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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

100人目の勇者

 凶悪な魔物から人々を救うため、一人の勇者が旅立った。

 だが勇者は死んだ。
 最初の森で、呆気なく。

 勇者には【祝福】という特別な能力や強力な武器が与えられたが、それらを持ってしても狡猾な魔物には一歩及ばなかったのだ。

 二代目、三代目の勇者にも同じように祝福が授けられたが、彼らも程なくして消息を絶った。

 それから長い年月が経った。
 九十を超える勇者の悉くが戦死したにも関わらず、人々は未だに勇者を送り出し続けていた。

 そして百人目の勇者として選ばれたのは十五歳の少女モモ。
 歴代勇者の例に漏れず彼女にも一つの祝福が与えられたのだが、あろうことかモモにはその力の内容も使い方すらもわからなかった。

 しかし、ある出来事をきっかけにモモはその力の本質に気づく。



 これは数多の“死”を視た勇者の物語。
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