幼児期3
肉が食べたい!その一心でまず向かったのは畑。え?森とか山入ってデカい山を狙うんじゃ無いのかって?
バカがヨォ‼︎そんな何処ぞの地◯師みてぇなことほざいてっと信仰しちまうぞ、その頭!地面◯ってなんだ?
こちとらヨチヨチ歩きに毛が生えた程度の歩行能力にスーパー非力筋力。運搬力だってそれに準ずる能力ぞ?それで狩猟しようってなら、罠猟以外あり得んだろ。それも自宅近辺の勝手をしていい所で。
そこで畑よ。畑なら土を耕す都合掘りやすい。そんで、俺がなんかやっても問題無い。木の枝拾って土をほじる真似しながら、土ちゃんにお願いして怪しまれない程度の穴を掘る手伝いをお願いする。穴掘りが終わったら畑の屑野菜とか芋虫なんかの害虫を滅殺して集める。最後に家から掻っ払って来た網籠っぽい軽いのを用意。
穴に布…てか俺の上着をかぶせて服の上に撒き餌を。そんで網籠を服の上に乗った獲物が穴に落ちたら覆うよう絶妙なつっかえ棒で支える。
絶妙ったら絶妙よ。土ちゃんっていうサポーターがやってくれんだから。ゴリ押し?知りませんねぇ。
で、そんな罠猟で手に入った獲物はほどほどの大きさな鳥三羽。幸運さん、いい仕事しますわ!勝ちましたわ!ガハハ!
鳥は感染が怖いから綺麗にしちゃおうねぇ。浄化しちゃうよー。
土ちゃんに協力してもらいながら、穴の中で首をコキっとしてから家にお持ち帰りする。今夜は焼鳥パーチーやな、ガハハ!
そう思いながら歩いていたら、気付いた時にはボロい教会の前にいた
「しんぷさーん、鳥取れたから食べてー」
ワタクシ、こう見えて村一番の信徒なのよ。意外だったかな?でも考えてみてよ、俺の境遇。
神様をたぶんこの村ってか、この国ってか、この大陸ってか?で一番身近に感じてると思うのよ。教皇とか枢機卿くらいの信仰力あるんじゃね?毎度毎度、神威に晒されてりゃ信心深くもなりますわ。憶えてないけど、たぶん我儘も聴いてもらったんじゃないかって思ってるし、感謝もしてるし、畏敬の念もしっかり抱いてる。俺の初の獲物のお裾分けは、まぁ、せにゃならんかって思うくらいには信仰してますわ。
なんで、教会に供物を捧げて残りの二羽の鳥を家に持って帰る事ができた。
ただなんだかね、血抜きとか羽の処理とか面倒なのね…夜ご飯に間に合わなかったわ…肉になっちゃってるこの口、どないしよ…
ヘソクリの干し肉とか無いもんかね?無いかぁ…




