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最凶  作者: なっしー
49/130

049 コタツ

マッタリ回です。


「ミャァ」

部屋の小さな穴から子猫のようなものが出てくる。

私がタマと名付けたやつだ。ようなというのもなんだかわからないからだ。

コイツはこの間『無限回廊』の調査の時、奥から現れたのだ。高位の存在という訳ではなく、異世界の迷子というのがアオの意見だった。放置するわけにもいかず、雑食で大人しいのもあり連れて帰ったのだ。

今は私やマール、ミクにも慣れている。


…出てきた当初は私の方がビビってた気がする。『次元の狭間』から生命体が現れるのはミク以来だったし。


基本的に『無限回廊』では魔法は使えない。まぁ魔法に限らないのだが…。

例えば前方に攻撃したのに、その攻撃が真後ろから現れるという事もある。つまり空間が歪んでいるのである。

奥に行けば行くほど捻れていた。幸い転移は使えたので事なきを得ている。今はアオやミクの誘導もあるのでこの間久しぶりに行ってみたのだ。


私の部屋には今はコタツがある。もちろん温度調整できるスグレモノだ!本来世界樹の中は年中適温なのだが、季節感は感じたい。なので窓全開で外気を入れてコタツで温まる。


「温いですね〜」

「マールチャン、ミカンムイテ!」

「ミャァ」


コイツら…。私の部屋はリビングがわりになってしまった。この間四季の森で取ってきたミカンはミクのお気に入りの1つだ。

私もお煎餅とお茶を飲みながら次回の魔法講義のレポートを作成している。


「次回の講義、マールもやらないか?」

「ええっ?無理ですよー!」

「しかしマールもそろそろ魔女を名乗ってもいい頃だろう?人に教えるのも勉強になるし…」

「そんなこと言って…、先生は生活魔法を専攻したいんじゃないですか?」

「…」


図星である。相変わらず感のいいヤツめ。

だが、マールも250年も私の弟子をしている。そろそろ魔女を名乗ってもいいのだが…。


「まぁ、次回とは言わないから考えておくように」

「わかりました。お茶のお代わりいります?」

「ありがとう」


私は湯のみを差し出す。

やはりコタツはマッタリする。

ユキ様は夜コタツムリに変身する!


なお次回はキャラ紹介回になります。

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