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第06話・がんばってる



おはよぉ〜ございます。

朝です。ちっとも清々しくない朝がきました。


みなさんは土のベットで寝た事ありますか?俺はあります。

寝れませんよ。えぇ、もう身体バッキバキです。

そこらへんの葉っぱでも敷けば良かったって?そこまで頭が回ると思います?

そんな事、思い付きもしませんでしたよ。


さて、寝不足でボ〜っとしてますが、今日は水探し&食料探しをしなくちゃなりません。

何せこっちの食料事情はジリ貧状態、ショボいダンジョンマスターの力を使ったところですぐに野菜畑が手に入るとはとても思えない。

ここはテレビのサバイバルの人を見習って、狩猟採集民族になるしかない。


頑張ろう!頑張って生き残ろう!!


さて、とりあえず今日は歩き回らないといけないのだが、さすがに武器も無しに歩き回るとなるとめちゃくちゃ不安だ。いくら魔法が使えるからと言っても俺の魔法は全体的にショボい。だらか武器代わりになるモノが必要だ。

というわけで、適当に近くの木を2メートルくらい切って使ってみよう。

これならカンフー映画みたいに武器代わりにもなるし杖としても使えるだろう。

さすが俺!寝不足でも冴えてる。


準備運動ついでに、カンフースターの棒術っぽくブンブン振り回して……。


ブンブン!!ハァー!!


ちょっとカッコよさげのポーズで決めてみた。

うむ!なんか良い感じだ。


じゃ早速、食料探しに出掛けようかね。……朝食?食べないよ。携帯食料は今や非常食だからね。出来るだけ食いつなげないといけないから…。


というわけで、今日は島の西側を探索する事にしよう。

空きっ腹で登山とか正直ムリゲーっぽいけどぉ〜。


少しずつ山を下っていく。その間にも何か食べられる様な物を探そう。


この島の形状は西側が凹んでいる三日月型の島だ。

俺が落とされた所は島の東側、外海に接している砂浜だった。

西側は湾になっいて島の途切れている部分にサンゴ礁があるので波が凪いでいる。

上手く使えば、良港になるだろう。


だが今は、食料と水の安定的な確保が重要事項だ。せめて木の実くらいは見つけないとな。

海岸にヤシの木でもあれば良いんだけど……。


しばらくウロウロと歩き回ると、足元にあるモノを見つけた。

キノコだ。……ハードル高いなぁ〜。

見た目がシイタケっぽくてイケそうなんだけどなぁ〜。

とりあえず、『鑑定』のスキルがあるんだ。それを使ってみよう。


「鑑定!!」


別に宣言しなくてもスキルは発動するんだけど、そこは気は心って事で許してほしい。ちょっとでもカッコつけたいんだもの。

で、ピロロンと軽い音と共に鑑定結果が視界に表示された。


___________________________________________________


キノコ


見た目がシイタケに似ている。


危険度・・・わからん

毒・・・・・知らない

味・・・・・食べてみないと……


___________________________________________________



……?

はぁ?なめてます?

『わからん』とか『知らない』とか鑑定の意味ねぇだろが!!!


勘弁しろよぉ〜。もしかしてこれも経験が大事ってこと?

ううう〜。とりあえず、いっとくかぁ〜?挑戦しとくかぁ〜?

すっげぇ〜勇気がいるぅ〜。

しかし、食えそうなモノがこれしか見つからなかったらと思うとやるしかないかぁ〜。

よし!賭けだ!とりあえず拾っておこう。他に食えそうなモノが見つかったら廃棄すれば良い。それだけの事だ。

がんばって食えそうモノを見つけよう!


そうして俺は手当たり次第にキノコを拾って袋に入れた。


先に進もう。川か池を見つけよう。そうすれば魚とかエビが手に入るだろう。

そうすれば、水問題も食料問題も一挙に解決する。

わざわざ危険を冒して怪しいキノコを食わなくて済む。

そう前向きに考えて脚を進めた。


すると……。微かに水の流れる音が聞こえてきた。

神様はいるね!!ちゃんとがんばってる子の事を見てるよ。

あのいけ好かない女神とは違う神様だね!たぶんだけど!!


そこには小川が流れていた。清流と言えるほどの綺麗な水が流れている。

何の躊躇も無しに掬って一口飲んでみた。


……美味い!これほど水が美味いとは思わなかった。

川を見つけた事で、かなりテンションが上がっちゃったんだよね。

『鑑定』もせずに一気飲みしちゃった。まぁ、『鑑定』したところで意味は無かったんだろうけどぉ。

でも、これで水問題は解決だ。魚やエビが見当たらないのは残念だけど、まだチャンスはある。

レーダー上で確認したけど拠点の洞穴からもそんなに離れてはいないのはラッキーだ。

そして、少し小川を遡った所に池まであった。綺麗な水が滾々(こんこん)と湧き出ている。

魚もいる!!超ラッキーじゃん!!頑張って魚捕りしよう!!!



……夕方、拠点の洞穴に戻ってきました。


魚は捕れませんでした。

だってね、釣り道具も無いんですよ?なら、銛とか作れって?作りましたよ。

でもね、素人が簡単に銛で魚を捕れるわけないでしょ。


じゃ、魔法はどうかって?使いましたよ『電撃魔法』。

静電気みたいのがパッチって出ました。それだけです。

魚はピクリともしませんでしたよ。


だから、今夜のご飯は例のキノコだけです。勇気を持って食しますよ。


今夜は焼きキノコパーティーだ!!ちくしょう!!!


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