食堂2
今日のメニューを見ながらリュカと一緒にお盆を持って列を進んでいく。
『リュカ、今日はメインはどっちにする?私は鳥の南蛮タルタルソースにしようかなって思ってるんだけど
、リュカは魚の方が好きだったよね?』
『そうですね。丁度サワラの西京焼きがあるようなのでこちらにします。』
『西京焼きも美味しいよね。』
好きなメインを取りながらご飯とかをいつもおまけしてくれるおばちゃんにお礼を言いながら受け取っておまけのプリンにウキウキしながら食堂机まで向かった。
いつもここに来るのは遅い時間になって片手で摘まめるサンドウィッチとかしか残ってないから暖かいご飯を食べられるなんて嬉しいね。
ニコニコしていたからリュカに
『ご機嫌ですね。少し元気になられてよかったです。』
と、言われてしまった。
やっぱり、あの話を聞いたあとではどうするのがいいのか悩みすぎて頭が痛かった。
『そうだね。だいぶ元気が出てきたみたい。なかなか、いい結果がでないとへこんじゃいそうになるからね。心配してくれてありがとう。』
盗聴機の改造はまだだから、なにもないように装いなければ怪しまれちゃうよね。
リュカには危険な橋を渡ってもらっているから少しでも負担を減らさないと。
『リュカもデータが揃わなかったら言ってね。こっちも手伝うから。』
これで伝わったかな?
軽くリュカの方へ目線で確認してみたら一応通じてたみたい。
あとは、今後について少し計画の変更を話さないと。
『あのね、食べ終わってからでいいんだけど昼前に話した内容の確認と変更箇所が出てきたから新しい案を出さないと駄目みたい。』
『解りました。ちなみにどの辺りが変更になりそうですか?』
『そうだね...。えっと新しいデータアンプルの保管場所を変えようと思っていたけど、どこかいい場所ないかな?』