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崩壊の足音

テンポ良く話を進めて行きたい・・・

~学園玄関~


私立智王学園《しりつちおうがくえん》に至る道の途中、玄関口ともいえる場所に警備員達の詰め所がある。しかし、今そこに居るのは警備員ではなく、服装も年齢も性別も異なる集団だ。皆の装いは散歩にでも出かけるような軽装である。そんな異質な集団の中でも特に異彩を放つ男がいる。一見スーツを着たただのサラリーマンのようにも見える。また、風貌も特に印象的な部分が無く目立つほうではない。しかし、眼だけが違う。その目には深い意思が秘められており煌々と輝いているのが誰の目にも分かるほどだ。



ふむ、少し古いとはいえ学校がこの程度のセキュリティでいいものか?そのお陰で侵入はしやすいのだが・・・コレではいまいち演出が足りないだろう。華々しく世界へと宣戦を布告しなければならないのだから。ふっふ、口元が歪んでいくのが止められないな。これは私の盛大な復讐劇なのだから観客をより多くしなければ、「リーダー!全隊準備完了しました!何時でも出れます!!」

おっと、駒に変な勘繰りをされても面倒だ。精々派手に踊ってもらわなくては・・・・・・・・・・・・・・


「さぁ、世界に革命を起こそう――――」


狂おしいまでの想いの力が世界に牙を剥いた。この事件が起こした感情の「洪水」は世界をどう変えていくのか・・・それはまだ誰も知らない。そして、その事件の焦点にいた彼らはより大きな変化を受けざるを得なかった・・・・・・・・・・・・・・


~学園職員室~

PRRRRRRRRRR

職員室の備え付けの電話が鳴り響く。いつもどうりの風景、しかし、いつもと違うのは・・・・・・・・・・・・

「え?すいませんもう一度お願いします・・・・・・・・ええ、把握しました。連絡ありがとうございます。引き続き警備をお願いします

電話に出た教頭先生は珍しく取り乱した声を出す。普段なら冷たい印象を受けるその表情を驚きに染まっていた。電話を握り締めている指は白くなり、その手に以下に力がこもっているかが見て取れる。

「皆さん、落ち着いて聞いてください。現在我が学園に侵入したものがいるようです」

教頭先生は職員室にいる全教師に告げた。今は授業と授業の間の休み時間であり、幸い現在学校にいる教師は全員ここに集まっている。だが、職員室には口には出さないまでもそこはかとない不安が渦巻いている。

「ですが、警備員の皆さんが現在全力で捕まえに行ってくれています。なので安心して下さい。ですが一応各クラスに向って状況説明をお願いします」

そう言い教頭先生は安心させるように笑った。少しは空気が和らいだのだろう皆にあった緊張が少し解けたようだ。

それを聞いた2-E担任の榊原 聖さかきばらひじり|は身を翻し教室に向った。それに習い他の教師達も自らが担当する教室に向った行き、教頭だけ残った。



~学園教室2-E~

ガラガラ

「ん?」突然教室のドアが開いた。担任の榊原 聖先生だ。更に言うなら健太の父がやってる道場では健太の先輩弟子だ。実力は健太以上であり、男より男らしい女性だ。見た目は神社の境内を掃除していそうな巫女さんに似ているため、見た目に惹かれても性格的に何とは無く避けられている。本人はそろそろ結婚を考えたいようだ。相手はいないが。

「えーっと、この学園に侵入者が出たそうです」

「「「「えーーーーーー!!!?」」」」

「皆、落ち着いて落ち着いて、今警備員の方々が対処してくれています。だから、安心して自習を続けてね。」

はぁ、事件かと思ったらこの程度か・・・まぁなんにしても・・・

聖「あれ?悠介君いないの?」

悠介・・・ざまぁ(爆)

~学園の敷地内とある場所~


パンパンパン

乾いた音が鳴り響く、特殊な加工でもされているのだろうか?予想よりも遥かに小さい音だ

しかし威力は予想の遥か上を行く。いや、日本でリアリティのある拳銃をイメージしろというほうが無理だろう。良くも悪くも日本は安穏としている。気をつけるといったら精々ナイフだ警備員人生30年で拳銃を見たのはコレが初だ。そんなものを相手にどう対処すれば良いと言うのだ?

同僚達もそうだろう。ナイフ程度が相手なら十二分に対処できる実力も訓練もしてある。

一応、この学園の警備員の審査のときに厳選されている。言うなれば我々はベテランだ。一般人だったら侵入すら許さないだろう。この時点で気づくべきだった。この学園の異常なまでの

セキュリティを突破したのだ。個人では考えられないだろう・・・

「こちらA班目標区域を制圧した。今から校舎内を制圧にかかる。各班も目標区域の制圧が完了し次第向ってくれ。通信終わる」

これが、この警備員が意識を失うまでの最後の記憶である・・・

短い、短いですね。もっと上達したいです

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