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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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暗殺指令

「どうした?」

「何言っているのよ、こっちにも

ジャック・チョウの子分がいたのよ」

小妹の周りは三人の男が倒れていた。

「小妹お疲れさま。ところで何処だ?」

「隣の通りにいるわ」

「了解、こっちは大丈夫だから

ブルックの方をガードしてくれ」


「はーい」

「ずいぶん機嫌が良いな小妹」

「あはは、久しぶりに思い切り敵を

殴ったから気分がいいの」

「了解、後で好きなもの買ってあげるよ」

「ありがとう」

小妹の声が明るかった


~~~~~~~~~~

「くそ!あの男殺してやる」

部下の逮捕の連絡が入ったジャック・チョウは

怒りピストルを持ってハドソン川沿いの

高級住宅を出て古びたビルが立ち並ぶ

チャイナタウンに向った。


そして公園の前に建つ真新しい

ビルにジャックが入っていくと

二人のガードマンが立っていて

チョウは応接室に通され

ドアが開くと髭の老人が入ってきた。

「久しぶりだな。張」

「お久しぶりです。王大人」

「どうした?」

王は渋い顔をしてジャック・チョウに聞いた。


「殺して欲しい男が居ます」

「ほう、お前の優秀な子分はどうした?」

「警察に捕まりました」

「どうした、また何かやばい事に手を出したか?」

「いいえ」

ジャック・チョウは自分の都合の良いように

ブルックの話をした。


「ほう、儲かりそうな話だな?」

「はい、まあ」

「それで相手はどんな男だ?」

「3日前にこっちに来た日本人です」

「日本人がお前のライバルか?」

「はい」


「日本人如きにやられるとは

お前もだらしが無いな」

「申し訳ありません」

「わかった、始末してやろう。金額は張るぞ」

王はジャック・チョウのところへ行って肩を叩いた。


「分かっています。お願いします」

「それで男の名前は?」

「アキラ・ダンです」

「どう言う字を書く?」

ジャック・チョウが紙に漢字を書いた


「團亮だと?」

「はい」

「その男何者か知っているのか?」

「いいえ、日本人でしか知りません」

王はしばらく考えて突然大声で怒鳴った。

「馬鹿もの!」

ジャック・チョウは一瞬たじろいだ


「團亮はゴールド・ドラゴンのメンバーだ」

「えっ、ゴールド・ドラゴン!!」

「そうだ」

「あの、ユニオンチャイナグループの劉文光の一族ですか」

「ああ、團亮は、中国名は劉亮、劉4兄弟の

劉美華、劉文明、劉翔記の一人だ」


「はい?日本人がゴールド・ドラゴンのメンバー」

ジャック・チョウの足がガタガタと震えた。

「張。もう手を引け、もし手を出したら

お前の会社は一日でつぶされる

 そして、お前の家族は皆殺しだ」


「わ、わかっています」

ジャックは肩を落とした

「早めに亮に謝った方が良いかもしれないぞ」

「は、はい」

ジャックは後を振り返り怯えながらビルを出た。


~~~~~~~

「王大人、ありがとうございます」

後から劉文明が姿を現した

「殺してもよかったのに、あいつは評判が悪い」

「いや、殺せば早いが。亮が苦しむ」

「そうか、文明はそうとう亮が可愛いらしい」

「はい、彼は中国と日本の架け橋になる男です。

中国が最も信頼する日本人として」

「ほほう、私も亮が好きだ。そうだみんなで食事をしよう」

「はい、王大人の店に亮をつれてきます」

「あはは、待っているぞ」

~~~~~~~~~~~~

ブルックはホテルで父親の

ブルーノ・ジャックマンに

会って話をしていた。


ブルーノは2m近くの巨大な体で強面の顔で

ブルックに言った

「久しぶりだな、ブルック」

「パパ」

「ブルックすばらしい歌だったぞ」

ブルーノは下を向いて顔を上げなかった。


「ありがとう」

ブルックはブルーノの目から涙が落ちたのを見ると

ブルーノに抱きついた

「パパ」

「ブルック、グラミー賞を狙え!」


「いいの?歌を続けて」

「ああ、あんなに凄い歌を聞かせられたら

何も言えないだろう」

「パパ・・・」

「でも、グラスボイスのお前が・・・」

「それが、私の喉を治してくれた人がいるの」

ブルックは亮の話をした。

