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最凶  作者: なっしー
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090 杖

マールの視点です。

最近先生の修行はミクちゃんの知識や感覚を使うことが多い。

今まで説明は受けていたが、実戦となるととても難しい。

感覚に関しては、なんていうか…自分をこう…、外側というか多角的に見るというか…、まだうまく説明はできない。

けどなんとなくわかる気がする。前に1回だけミクちゃんに憑依?してもらって私の身体でミクちゃんに動いてもらってから身体が覚えているというか…。


ともあれ、いわゆる高次元の術を使ったり、科学的な術を教えられている。先生は何か焦って準備している気がするが…、この先何かあるのだろうか?


「できました!」


フランさんが、嬉しそうにこちらへ杖を渡す。


「本当ですか!」


私は1.5m程の白い杖を受け取る。先端が二股に分かれているて、真ん中に拳大の赤い宝珠が埋め込まれている。

コレはミクちゃんとフランさんに作って貰った私の新しい武器。杖自体がミクちゃんと連動していてパワーなどをコントロールできるらしい。

場合によっては長距離砲撃モードへ変化もできるとか…。

砲撃、そうこの杖が魔力弾を照射する杖なのだ。

私の場合、自身にかなりの魔力貯蔵が有るけど、尽きるまでの魔力を放出したことがない。コレだけの魔力を武器として使おうと思って、先生に相談してフランさんとミクちゃんに協力してもらったのだ。


ということで早速…。

私は先生とフランさんとミクちゃんと一緒に沈黙山脈へ来た。


「サイショハコントロールナノ!」

「ハイ!」


私は軽く杖を振るう。3cm程のピンク色の魔力弾出現する。


「行くよ!」


先生が拳大の石を放る。

私は魔力弾を操作して下から当てる。と、当たった威力の分だけ石が上に跳ね上がる。魔力弾をまた下から当てる。さらに跳ね上がる。…10回くらい繰り返していたが魔力弾は石の横をすり抜け石は地面に落ちる。


「13回ですね」

「うむ、最初にしては上出来なんじゃないか?」


フランさんと先生が話している。

私はというと地面に四つん這いになって肩で息をしていた。


「ハァ…、ハァ…、結構疲れますねコレ」


先生の姿が揺らぐと消えて、10秒ほどで戻ってきた。手にはオレンジジュースの入ったグラスがあった。


「疲れた時は糖分とビタミンを取るといい」


私はグラスを受け取りゴクゴクと飲み干す。

美味しい!


「ありがとうございます」

「じゃあ、しばらく休んだらなんだっけ、長距離モード?を試すか」

「長距離砲撃モードですね!」

「ワカッタナノ!」

「長距離砲撃モードは魔力消費が激しいので注意してください」


この後しばらくお喋りをしてスタンバイする。


私は300m離れた岩を狙う。と、ミクちゃんの補助か左目のあたりに照準器が出る。

「コノサークルニモクヒョウヲイレルノ!」


右…、行き過ぎた、左に修正…ココ!


杖の先端からピンク色の光玉が生成されて…。


「シュート‼︎」


杖から直線に魔力弾が放たれる。

ドゴン!!

狙い通り魔力弾岩に直撃して粉砕する!


「お見事!マールどうだ?」

「ハイ、これくらいならまだまだ撃てます!」

「マールさん、今日は初日ですから無理せずここまでにしましょう」

「ソウネ」

「…わかりました」


もう少し試したいがその通りなのでいうことを聞く。

とはいえ新しい武器が手に入った!


家に帰り先生と話す。


「しかし、この発想は無かったな!フランとミクにお礼をしないとね」

「ハイ!」


明日のデザートは2人二為に頑張ろう!



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