジュール変換率を上げる方法は」


「触媒をシリコンから変更すれば可能です」

「その触媒は何だ?」

「ヒントは銅、銀、金、ガリウム」


「みんな高いじゃないか」

「その先は企業秘密です」

「もしできたら凄いぞ!」

「そうですね」

自信を持っている亮は冷静に答えた。


「ところで、WSOの話なんだが」

「はい?」

「今WSOは約500億円以上

日本企業に投資している」


「けっこう大きいですね」

「うん、それで我々は立場上その企業

の業績を上げなければならないんだ。

もちろん失敗も許せない!」


「もちろん、そうですね」

亮はファンド会社は投資し放って置く事

投資側が利益を上げなければならない仕事

が大変な事がわかっていた。


「そこで、我々の仕事を手伝って

もらいたいんだが」

「何をするんですか?」

「我々の代わりに投資した企業の

取締役に入ってもらいたい」


「取締役!」

「取り締まり役になって業績の悪い企業の

情報を取って不正が有ったら摘発、

メリットのある

企業との提携を進言してもらいたい」


「はあ、でも他に人材が」

「うちはアメリカの会社だ、日本人の企業に入っても

言葉の壁が有って無理だ」


「では日本人を雇えばいいのでは」

「いま、日本で優秀な人材探して

教育するつもりだ。それまでの間だ」


「了解です、それで報酬は?」

「投資金額の10%の利益のミッションを

こなしたら年100万ドル+インセンティブだ」


「50億円の利益を出して1億円ですか?」

「わかった、インセンティブで調整する」

「はい、上場させるように頑張ります。

もしも新しい投資先が有ったら?」


「それは、情報を集めて報告をしてくれ

こちらで審査して投資の許可を出す」

「わかりました」


「では、亮の帰国までに契約書を作っておく」

「お願いします」


「それから友子は有能だ亮が居なくなってから

株の方がすべて彼女が処理をして利益を上げた。

大事にしてあげてくれ、うちが欲しいくらいの

人材だ」


「はい、それは承知しています」

「じゃあ、今夜行くからな」

「はい、ん?誘ったかな?」

亮は食事に誘ったのはキャシーだけだと思っていた。


~~~~~~~

亮が1階のロビーに降りていくと

千砂子と明日香と友子と尚子と小妹が待っていた。

「亮ランチ食べよう」

千沙子が誘うと亮は尚子に聞いた。


「尚子さん何処がいいですか?」

ニューヨークのランチはホットドッグか

ハンバーガーかピザが美味しいわ

私がよく行った店がある」

尚子が連れて行ったのはリンカーンセンター

近くのビルにある「ビストロニック」

と言う店で2cmもある分厚い肉の

ハンバーガーやシュリンプサンドが有名な

店だった。


「この店懐かしいですね」

亮は窓から見える尚子が通っていた

ダンススクールを指さした。

「ええ、受付のサンドラまだいるわよ」

「へえ、なつかしいな」

「何があったの?」


小妹が聞くと尚子は亮がスタジオに乱入した

ストーカーを捕まえた事件の経緯を話した。

「はあ、ピストルを持った男に・・・

昔から無謀だったんだ」

小妹はため息をついた。


「無謀じゃない、勝算があったんだ」

亮は千沙子に心配を掛けまいと否定した。


「友子さん、この後ナチュラル・グリルの

方へ行ってワラントと広告の件で話し合います。

資金をどう動かしますか」

「私が動かせるのは亮さんのアメリカの資金と

日本の資金と香港の資金があります」


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