~~~~~


翌日

エンパイヤステートビルの近くの

WSOビルに昨夜のメンバーが次々に

集まって来た。

ブルックとジャネット

シンディとケイトとモニカ

日本から来た團千沙子、木田明日香、小村友子、白尾尚子

そしてロイとサイモン

小妹は入口のドア前に座った。


会議は昨日のライブの話から始まった。

まずサイモンがブルックの歌唱力、曲

パフォーマンスを絶賛した。

「どうして今まで君のような娘が

世に出なかったことが不思議だったよ」


「実は私グラスボイスで5曲くらいしか

歌えなかったんです。昨日の10曲が初めてでした」

「それで何故昨日はあんなに素晴らしい

パフォーマンスが出来たんだ?」


「彼、アキラ・ダンが私を唄えるように

してくれたんです」

「そうか・・・素晴らしい」

サイモンは亮の顔を見た。

「それで完治したんですか?」


「まだ、定期的な治療と経過観察が必要ですね」

「なるほど・・・レコーディングには耐えられる

と言う訳か」

「はい、その通りです」

「まあ、いずれライブをしないとセールスを

上げる事は出来ないな、

それにファンにはライブは必要だ」

サイモンは悩んでいた。

「そうなると、亮はしばらくブルックと

離れられないな」


ロイは亮とブルックの顔を見て笑った。

「はい、出来るだけ頑張ります」

亮は頭を下げた。

「そうなると亮はずっと私の物・・・」

ブルックは心で思って顔を赤らめた。


話し合いはサイモンがプロデュースをして

ブルックのデビュー計画を立て

ロイが資金計画を立てることになった。

「ではよろしくお願いします」

ロイは弁護士と契約書の作成に入る事になった。


「おめでとう」

ブルックとジャネットは抱き合ったが

亮とブルックは心ジャック・チョウの事を

考えるとから喜べなかった。


「ところでジャネット」

サイモンは笑顔でジャネットに声をかけた。

「はい」

「実は今度僕がプロデュースするミュージカル

映画があるんだが出てみないか?」


「えっ?映画」

「ミュージカル映画だから君の実力が

発揮できるし君の美しさはアップで

見られる映画が良いと思う。

それとも舞台が良いかな?」

「いいえ、ぜひ映画に出てみたい」

ジャネットは体を乗り出した。


「脚本はこれだ。モーリーと言う役がまだ決まっていない

主役のライバルの役だがやってみないか」

ジャネットはサイモンに渡された

台本を読むと出番が多いのに驚いていた。

「やります!やらせてください」


「ミュージカル映画の興行収入は他の映画に比べて

売り上げはせいぜい1億ドル。ただ、関連売上が

CDアルバム販売、配信ダウンロード

そしてミュージカル舞台へとトータルの利益は大きい」

音楽プロデューサーの考え方だった。


「はい!」

「サイモン、その映画に関する資金計画だが

利益計算をして算出してみる」

ロイはコリーナに企画部に算出を

出させるように指示を出した。


「さて、尚子。君はレコーディングが

終わってPVも流すんだろう」

「はい」

尚子はサイモンを見つめた。

「それで今後の活動はどうするんだ?

 私が力を貸そう」


「私はアルバムをリリースして

プロモーションが終わったら日本に帰ります」

「本当か?」

サイモンが目を丸くして驚いていた。

「はい、亮と一緒に小さなプロダクションを

作って日本で活動します」

「もったいない」

サイモンとブルックが言った。


「私、アメリカに住んで日本と日本語の美しさが

分かったんです。最近では日本のアニメーションが

NETFLIXで世界中でリアルタイムに観られるので

日本の文化が伝えられています」

「確かに日本のアニメーション、その主題曲

がアメリカですごくヒットしている」

サイモンは納得していた。


「私が日本から私の音楽を発信して

世界が私を認めてくれたら

 私は世界に出て行きます」

「あはは、こっちも亮有きか」

サイモンは腕を組んで笑った。

「ロイ、いっその事レコード会社を

買収したらどうだ」

「うん、すでに考えている」


「ロイ、受付に女性が来ているそうです」


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