『自衛隊による平和維持活動』
武器使用は必要最小限のものに限られています。
その自動小銃、本当に必要ですか?
自衛隊による平和維持活動に対し、批判の声がある。
剣や槍と弓で武装した紛争地を、機関銃や自動小銃を持った自衛官が監視するという構図がやり過ぎではないかというのだ。
この問題に関しては国内でも意見が分かれている。
自衛隊が機関銃などを持ち込むことについて主な意見を聞いてみよう。
賛成派の声。
「幾ら現地の武器が中世じみているといっても剣で斬られ、弓で射られれば死ぬ。現代の銃を持たせず剣を持たせて、自衛官の命を無駄に危険に晒せというのか」
反対派の声。
「自衛隊は剣を持って名乗りを上げてくる人たちを撃ち殺していると聞く。彼らの流儀に従って名乗り返し、正々堂々と戦ってこそ平和維持に繋がる。虐殺に等しいやり方では憎悪の連鎖しか生まず、むしろ自衛官の命を危険に晒す」
平和維持活動そのものへの反対を唱える意見もあるが、平和維持活動には賛成した上でも、自衛隊が銃を持って行くか行かないかだけで国論が割れてしまうのは滑稽と言えようか。