ラジオドラマ脚本「月面歩行」
〝僕はもう、あのさそりのように、本当にみんなの幸のためならば
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない──〟
自分の未来に何の理想も描けず、怠惰な日々を送っていた高校生、貞一郎。
そんな貞一郎の前に現れたのは、心臓に病を患いながらも懸命に生きる少年、雪彦だった。
二人で見上げた流星群、語らったアポロ十一号の夢、あの時にふれた儚げなのどの尖り。
きみと過ごしたひととせを、僕たちは決して忘れない。
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない──〟
自分の未来に何の理想も描けず、怠惰な日々を送っていた高校生、貞一郎。
そんな貞一郎の前に現れたのは、心臓に病を患いながらも懸命に生きる少年、雪彦だった。
二人で見上げた流星群、語らったアポロ十一号の夢、あの時にふれた儚げなのどの尖り。
きみと過ごしたひととせを、僕たちは決して忘れない。