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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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ライブスタート

「お疲れ様です」

亮が声をかけると男達は笑顔で手を振った。

「誰なんだろう?」

会場は何のトラブルも無く入場の進行していた


亮は楽屋に戻るとジャネットに聞いた。

「凄い、誰かが入場整理をしてくれています。

 誰ですか?彼らは、しかも満員です」

「うふふ、私達の大学の仲間よ」

ジャネットが言うとブルックが舌を出した。

「警察の非番の人は私のファンよ」


「ブルック」

亮はブルックをソファーに座らせると

ブルックの喉を触った。

「喉にいいツボです」

手の親指の付け根の合谷のツボ

耳の下の天容のツボ

鎖骨のくぼみの気舎のツボを押した


「気持ちよさそう」

ケイトがうらやましそうな顔をしていた。

「亮、そろそろ客席に行って

スティーブと一緒に観て」

着替えが終わったモニカが言うと

ブルックは緊張した顔で亮に手を振った

「はい、ブルックがんばって」


亮と尚子が前から5番目にとってあった席に座ると

そこにはフリップ・コーエンとジーンと

スティーブが座っていて亮と握手をした。


亮はジョージと妻のメアリーを入口へ迎えに行った。

「亮、すっかり素敵になって」

メアリーは息子のデビッドを抱くように優しくハグをした

「ママもスタイルが良くなって若返りましたね」

「亮のお陰よ。体が軽くなったら動かすのが楽しくて」


「そうですね、運動は良い事です」

「これからジョージの仕事で

時々こっちへ来るんでしょう」

「はい」

メアリーは亮の脇にいる尚子にハグをした。

「尚子、すっかり有名になって。そして

 大人になったわ」


「ありがとう。メアリー」

「ところで二人の関係は進展した?」

「いいえ、まだまだやることがあるので」

「尚子、亮を放しちゃダメよ。

みんな狙っているんだから」

「わかっています」


「亮、グミは帰る時観客に渡せるように

スタッフに頼んだ。1000個持ってきて正解だ」

ジョージは外を指さして笑って言った。

「亮、シンディたちが出ると言うので私も来ました」

「ありがとうございます。楽しんでいってください」

ジョージの秘書のエミリが亮と握手をし

亮は席に案内をした。


そこにロイから電話があった。

「亮、何処に座ればいい?凄い数の客だ」

「前から5番目のところに来てください」

ロイは四人の男女を連れてやって来て

すでに座っているジョージとメアリーと握手

をした。

「やあ、亮」


「ロイ。わざわざ来てもらって

ありがとうございます」

「凄い人だな、とてもアマチュアの

ライブとは思えないよ」

「はい、みんなが宣伝をしてくれたお陰です」


「そうだ、こちらがサイモン・キャンベル

音楽プロデューサーだ」

「アキラ・ダンです」

二人が握手をするとスティーブが

サイモンと握手をした

「サイモン!」


「どうしたんだ、ロンドンへ行っていたんだろう」

「ああ、さっきうわさの歌姫を観に帰ってきたんだ」

「そうか、君の耳にも入っているのか」


「うん、今日はうちのバンドが演奏するんだ」

「なんだって、あのマイクがOKしたのか?」

「それどころか、ぜひ聞いてくれって言われた」


「じゃあ楽しみだな」

「あの二人お知り合いですか?」

亮が囁くと尚子が立ち上がった。

「サイモン、こんばんは」

尚子が立ち上がってお辞儀をした。


「わお、尚子」

サイモンと尚子がハグをしていた。

「ロイ、サイモンは知り合いが多いようですね?」

「ああ、サイモンはグラミー賞審査員の一人だよ」

「それは凄い」

亮は尚子がプロデューサーのサイモンを

知っている事が凄いと思った。


「こっちはうちのスタッフだ、後で紹介する」

亮は微笑んで頭を下げた

「ロイ、彼がうわさの?」

スタッフの女性コリーナがロイに聞いた。

「ああ、そうだ」


「彼がうちの会社に5000万ドルの利益を出した男ですか」

「今度の契約が済めばもっと儲けさせてくれる」

「では、彼にも相当な利益が?」


「いや、彼は年収50000ドルの

ファーマシストサラリーマンだ」

「えっ?50000ドル」

スティーブとサイモンは隣の席に座って

話をしていると開演のブザーが鳴った。


亮はジャック・チョウを探し見渡すと

右サイドにあるロイヤルボックスに

キャシーを伴って座っていた。

「ずいぶんと入ったな」

「当然よ、入場無料だもの。どうせ学生の遊びよ」

「そうだな」

ジャックは部下の二人が空港で

捕まったのをまだ知らなかった。


場内が暗くなると音楽と共に

センターからシンディとモニカとケイトが登場すると

場内からはすごい歓声が上がった

「みなさん、今日は来ていただいてありがとう」

シンディが話し始めると声援が起こった。


「今日はブルックの始めてのライブです」

モニカが話すとブルックを知らない場内がざわめいた。

「もし、聞くに堪えないライブだったら途中で帰って結構です」

ケイトが話すともっと客席がざわめいた。


「もし、満足できるライブだったら思い切り拍手をして

アンコールしてください」

シンディが手を挙げると客席から大きな歓声が上がった

「おおお」

「みんな聞いてください、ブルックです」

三人が声を上げた。


三人が舞台の袖にはけるとバンド

音楽を鳴らした。

「すげー、このバンド」

客席の音楽好きには音を

聞いただけでわかっていた。


ステージ中央のセリが上がって

ブロンドのブルックの姿を見た瞬間

客席は総立ちになった。

ブルックはマイクを高く上げ囁いた


「亮、歌うよ」

そしてさっき亮が口紅で書いた文字

愛がライトに照らされ赤く浮き上がっていた

ブルックが脇を見ると音楽に合わせて踊っている

ジャネットと目が合った。


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