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最凶  作者: なっしー
65/130

065 吸血鬼

15話の続きです。

最近旧アルテ王国にある村人が全員消失したという…。

あの土地は呪われた土地ということでほとんどの者は近づかない。周辺諸国も荒れた土地を危険を冒してまで手に入れようと思っていないらしい。

ただ、首都から離れた土地に住み着く者はいるらしい。他国で村八分にされた者、犯罪を犯した者理由はそれぞれだがそれでも村として機能はしていたようだ。そんな住人が1夜で消える…。

何か事件だろう。


「ということで、ユキ様!お願いします」

「何がということだ!」

「だってあの土地の事件ですから…。間接的にユキ様にも責任があるでしょう?」


ムスターファはシレっと言う。この野郎…、間違っていないから余計ムカつく!


仕方なく旧アルテ王国へ向かう。

とりあえず、村の調査をしたところ争った形跡はあるが、血痕が少ない…。こんな状況は以前にもあったが…またか?


「先生、この状況は以前のバンパイヤの時とそっくりです」

「‼︎マール、偉い!ナイスな観察眼だ!」

「ありがとうございます!」

「ホメラレタ!」


マールの成長はいい感じだ。

しかしバンパイヤか…。アイツらめんどくさいからなー。切っても再生するし、倒しても灰からでも復活するしまるで台所の黒い悪魔だ…。

ん、待てよ…。



私達は他の箇所も調査すると旧白鷺城からコウモリが出入りしているのを突き止めた。

あそこを根城にしたのか。


「まぁわかりやすくていいかな?」

「先生、どうするんですか?」

「うん、今回はサックっと解決できるかも!」

「?」


マールも以前のめんどくささを覚えているようで私の考えは読めていないようだ。

とりあえず私は黒色の結界を消滅させる。

城の中から騒ぎがしているようだ。まぁ、バンパイヤが日の光を無防備で浴びればそうなるか。まだ日が高いし…。


私達は玉座へ向かう。バンパイヤは基本プライドだけで生きてる性格的にもめんどくさい奴なのでおそらくココだろう。扉を開けると…。


「何者だ!コレはお前の仕業か!」

「ホラいた」


レッサーバンパイヤが20匹、バンパイヤロードが2匹。私はサクセスをキルモードで玉座の間に躍り出る。ブブン、ブン、ブブブン。私が斬ったレッサーバンパイヤは消滅する。


「なんだ…、なんで灰にならない!」


ロードは焦っているようだ。そう、サクセスで斬ることで灰化もさせずに消滅させる。

普段から攻撃されても再生できるバンパイヤは人族より肉体的に優れているにも関わらず、避けたり下がったりができていない。サクセスの刃から逃れることができないようだ。っと1匹コウモリに変化した奴がいる。

私はレーザーを撃ち消滅させる。

あっ、全部倒しちゃった。村の詳細を聞こうと思っていたのだが…。まぁ、レッサーの数が多かったのでおそらくそういうことなのだろう。


「しかし、サクセスは使えるな」

「ありがとうございます!」

「そりゃそうよ。ユキちゃんのための剣なのだから!」

「うっす!アオの姉さん、ありがとうございます!」


うみゅ、アオの姉さんも板についてきている。

マールは簡単にバンパイヤを倒したのでサクセスを羨ましく見ている。

そーだよな、私…いや、私達って結構チートな気がしてきた。


バンパイヤも消滅させて黒色の結界も晴れたので旧白鷺城は夕日に染まっている。

まぁ、事後の調整はムスターファに丸投げするからいいか。



…その後周辺の国は領有権は我が国とそれぞれ名乗りを上げムスターファはしばらく忙しいようだ。

ユキ様のチートは前からである。

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