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プロローグ
初の投稿作品となりますので
暖かい目で読んで頂けたら嬉しいです。
薄闇の狭間から陽が射し込んできた。
窓からみえる多彩な色の変化を
私は床に倒れたまま見つめ続けていた。
眦からこぼれ落ちる涙を拭うこともできず
ただ、段々と視界が狭まるのを感じながら
瞳を閉じた。
あぁ、これが最期なのかな。
“私は、希望を遺せたのだろうか”
“彼等が未来をみられる世界に”
“私達が壊してしまった先を・・・”
私達はどこで間違ってしまったのだろうか。
ただ世界を再生させたかっただけなのに
こんなことになるのなら
未来なんて願ってはならなかった。
全ては過去の私達が始めた罪であり罰。