第39話・信用してよ
では早速、遺跡に突入ーー!!ってわけにはいきません。
いくら俺がポンコツだからと言っても、ちゃんと下準備くらいは考えてますよ。
という事で「黒丸」で島に繋いで相談しましょう。
「もしも〜し、これから遺跡の探索に行こうと思うんだけど、なんか良い感じの装備ってある?」
「もう遺跡を発見したのか?しかもなんだそのザックリした注文は?」
「いや、町の近くに遺跡があるって聞いてさ。なんか一儲け出来そうなんでやってみようかなと……」
「まあ、現金収入の事も考えないといかんからな…。わかった、必要な装備を用意するから30分ほど待っていてくれ」
流石は優秀なゴーレムコンピューターさん。ちゃんと装備を用意してくれるそうですよ。
30分ほどヒマをつぶして、再び島に連絡を入れると…。
「とりあえず、死なれたら面倒なんでコレを装備してくれ」
と、返事が返ってきました。
カニ助が持ってきたのは、カッコ良さ気なアームガードとブーツとヘッドギア。
「なにこれ!!超ーカッコイイんですが!!」
「アームガードには展開式のシールドと高出力レーザー、電撃ワイヤーを仕込んである。ブーツには風魔法を応用したホバー機能付きだ、5m程度のジャンプなら軽く出来るぞ。それに慣れれば高速移動も可能だ。あとヘッドギアには暗視機能を付けてあるから、安心して遺跡巡りをして来い」
「おお!!なんかスッゴイ機能ばっかジャン!!」
「これだけあっても、マスターは大ポカをやらかしそうなので、小型の戦闘用カニ助も5体ほど護衛に就けよう。これならば多少の事では死に戻りはしないだろう」
「なにぃ?俺ってばそんなに信用無いの?」
「こちらは、一度たりともマスターを信用した事はないのだが…」
「ちょっとは信用せぇ〜よ!!こちとら創造主だぞ!!」
「信用とは積み重ねだ。マスターには、その積み重ねが皆無だからな…」
「皆無って…。ちょっとくらい積んでないの?うっすらでもイイから…」
「無い。あえて言うなら原子の厚さすら積んでない!!」
「そんなぁ〜…。そこまで信用度最悪なの?」
「最悪だが、それを補えるほど信用できるカニ助が5体もいる付き添うんだ。だから、こちらとしては安心して送り出せる」
なに!?俺ってばカニ助以下の信用度なの?
それってナンカ辛いんですけどぉ〜。




