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グッド・ジョブ媚薬 3部 NY編  作者: 渡夢太郎
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サロン

ブルックはトニーの店に入ってみんなに話すと

彼らは気持ちよく了解してくれた。


そしてトニーが亮に近づいてきて

「日本人、ありがとう。我々にはロックは無理だ。助かったよ」

「でも・・・」

「我々の愛するブルックがスターに

なってくれれば良いんだ」

そう言ってトニーは手を

差し出し亮の手を強く握った


「ねね、ブルック。亮とトニーが握手している」

ジャネットが二人を指差すとブルックが微笑んだ。

「うん、トニーが日本人と握手するなんて考えられない。

ところで亮ってリーの事?」


「ブルック言っていなかったわね。

彼の記憶が戻ったの、名前は亮」

「本当、Oh my goodness」

ジャネットは亮について知っている事を話した。


その時、亮は時計を見て輝樹に電話をかけた

「朝早くすみません」

「おお、生きていたか、手紙を読んでいたから

葬式はしていなかったがな」

「すみません」

「手紙一本じゃな」


「すみません、寝ていました?」

「ああ、大丈夫だ。ところで今何処だ?」

「ニューヨークです」

「そうか、それで?」

「明日こちらの夜8時にスタジオD

の服が欲しいんです」


「服ならそちらで買えるだろう」

「どうしてもスタジオD

じゃなくちゃいけないんです」

「わかった」

「千沙子姉さんに来てもらってください」

「何か儲かる企画か?」

「はい、ニューヨークと香港にスタジオDを

出店しましょう」


「ずいぶん簡単に言うな」

「そうですね、あはは。スタジオDの方に必要な物の

リストをメールしておきます」

「わかった、母さんに代わるぞ、心配していたからな」

「はい」


亮は母親との電話を終えると

ジャネットとブルックに言った。

「6時です。食事へ行きましょう」

「何処へ行くの?」

「Le Cirqueです」


「本当?予約取れたの?」

「はい」

「じゃあ着替えなくちゃ」

ジャック・チョウと何度か行っていた経験のある

ブルックは驚いていた


「着替えるんですか?」

「あそこのドレスコードセミフォーマルよ」

「じゃあ、タキシード?」

「そうね」


亮は慌ててシンディに電話をした

「シンディ、大変です!」

「今度はどうしたの?」

「タキシードが必要だそうです。夕食をするのに」


「そうね、あそこならそうね、

じゃあマジソン・アベニューの

 トムフォードへ行って私電話をしておくわ」

「わかりました。いくら位?」

「10,000ドルはしないと思うけどお金あるの?」

1000ドルも無い亮には無理だとシンディは思った。


「えっ?タキシードが100万円」

「無理か?レンタル頼もうか?」

「知人に頼んでお金はあります」


「それなら、彼女たちのドレスも買ってあげて」

「は、はい」

亮がオドオドと返事をすると

シンディの声が強かった。


「彼女たちをスターにするんでしょう、

それに亮は私たちスーパーモデルを

エスコートするんだから」

「はい」

亮はすべてを見透かしているシンディを

頼もしく思った


「さあ行きましょう。トムフォードだそうです」

「トムフォード?」

ジャネットの声が止まった。

「はい、知らないんですか?」

「もちろん知っているわよ。

でも高級店だから」


「二人の分も買います」

「買うって?」

「はい、一宿一飯のお礼です」

「何?それどういう意味」


ジャネットが聞くと亮はそれを

無視してタクシーを拾った。

「その後美容室へ行きます」

三人はトムフォードで買い物を済ませ

シンディが予約してくれた近くのsalon Cohenに入った


「いいの?待っていてもらって?」

ジャネットが亮に心配そうに聞くと

高級な椅子に座って微笑んだ。

「ジャネット良いんです。勉強だから」

「勉強?」


亮はニューヨークの高級美容室を見て

ジュディとの仕事に役立てようと思って

周りをキョロキョロしてみていると

亮の前を通る女性たちは亮を何度も振り返って

微笑んで行った。


亮はその度に笑い返していると

女性達が立ち止まって話をしていた

亮はそれに気づかず

「そうかこのサロンの美容師は美しい」

そう独り言を言った


ジャネットとブルックがヘアメイクと着替え

終えてくると亮は目を見張った

「ジャネット、ブルック綺麗だ」

「うふふ、ありがとう」

二人は亮の両側に立って腕を組んだ


亮は照れていると二人の首元の宝石に気づいた。

「ジャネット、ブルックそのアクセサリーは?」

「オーナーの彼が貸してくれたの」

「えっ?」

「Le Cirqueへ行くのにはアクセサリーが必要だって」

「ありがとうございます。ダンと申します」

亮はオーナーに握手を求めると握手をした


「フィリップ・コーエンです。二人は輝いている、

 きっとスターになれるでしょう」

「本当ですか?」

「私は何万人もの女性を見ているから、間違いない」


亮とオーナーは目を合わせて握手をした

「さて行きますか?」

亮が二人の顔を見ると

「はい」

二人はうなずいて返事をした。


~~~~~~~~~~~~~

三人がタクシーに乗る姿を見ていたオーナーは

呟いた。

「一番輝いていたのは君だよ。ダン」

「フィリップ」

マネージャーのジーンが声をかけた。

「うん?」


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