外の世界
私はきづいてしまった。この世界はおかしいと
前にウサギを狩った場所で10分ほど
待機したことがあった
するとウサギがまたうっすらと現れたのだ
うっすらとしていたウサギも
時間が経つとだんだんとはっきりとした
輪郭になってくる
現れてから20秒ほどで完全なウサギになった
このウサギ、無限に狩れる?!
私は何度も出現するのを待った
そのうちお腹がすいてきたので
昼食を作ることにした
「この世界なにか変よ」
「具体的にどう変なのですか?」
どう変なのか?
説明するのが難しい
「試しにスライムを倒してみて?」
「はい」
ルリエラは炎魔法を放った
スライムはあっという間に蒸発した
【魔石を手に入れた!】
「これ↑よ!これ↑!!」
「?」
「なに?このアナウンスみたいなの?!」
「なにかおかしいですか?」
だめだ・・・ルリエラにはおかしいという認識は無いようだ
え?これに気づいてるの私だけ・・・?
そのとき空間が歪み
黒装束の男が現れた
男は話しかけてきた
「もしかしてワタシのこと見えてたりします?」
「なんなの?あなた?!」
「あー!気づいちゃいましたか『運営』に!!」
『運営』?!なんなんだそれは
すると男は謎の光る石を取り出した
「jifoid9sdvpopf-」
「なに?!」
男は謎の呪文を唱えた
石は大きく輝きだし私の意識は遠のきそうになった
私は意識を保つためにブロードソードで
手の甲を切りつけた
「この対処法も効かないとは珍しい」
男は石を袖にしまった
「まあ気づいたところで貴方にはどうにもできないでしょう」
「なんなの?!あなたは!!」
「この世界の『外』の人間ですよ」
「『外』?!」
「貴方はこの世界のことが好きですか?」
「なんなの?!急に!!」
「この世界『ナーロッパ』のことが好きですか?」
私は返答に困った
この質問をされているのは立場上非常にまずい気がする
返答によっては消されかねない気がした
「・・・・この世界のことは嫌いではないわ」
「正直に答えていいですよ」
「正直に?」
「別にあなたを消したりしません」
「同じような繰り返しにうんざり」
「どのあたりですか?」
「まず、このだいたい中世ヨーロッパ風のこの世界なんなの?!」
「はいはい」
「なんで違う人種と言葉通じるの?!」
「あーありますねー」
「ギルドの名前適当すぎでしょ!!なに?ワンダフルエンカウンターって?!」
「ネタ切れでして」
「私ならもっといい世界を作れる!!」
「おっ、言いましたね。待ってましたその言葉」
「どういうこと?」
「今から貴方とワタシの立場を入れ替えます」
男は再び謎の石を取り出した
石は輝き私は意識を失った
気がつくと私はパソコンの前に座っていた
「これは・・・書きかけの文章・・・」
そのとき頭の中で声が響いた
(私の代わりに面白い世界を作ってください)
どこからか声が聞こえる
(正直ワタシはもう『ナーロッパ世界』が嫌になっていたのですよ)
「私と入れ替わってどうしようというの?!」
「おやおや?もう入れ替わるのは一度や二度じゃないですよ?」
さっきの黒装束の男がそこには立っていた
その男の顔はだんだんとぼやけ
最後には私とそっくりの顔になっていた
END




