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第29話・ミョ~~ん……パチン


「みぎゃーーーーー!!!!」


突然の激痛に叫んでおります!!


ぐっすり熟睡していたら俺のほっぺに激痛が走りました!!


ズキズキと痛むほっぺを押さえながら周りを見渡すと、枕元に小型のカニ助いました。

なんか「やった!!キッチリ起こしたゼ!!」って感じで得意げにハサミを掲げています。

人を起こすなら、もっと優しく起こしてほしいですよ……。


『マスター。あと5分ほどで満水になります。発令所にお越しください』


タイミング良くオルカさんから知らせが入りました。

もしかして、この起床方法はオルカさんの命令じゃないだろうな?

と、思いましたが時間も無いので急いで発令所に向かいましょう。


発令所で席に着くと、ちょうどよくドックが満水になったようです。


『ドックの満水を確認。艦体バランスの調整を確認』


『閘門を開きます。水流に注意』


次々と報告が入り、発進の準備が進行していきます。

何かカッコイイです。この感じ…好き!


『発進準備完了しました』


オルカさんからの準備完了の合図。いよいよ発進です!!


「オルカ号、全速前進!!」


『は?いきなりワタシを壊す気ですか?バカもほどほどにして下さい。微速前進します』


え~全速前進しちゃダメなのぉ?そっちの方がカッコイイじゃん。


『ドック内から全速出すわけないでしょ!!もっと広い場所に行ってからです』


んじゃ、早いとこ広い場所に行って全速力を試そうよ!!


『まだ無理です。今は慣らし運転みたいなモノなんですから、ゆっくり10kmほど進んで島を周回するコースを取ります』


ええ~マジぃ~~?これじゃあ、脱出にもなってないじゃん。


『ダメに決まってるでしょ。マスターのスキルアップだってやらないといけないんですから。艦内で飢え死にしたくないでしょ?』


まだスキルの練習しなきゃダメなの?面倒くさいなぁ~。


『練習しなきゃ、10km以上進めませんよ。それと新しい練習方法を計算してありますから、その方法でやれば一気に距離を伸ばせますよ』


なんと、ご都合主義的な練習方法を見つけたらしいですよ。流石は魔導コンピューター、頼もしい限りです。


さて、(ふね)はゆっくりと進み3時間ほどで目的の海域に到着し、『堕とされ島』の周回コースに入りました。


たかだか10kmくらいで3時間も掛けるって、ちょっと遅すぎやしませんか?

って言ったら、慣らし運転なんだから我慢せい!!って言われた。

俺の造るゴーレムって、なんか創造主である俺に厳しいと思う…。


そんな感じでちょこっとヘコんでいると、厳しいゴーレムさんからスキルの練習をしろとの御達しが出ました。


どんな練習方法をするの?って聞いたら、これが変な練習方法なんですわ…。


まず、黒丸を極力小さくしてスキルを発動する。

次に限界まで距離を出し、限界まで来たらゴムを引っ張る感じで黒丸を引き延ばすんだってさ。

それを続けると効率的にスキルの距離が延びるらしいです。


『ゴムを引っ張る感じでやるんですよ』


オルカさんが念を押す様に言ってきます。


「了解、了解…。やりますってぇ~の」


で、スキルを発動して言われた通りに距離を延ばしていきます。


……。


…………。


……………………。


ん……。こ、これが限界かも……。


『じゃ、更にゴムを引っ張る感じで!!』


ゴム?ゴムねぇ……。


ゴムなんだから、ミョ~~~~んって感じで伸びるんだろうなぁ。


ミョ~~~~ん…。


ミョ~~~~ん……。


ミョ~~~~………パチン!!


ドゴーーーー!!!


痛ぁーーーーーー!!!!


ダハーーー?!!!!。ナニ?!何か顔にスッゴイ衝撃を受けたんですけどぉ?!


『ああ、やはり衝撃を伴いましたか……』


やはりって何よ?こうなるのわかってたの?


『ええ、計算で出てましたから…。でも、今ので距離が1km以上延びましたよ』


いやいや距離が延びても、この痛みは無理です!!我慢できません!!


『でも、やって頂かないと先に進めませんので…』


嫌です!やりません!!拒否します!!


『そうですか…。それでは仕方ありませんね……強制スキル発動装置。起動!』


オルカさんの一言で、ガチャン!ガチャン!と俺はシートの縛り付けられました。

それから頭から変にコードがいっぱい付いた(ざる)みたいな帽子が装着されます。これじゃあ、まるで電気椅子に括り付けられた死刑囚の様です!!


「だぁーーー!!オマエ!!なにするんじゃーーー!!」


『ご安心下さい。殺しはしません。ただ、強制的にスキルを発動させるだけです』


は?強制って?ナニ?


『では、練習開始します』


ピリっと頭に電気が走ると目の前に黒丸が出現しました。

そして、だんだんと黒丸が小さくなっていきます。


「スキルが……スキルが勝手に発動してる?」


『大丈夫。痛いの最初のうちだけですから、すぐに慣れますよ』


ミョ~~~~ん……パチン。


ドゴーーーん!!!


ぎゃーーーーーー!!!


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