128 ファンの思い
126話の続きです。
SIDE センチュリーファン
今日は待ちに待った月組のデビューの日だ!
センチュリー結成2周年ということもあって大賑わいだ。俺は仲間と共に月組をイメージした黄色のハッピを作って盛り上げるつもりだった。
遂に登場という時、後ろから明らかに歓声と違う叫び声が上がった。何やらか係の人ともめているらしい。邪魔をするなと言ってやりたい。…ステージに目を戻すと大きな三日月が浮いている。その上にメンバーがいる!
「「「おおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」
なんて可愛らしいのだ!花組もいいがやはり月組のあどけなさはダントツだ!
全メンバーのメドレーが終わる。星組のデビューの時と同じならば、この後アンコールがあるはず!ある意味コレからが月組デビューの本番だ!
なかなか現れない…。と、スタッフの人がステージに立つと。
「あー、皆さんにお伝えします!」
なんだ?
「この後アンコールの予定でしたが、このライブを妨害しようとした心無いファンのために今日はこれで終了します!」
「「「「「えぇーーーーーーー!!!」」」」」
なんだと!妨害?さっきに騒ぎか!
「ちなみに妨害したのはこの人です。この後月組の曲が5曲ある予定でしたが残念です。今後のメインステージでのライブも白紙にもどさせていだきます。あぁ、会場内では暴れないでくださいね♡」
っ!アイツ許さない!
「おう、お前ら!外でアイツを捕まえるぞ!許さない!」
「「「「おおっ」」」」
センチュリーファン全員アイツが出口から出てくるのを待つ!そして結果ボコボコにして官兵へ突き出した!官兵もセンチュリーファンだったらしく、そいつを逮捕してくれた。何やら上の方からお達しもあったらしい。
俺達は今署名を集めている。ファンの暴走の謝罪と早いライブの再開を願って…。
ファンは健気ですね。
投稿時間を1時間間違えていました。待っていた方、ご迷惑をおかけしました。




