第40話・手抜きをすると痛い目に遭います
お待たせしました。久々の更新です。
これからもヨロシクお付き合いのほどを……。
新作も投稿しました。
こちらもよろしくお願いします。
『異世界は指鉄砲でBANG!!』 https://ncode.syosetu.com/n1724ia/
てな訳で準備万端、整いました。
戦闘用カニ助は、背負ったバックパックにしがみついています。
少々背中が重くなりましたが、ガンバって遺跡に向かいましょう。
テクテク歩いて一時間ほど、現地に到着しました。
「あやぁ〜…。絶景かな絶景かな」
そこは廃鉱山と言っても、露天掘りになってました。
一番底の広場に掘建て小屋が10軒ほど、あとは遺跡の入り口かな?洞穴っぽいのが見えます。
掘建て小屋のある底までは、螺旋状にグルグルと周囲を巡る道を使わないと辿り着けないようになっています。
「かなりの距離をグルグルと?それってば面倒ですけどぉ」
直径1kmくらい7〜8周?くらい歩けと…?
目の前に目的地が見えているのに?
直線距離なら十分の一以下で済みそうなんですが…。
「崖を飛び降りる方が早いじゃん」
崖の高さは各々10mくらいかな?5回もジャンプすれば簡単に一番下に行けそうです。
まあ、普通なら無理でしょうが、俺には『堕とされ島』製のアイテムが揃っていますから大丈夫のはずです。
「ブーツの能力があるなら大丈夫だろう!ならば、勇気を出して!ぴょ〜ん!!」
まずは一段目、10mほど下の道に向かってジャ〜ンプ!!
んで、そのまま着地!なんて事はしません。
ブーツにはホバー機能があるんです。それ使って逆噴射をすれば、この程度の高さなどどうって事はないはず!
「全力逆噴射!!」
気合い一発!ブーツの風魔法を起動します。
ドン!!
という爆発音がしたかと思うと、ロケットの様に身体が浮き上がりました。
いえ、正確に言いましょう。浮き上がったのではなく、打ち上がったのです。
「ひやあぁぁぁぁぁ〜〜〜」
打ち上がった方向も悪かったようです。対面の崖にまっしぐらです。
「ぎゃぁぁぁぁーー!ぶっ……ぶつかるぅーーー!」
しかし、そこは腐ってもダンジョンマスターです。
見よ!!この運動神経!!パニくっていても無意識に身体が反応するんです!!
身体をクルっと丸めて回転!姿勢を入れ替えてからのぉ〜。
「どりゃぁーー!逆噴射!!」
でも、全力噴射はしてません。同じ事になっちゃうからね。
ちゃんと失敗から学んでいますよ。
プシュゥゥゥゥーーー
ブーツの風魔法がほどよく起動して勢いを和らげていきます。
が…、そこはそれ…さっきのスピードがそこそこあったので…。
ドシャ!!
良い具合に壁に激突しました。
ズリズリと2mほど壁からズリ落ちました。
「……痛ぁ〜〜」
なんかボロボロです。しかも、ショートカット出来た距離は3分の1くらい。
パタパタと服に着いた泥汚れを叩き落として気を落ち着けましょう。
「……うむ、もう痛いのは嫌だから、素直に歩こう」
人間、楽しちゃいけません。手抜きをすると痛い目に遭いますよ。
お読みいただき、ありがとうございました。
不定期更新で、のんびり進めていきます。
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