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最凶  作者: なっしー
51/130

051 温泉

温泉回です。

今日も2話掲載です。

最近何かと忙しい…。

このままではへばってしまう…。


「よし!ホッコリするぞっ」

「ホッコリ?」

「ホッコリ!」

「ミャァ!」



あれはアクアができた当初のコトだ…

私は巡回と称し盗賊狩りや秘密結社、怪しい宗教を取り締まっていた。そんなおり(ひな)びた村に着いたのだ。私が皇帝を倒しアクア共和国になったことを言うと最初は信じなかったが巡回の兵士が来るとビビってた。

村長は私に相談があると言っていたので聞いてみると村おこしをしたいらしい。

周りを見ても何も無い農村だ。北には高い山があるだけ。

詳しく調査すると活火山だった。

それならと、私は『探査(ソナー)』を使い地下水のある場所を調査し温泉を掘り当てた。

村の名前もホッコリ温泉郷と変えて山の幸を使った料理を考案し温泉街とした。ゴーレムを作成し宿を作り足湯を作り、おばちゃん達にはマッサージを習得させた。


事前に確認したら3日後なら全ての宿が空いてるらしい。私は麓の村のシグレに連絡し集団温泉旅行を計画した。『影』達にもたまには休暇を与えないと…。

もちろん先に下見をせねばならないので私とマール、ミクは今日も行く!


カポーーン!遠くで桶の音がする。

今日入っているのは宿からチョット離れた貸切露天風呂。名前がアレだが気にしちゃいかん。


「ユキ様の湯ってスゴイですね!」

「ウーン、ホッコリ!」


ミクは桶の中に湯を張って中に入っている。

私はマールの余計な一言を華麗にスルーした。


「マール、私はこの後マッサージをするがどうする?」

「私もチョット興味あります!確かアロマオイルを使うマッサージなんですよね!」


見た目13歳のマールに必要かわからないが…。

それにしても温泉はイイ!心までホッコリする。


「しかし、マールに樹液を飲ませるのは早かったか?」

「いきなりなんですか?」

「いや…、もうチョット女性らしくなってからでもよかったかなーって」

「先生!どこ見て言ってます?」


マールは小さな膨らみを隠しながらジト目で文句を言う。

まぁ、これはこれで需要があるかも…、しれない。



まぁ、今更言っても仕方ないのだが…。

素材がとても良いのでもったいない…。


今度ミクに相談してみる…か?

流石にユリ展開はないですよ!

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